☆完敗する主人公
「あなたの悩みの中に、その答えがある」
今回、ラジオの男はラジオぽてとのDJブースに現れました。終盤に来て行動範囲が広がってますねw
あなたの悩みの中に答えが… つまり房子様も、つばさと同じ苦しみを抱えてるって事でしょうか? それを理解する事が、問題解決の糸口になる?
真瀬と翔太(ブラッド・チクビット)は、川越キネマを空け渡すか否かで対立しています。
「楽にしてやってくれ。最後の1秒まで粘る必要ないって」
「俺がつばさのプレッシャーになってるって言うんですか?」
あくまで、つばさの事を気遣う真瀬に対して、夢や目標や研究でいつも頭がいっぱいの、ブラッド・チクビット博士。だから頭皮が緩むんです。
現実的に考えればやっぱり、真瀬と一緒になる方が確実に幸せになれると思うんだけど、つばさを…というより多部ちゃんを見てると、心配して包み込んでくれる男よりも、お互いを高め合って共に成長して行く乳首人間の方が、もしかしたら合ってるのかも知れないって気にさせられますね。
包み込まれると、安心しちゃって成長しなくなる。常に階段を上り続ける多部ちゃんには、同じように上り続ける相手が相応しい。博士の場合、足を引っ張られる事の方が多そうだけどw …おっと、その決着は次週って事ですね。
「私の中でも喧嘩してます。諦めたくない私と、諦めるしかない私が」
予想以上に集まった「川越キネマ温存希望」の署名を見て、ぽてとが如何に必要とされてるかを痛感し、ラジオを通して人と人を繋げる事の大切さを、あらためて思い知ったつばさ。
「だから… キネマを守る為に、誰かを憎んだり傷つけたりしなくちゃならないのなら、私は… キネマを諦めます」
房子様の観光物産館への想いを聞いて、その夢を潰すより、繋ぎたいと思ってしまったつばさです。
「此処を、空け渡す」
ついに、真瀬が結論を出してしまいました。主役達の圧倒的な敗北という、これまた朝ドラとして型破り過ぎる展開に、ブラッド・チクビット博士の開いた口も塞がりません。あ、元に戻っただけかw
房子様にその結論を伝えに行った真瀬に、つばさは「ラジオぽてとが有る内に、川越キネマに来て下さい」という伝言を託しました。仕事ではなく、遊びに来て欲しいと、つばさは心から望んでる様子です。
「ラジオの仕事は、人と人とを繋ぐ事であって、誰かを仲間外れにする事ではない。だから、きっとあなたとも解り合える、繋がれると(つばさは)信じてるんです」
「夢みたいな事を言って…」
「ラジオは、私たちの夢ですから」
あくまで静かに、穏やかにそう言う、この場面の真瀬は本当に格好良いですね。初登場時の野人ぶりとは大違いw 皆それぞれ、一年で大きく成長しました。
つばさは、蔵造り通りの店を一旦諦めてまで優先した川越キネマを、結局守り切れなかった事を家族に詫びます。
「謝ること無いわよ。やるだけやったから、前に進めるのよ」
母・加乃子の言葉に救われるつばさですが、この場面では母じゃなくて、父の胸で泣きます。
実は今回、レビュー執筆が長引いてる間に私は、我慢出来なくて最終回まで観ちゃいましたw この時点で母の胸で泣かない事には、重要な意味があるんですよね。
その話は次週まで置いとくとして、とにかくこれで、仲間と過ごした川越キネマ、つばさや秀樹の夢だった「みんなの広場」とは、いよいよお別れです…
☆最後のラブレター
そして1カ月後、翌日に控えた川越キネマからの最後の放送『さよなら川越キネマ・スペシャル』の準備と、引っ越し作業で大わらわなつばさ達。
その忙しさが、淋しさを紛らわせてくれる…とか言ってること自体が淋しいワケですが、そこに駆けつけたのが浪岡正太郎、そしてロナウ二郎!
観てるこちらも嬉しくなって、涙が出ちゃいますね。思えば二人とも円満退社でしたから、いつでも助っ人に駆けつける事は出来るワケです。
心強い味方を得て、つばさはマイクに向かいます。
「今日は川越キネマ、そしてリスナーの皆さんへのラブレターのつもりで、最後の放送を届けたいと思います。大好きだから、笑顔で言います。さよなら、川越キネマ」
放送中、リスナー達からも番組へのラブレターFAXやメールが続々と届きます。そして川越キネマの名残を惜しむ人達が、続々とラジオぽてとに集まって…
その中には玉木家一同や、万里、麻子、みちる、佐知江さんらレギューメンバー達も含まれます。
「つばさちゃんか… もうちょっと女心が解ってたらねぇ… まったく誰に似たんだか」
↑佐知江さんが息子のブラッド・チクビット博士に囁いたこの言葉は、つまりつばさの本命は博士だと見抜いてるって事ですか? 余計なこと言わなくていいのに佐知江さん!w
そうとも知らずに真瀬は、マイクの前でこの場所への想いを語ります。川越キネマへのラブレターです。
「かつて映画館だったこの場所は、人と人を繋ぐラジオ局にピッタリだと思いました。此処なら、町のみんなが集まれる広場になると思ったんです」
そんな真瀬を見ながら、みちるが「今の真瀬を、千波に見せてあげたい」なんて言うもんだから、また涙腺が決壊しそうになりましたw どうも千波さんの名前が出て来ると、弱いですね…
皆が思い思いに、川越キネマへのラブレターを壁に書き込みます。そんな清々しい光景を見て、さすがのブラッド・チクビット博士も建物に執着する事をやめた模様です。
そんな光景が見られるのも、此処につばさがいたからです。まるで我々タベリストが多部ちゃんについて語り合うようにw、真瀬とブラッド・チクビット博士がしみじみ語ります。「つばさ」を「多部ちゃん」に変換しても、そのまま通じそうな会話ですw
「あいつは気づいてないんだろうな。人と人を繋いで来たのは、このキネマの場所って力じゃなくて、自分の力だって事にさ」
「斎藤さんが言ってました。つばさは太陽だって。出会った人の心を明るく照らし、人と人とを隔てる冷たい壁を溶かしてしまう」
☆大どんでん返し
そこに房子様が、伸子を連れて恐る恐る?様子を見に来ます。
「しんみりしてるかと思ったら…!」
人々が集い、笑ってる光景を見た房子様は、心打たれるかと思いきや、心底いまいましそうなご様子。
つばさは最後に、ラジオぽてとの真の創設者とも言える、秀樹について語ります。
「その人はいつか、この川越キネマで祭りを見せたいと話していました。カーニバルに涙は似合いません。人生には、思うようにならない事もあるけれど、笑って、踊って、吹き飛ばしましょう!」
つばさが流したサンバのリズムに乗せて、人々が踊ります。まさにそれはカーニバル、秀樹が夢見た「広場」そのものです。
仕事を終えた宇津木夫妻や鈴本父子らも駆けつけて、人の波に押されて房子様も広場に入って来ました。
「ふん、何が楽しいんだか!」
相変わらず、憎まれ口しか出てこない房子様です。
「今日、ご一緒した時間が、皆さんの心に残りますように… それでは川越キネマから… さようなら」
DJブースというステージを降りて、皆からの拍手を浴びるつばさと、ラジオぽてとの面々と、なぜかちゃっかりブラッド・チクビット博士。にわか参加のくせにw
「来て下さって有難うございます」
房子様の姿を見つけたつばさは、心から彼女を歓迎します。でも、房子様に笑顔はありません。
「川越キネマには何の思い入れも無いし、ろくな思い出も無いわ。…あなた達が、目障りだった。私がやりたい事を、あなた達が先にやってしまっていた。しかも、こんなに…」
嫉妬… 『つばさ』の中で最も厄介な悪役は、誰もが持ってる筈の、この感情。でも、つばさは既に、自分自身の中に潜むダークサイドと向き合い、乗り越えて来ました。だから、そんな房子様をそのまま受けとめ、心の内に秘めた痛みを理解する事が出来る。
動じること無く、つばさは包み込むような笑顔で房子様に、観光物産館への想いを皆に語って欲しい、と促します。
「もう話はついてるじゃないの。ほっとけばいいじゃないの!」
「人と人を繋ぐのが、私の仕事ですから」
はっとつばさの顔を見る房子様。この瞬間でしょうか? 房子様が必死に張り詰めて来たバリアに、ヒビが入ったのは。
いや、きっと、伸子や真瀬、玉木家一同の一言一言が、そしてつばさの生きる姿勢そのものが、少しずつヒビを入れて来た。まさにボディーブローが効いて来たのだと思います。
「観光の目玉になると同時に、市民の皆様が憩える、そんな町の広場を目指します。建設予定地は…」
私は既に、総集編で結末を知ってたから、ボディーブローだ何だと言えますけど、当時リアルタイムで観てたとしたら、まさかゴールを通過した後に大どんでん返しがあるなんて、予測出来なかったと思います。
「…これから、捜します」
全員が呆気にとられて、お口がブラッド・チクビット状態w
「いい土地が見つかるまで、長生きするしか無いわねw」
総集編だと、この驚きは味わえないんですよね。これでもか、これでもかと重ねられた、数々の絶望的な描写があればこその、カタルシス。それが省略されてる総集編だと、予定調和に感じちゃう。先にそれを観ちゃった事を、後悔せざるを得ないですね。
つばさの眼から、大粒の涙が流れます。ふと気づいたんですけど、多部ちゃんの涙は、その状況によって粒の大きさが違う! 次週、おそらく多部ちゃん史上最大サイズの、大粒涙が流れ落ちます。
さて、ここで久々にサンバダンサー軍団が登場しますが、そのきっかけの掛け声、なんて叫んでるのか分からないけどw、秀樹ですよね、やっぱり?
踊り狂う一同の中に、秀樹が紛れ込んでるか否か、どなたか探してみてくださいm(__)m 私は面倒臭いからパスしますw
「お鍋のお礼に、私からのラブレターよ」
この週のサブタイトル『最後のラブレター』とは、なんと、蔵造り通りの店を天玉堂に貸与するという、房子様署名の証書でした。玉木家一同の切実なる念願が、ついに叶った!
無心で、とにかく房子様と繋がり合う事だけを望んで来たつばさの心が、闘いを収束させたばかりか、誰もがハッピーになれる結末を招きました。
『ライアーゲーム -再生-』も全く同じことが描かれましたが、この世から戦争を無くすには、人は何をするべきか?のヒントが、このエピソードには無数に詰まってると思います。
いやぁ、めでたし、めでたし。あと、片付いていない事と言えば… って、このナレーションを聞いた時、私はてっきり、つばさのお相手は真瀬か乳首か?の男選び問題かと思ったのですが…
まさか、あの件が、まだ解決していなかったとは! 驚愕の、そして万感の次週、いよいよ最終週です…
「あなたの悩みの中に、その答えがある」
今回、ラジオの男はラジオぽてとのDJブースに現れました。終盤に来て行動範囲が広がってますねw
あなたの悩みの中に答えが… つまり房子様も、つばさと同じ苦しみを抱えてるって事でしょうか? それを理解する事が、問題解決の糸口になる?
真瀬と翔太(ブラッド・チクビット)は、川越キネマを空け渡すか否かで対立しています。
「楽にしてやってくれ。最後の1秒まで粘る必要ないって」
「俺がつばさのプレッシャーになってるって言うんですか?」
あくまで、つばさの事を気遣う真瀬に対して、夢や目標や研究でいつも頭がいっぱいの、ブラッド・チクビット博士。だから頭皮が緩むんです。
現実的に考えればやっぱり、真瀬と一緒になる方が確実に幸せになれると思うんだけど、つばさを…というより多部ちゃんを見てると、心配して包み込んでくれる男よりも、お互いを高め合って共に成長して行く乳首人間の方が、もしかしたら合ってるのかも知れないって気にさせられますね。
包み込まれると、安心しちゃって成長しなくなる。常に階段を上り続ける多部ちゃんには、同じように上り続ける相手が相応しい。博士の場合、足を引っ張られる事の方が多そうだけどw …おっと、その決着は次週って事ですね。
「私の中でも喧嘩してます。諦めたくない私と、諦めるしかない私が」
予想以上に集まった「川越キネマ温存希望」の署名を見て、ぽてとが如何に必要とされてるかを痛感し、ラジオを通して人と人を繋げる事の大切さを、あらためて思い知ったつばさ。
「だから… キネマを守る為に、誰かを憎んだり傷つけたりしなくちゃならないのなら、私は… キネマを諦めます」
房子様の観光物産館への想いを聞いて、その夢を潰すより、繋ぎたいと思ってしまったつばさです。
「此処を、空け渡す」
ついに、真瀬が結論を出してしまいました。主役達の圧倒的な敗北という、これまた朝ドラとして型破り過ぎる展開に、ブラッド・チクビット博士の開いた口も塞がりません。あ、元に戻っただけかw
房子様にその結論を伝えに行った真瀬に、つばさは「ラジオぽてとが有る内に、川越キネマに来て下さい」という伝言を託しました。仕事ではなく、遊びに来て欲しいと、つばさは心から望んでる様子です。
「ラジオの仕事は、人と人とを繋ぐ事であって、誰かを仲間外れにする事ではない。だから、きっとあなたとも解り合える、繋がれると(つばさは)信じてるんです」
「夢みたいな事を言って…」
「ラジオは、私たちの夢ですから」
あくまで静かに、穏やかにそう言う、この場面の真瀬は本当に格好良いですね。初登場時の野人ぶりとは大違いw 皆それぞれ、一年で大きく成長しました。
つばさは、蔵造り通りの店を一旦諦めてまで優先した川越キネマを、結局守り切れなかった事を家族に詫びます。
「謝ること無いわよ。やるだけやったから、前に進めるのよ」
母・加乃子の言葉に救われるつばさですが、この場面では母じゃなくて、父の胸で泣きます。
実は今回、レビュー執筆が長引いてる間に私は、我慢出来なくて最終回まで観ちゃいましたw この時点で母の胸で泣かない事には、重要な意味があるんですよね。
その話は次週まで置いとくとして、とにかくこれで、仲間と過ごした川越キネマ、つばさや秀樹の夢だった「みんなの広場」とは、いよいよお別れです…
☆最後のラブレター
そして1カ月後、翌日に控えた川越キネマからの最後の放送『さよなら川越キネマ・スペシャル』の準備と、引っ越し作業で大わらわなつばさ達。
その忙しさが、淋しさを紛らわせてくれる…とか言ってること自体が淋しいワケですが、そこに駆けつけたのが浪岡正太郎、そしてロナウ二郎!
観てるこちらも嬉しくなって、涙が出ちゃいますね。思えば二人とも円満退社でしたから、いつでも助っ人に駆けつける事は出来るワケです。
心強い味方を得て、つばさはマイクに向かいます。
「今日は川越キネマ、そしてリスナーの皆さんへのラブレターのつもりで、最後の放送を届けたいと思います。大好きだから、笑顔で言います。さよなら、川越キネマ」
放送中、リスナー達からも番組へのラブレターFAXやメールが続々と届きます。そして川越キネマの名残を惜しむ人達が、続々とラジオぽてとに集まって…
その中には玉木家一同や、万里、麻子、みちる、佐知江さんらレギューメンバー達も含まれます。
「つばさちゃんか… もうちょっと女心が解ってたらねぇ… まったく誰に似たんだか」
↑佐知江さんが息子のブラッド・チクビット博士に囁いたこの言葉は、つまりつばさの本命は博士だと見抜いてるって事ですか? 余計なこと言わなくていいのに佐知江さん!w
そうとも知らずに真瀬は、マイクの前でこの場所への想いを語ります。川越キネマへのラブレターです。
「かつて映画館だったこの場所は、人と人を繋ぐラジオ局にピッタリだと思いました。此処なら、町のみんなが集まれる広場になると思ったんです」
そんな真瀬を見ながら、みちるが「今の真瀬を、千波に見せてあげたい」なんて言うもんだから、また涙腺が決壊しそうになりましたw どうも千波さんの名前が出て来ると、弱いですね…
皆が思い思いに、川越キネマへのラブレターを壁に書き込みます。そんな清々しい光景を見て、さすがのブラッド・チクビット博士も建物に執着する事をやめた模様です。
そんな光景が見られるのも、此処につばさがいたからです。まるで我々タベリストが多部ちゃんについて語り合うようにw、真瀬とブラッド・チクビット博士がしみじみ語ります。「つばさ」を「多部ちゃん」に変換しても、そのまま通じそうな会話ですw
「あいつは気づいてないんだろうな。人と人を繋いで来たのは、このキネマの場所って力じゃなくて、自分の力だって事にさ」
「斎藤さんが言ってました。つばさは太陽だって。出会った人の心を明るく照らし、人と人とを隔てる冷たい壁を溶かしてしまう」
☆大どんでん返し
そこに房子様が、伸子を連れて恐る恐る?様子を見に来ます。
「しんみりしてるかと思ったら…!」
人々が集い、笑ってる光景を見た房子様は、心打たれるかと思いきや、心底いまいましそうなご様子。
つばさは最後に、ラジオぽてとの真の創設者とも言える、秀樹について語ります。
「その人はいつか、この川越キネマで祭りを見せたいと話していました。カーニバルに涙は似合いません。人生には、思うようにならない事もあるけれど、笑って、踊って、吹き飛ばしましょう!」
つばさが流したサンバのリズムに乗せて、人々が踊ります。まさにそれはカーニバル、秀樹が夢見た「広場」そのものです。
仕事を終えた宇津木夫妻や鈴本父子らも駆けつけて、人の波に押されて房子様も広場に入って来ました。
「ふん、何が楽しいんだか!」
相変わらず、憎まれ口しか出てこない房子様です。
「今日、ご一緒した時間が、皆さんの心に残りますように… それでは川越キネマから… さようなら」
DJブースというステージを降りて、皆からの拍手を浴びるつばさと、ラジオぽてとの面々と、なぜかちゃっかりブラッド・チクビット博士。にわか参加のくせにw
「来て下さって有難うございます」
房子様の姿を見つけたつばさは、心から彼女を歓迎します。でも、房子様に笑顔はありません。
「川越キネマには何の思い入れも無いし、ろくな思い出も無いわ。…あなた達が、目障りだった。私がやりたい事を、あなた達が先にやってしまっていた。しかも、こんなに…」
嫉妬… 『つばさ』の中で最も厄介な悪役は、誰もが持ってる筈の、この感情。でも、つばさは既に、自分自身の中に潜むダークサイドと向き合い、乗り越えて来ました。だから、そんな房子様をそのまま受けとめ、心の内に秘めた痛みを理解する事が出来る。
動じること無く、つばさは包み込むような笑顔で房子様に、観光物産館への想いを皆に語って欲しい、と促します。
「もう話はついてるじゃないの。ほっとけばいいじゃないの!」
「人と人を繋ぐのが、私の仕事ですから」
はっとつばさの顔を見る房子様。この瞬間でしょうか? 房子様が必死に張り詰めて来たバリアに、ヒビが入ったのは。
いや、きっと、伸子や真瀬、玉木家一同の一言一言が、そしてつばさの生きる姿勢そのものが、少しずつヒビを入れて来た。まさにボディーブローが効いて来たのだと思います。
「観光の目玉になると同時に、市民の皆様が憩える、そんな町の広場を目指します。建設予定地は…」
私は既に、総集編で結末を知ってたから、ボディーブローだ何だと言えますけど、当時リアルタイムで観てたとしたら、まさかゴールを通過した後に大どんでん返しがあるなんて、予測出来なかったと思います。
「…これから、捜します」
全員が呆気にとられて、お口がブラッド・チクビット状態w
「いい土地が見つかるまで、長生きするしか無いわねw」
総集編だと、この驚きは味わえないんですよね。これでもか、これでもかと重ねられた、数々の絶望的な描写があればこその、カタルシス。それが省略されてる総集編だと、予定調和に感じちゃう。先にそれを観ちゃった事を、後悔せざるを得ないですね。
つばさの眼から、大粒の涙が流れます。ふと気づいたんですけど、多部ちゃんの涙は、その状況によって粒の大きさが違う! 次週、おそらく多部ちゃん史上最大サイズの、大粒涙が流れ落ちます。
さて、ここで久々にサンバダンサー軍団が登場しますが、そのきっかけの掛け声、なんて叫んでるのか分からないけどw、秀樹ですよね、やっぱり?
踊り狂う一同の中に、秀樹が紛れ込んでるか否か、どなたか探してみてくださいm(__)m 私は面倒臭いからパスしますw
「お鍋のお礼に、私からのラブレターよ」
この週のサブタイトル『最後のラブレター』とは、なんと、蔵造り通りの店を天玉堂に貸与するという、房子様署名の証書でした。玉木家一同の切実なる念願が、ついに叶った!
無心で、とにかく房子様と繋がり合う事だけを望んで来たつばさの心が、闘いを収束させたばかりか、誰もがハッピーになれる結末を招きました。
『ライアーゲーム -再生-』も全く同じことが描かれましたが、この世から戦争を無くすには、人は何をするべきか?のヒントが、このエピソードには無数に詰まってると思います。
いやぁ、めでたし、めでたし。あと、片付いていない事と言えば… って、このナレーションを聞いた時、私はてっきり、つばさのお相手は真瀬か乳首か?の男選び問題かと思ったのですが…
まさか、あの件が、まだ解決していなかったとは! 驚愕の、そして万感の次週、いよいよ最終週です…