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『ライアーゲーム - 再生-』

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奇跡が起こりましたね。そもそも、私が『ライアーゲーム』の映画を初日に観に行くこと自体が奇跡ですよw これが禁断症状ってやつですか、yamarineさん?w あぁ多部ちゃん、多部ちゃん…

それ以上に驚いたのは、私が『ライアーゲーム』を観て、泣いちゃった事です! これ、良かったです。面白かったですよ皆さん! いや、たぶんw

もしかしたら、多部ちゃん愛が強くなり過ぎて、客観的な観方が出来なくなってるかも知れません。ハリソン・フォードの出演作はどれを観ても面白く感じちゃう私ですから…

でもそれは、ハリソンが画面に現れると無条件に自己投影しちゃうからであって(自分がハリソンに似てるなんて思ってないですよw)、異性であり、自分の娘であってもおかしくない年齢の多部ちゃんの場合、ハリソンよりは客観視出来てるとは思うんですが…

客観視してる代わりに愛しちゃってますからw、やっぱ冷静には観れてないかな… 恋は盲目で、恋をすると分泌されるアドレナリンが、相手の欠点を見抜く能力を麻痺させちゃう事は、科学的にも証明されてるらしいです。

でも、それを差し引いても、この映画は面白く仕上がってると私は思います。

事前に、TVシリーズの第1話と2話を観ておいたのは正解でした。んなアホなw、んな強引なw、っていう戸惑いは、こういう世界なんだから仕方がない、あるんだから仕方がないって、最初から割り切って観られましたから。

その荒唐無稽さも、大げさな演出も、無意味にエキセントリックでハイテンションなキャラクター&お芝居も、今回は楽しみながら観られたんですよね。

ちょうど、タニオ・チクビッティーの頭皮が動くたびに笑いながら観ちゃう感覚と一緒です(私だけ?w)。大映ドラマを観ながら笑う感覚にも似てます。

ゲーム参加者が自分の勝利を確信して高笑いしたら、次の瞬間に必ず負けの結果が出て愕然としちゃう、鉄壁のワンパターンもw、島木譲司並みにバカバカしくて、なんだかクセになって来ちゃいました。あれ、狙ってますよね絶対w

だから私は、終始笑いながら観てしまったんだけど、それでも泣けたのは、物語の焦点が、ゲームの勝敗から外れた部分にシフトして行ったからだと思います。ちゃんと人間ドラマになってるんですよね。

ネタバレは避けたいので詳しくは書きませんが、お話のテーマが、私が今レビュー真っ最中の『つばさ』第25週とソックリなんですよ!

そして、物語上で多部ちゃんが担う役割も『つばさ』と全く同じ。だから、篠宮ユウというより、玉木つばさが突然ライアーゲームに巻き込まれたみたいな錯覚に襲われて、なおさらハラハラして観ちゃいました。

だからってワケじゃないけど、今回の作品もやっぱり、多部未華子がヒロインでなければ成立しなかったと思います。毎度そんなこと書いてますけど、本当にそうなんだから仕方がない、あるんだから仕方がない。

陳腐な絵空事になっちゃうスレスレのところを、多部ちゃんの演技力と、それ以上に多部ちゃんの存在自体が持つ説得力、リアリティーが、救ってくれてると思います。

劇場版『西遊記』に、もし多部ちゃんが出てなかったら、どんな大惨事になってた事か… 今回も『西遊記』と同じく、製作陣に亀山Pが性懲りもなくw名前を連ねてましたけど、多部ちゃんに救いを求める判断力だけは、その一点だけは評価してやってもいいかな?と思ってますw

でも『ライアーゲーム -再生-』には香取慎吾という最悪男優賞受賞モンスターが出てない分、はるかに見応えある作品になってます。松田翔太くん、船越英一郎さん、小池栄子さんetcと、しっかり分をわきまえたプロフェッショナルが揃ってますから。

芦田愛菜ちゃんは本当に、客寄せパンダ以上でも以下でもない存在でした。愛菜ちゃんである必要が全く感じられない役で、この子はやっぱ、笑って泣いてナンボの女優やなぁって事を、世間に再確認させただけでしたね。

多部ちゃんの素晴らしさに関してはもう、私のボキャブラリーは使い果たした感がありますので、以下に関係者コメントをパンフレットから抜粋します。

私感を付け足すならば、滅多に見られないミニスカのナマ脚が、萌えーw

監督・松山博昭「多部さんとは今回初めてお仕事させて頂いたんですが、すごい女優さんだなと思いました。理屈と感性を両方併せ持っている。頭から最後までのユウが彼女の中でちゃんと出来上がっていて、繋がったものを見た時に、僕よりもユウのことを解っていたんだなと、あらためて感じさせられました」

主演・松田翔太「多部さんは大変な役どころだったと思うんですが、現場で彼女の演技を見て驚きました。彼女が本当に怖がっていないと、すごく嘘っぽいお話になってしまう。そこが今回のカギだろうなとも思っていたんですが、迫真のお芝居で、現場の空気もキュッと締めてくれて。多部さんにはすごく感謝してます」

共演・新井浩文「勝手に『多部ダンス』って名付けたんですけど、撮影の待ち時間に行われる多部さんのストレッチを見て、癒されていました」

PS. 再生(リボーン)って事ですが、このシリーズがまた新たに続いて行くとしても、今回の映画より良い作品を生み出すのは、たぶん不可能だろうと私は思います。

それは多部ちゃんうんぬんを抜きにして、内容的にこの作品でやれる最高の結末を今回やっちゃったから…だと思うのですが、それが成立したのはやっぱ、多部ちゃんがいたからなんですよね。

だから今回もやっぱり、多部ちゃんが起こした奇跡としか言いようがない。あぁ…

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