11月は私の誕生月でもありますが、松田優作さんが亡くなられた月でもあり、追悼月間って事で『SOUL RED 松田優作』がCSで放映されてました。
ちなみに優作さんが亡くなられたのは1989年、なんと多部ちゃんが誕生した年ですよ。あれからもう、22年!
多部ちゃんにとって優作さんは、私にとっての片岡千恵蔵さんやエノケンさんみたいな、全く未知の大スターなワケですね…
で、『SOUL RED』ですが、ビックリする位、つまんなかったです(笑)。いやぁ、びっくりしましたw つまんなかったなぁ!(笑)
未亡人である松田美由紀さんがプロデュースして、なんか無名の若手監督さんが創って劇場公開された、ドキュメンタリー映画です。題材は松田優作ですから、よもや、つまんないとは思いませんよねw
公開時にWさんが観て激怒されてて、でも正直、ドキュメンタリーでそんなに腹が立つもんかなぁ?って私は思ってたのですが、お気持ちはよく解りましたw
ただ、私にとっての優作さんは、あくまで『太陽にほえろ!』ファミリーの一員であって、個人的に熱烈な優作ファンってワケでもないから、激怒する程ではなかったです。ただ、つまんないなぁって(笑)。いやぁホントつまんなかったw
原因を考えると、まず、創り手が松田優作のいったい何を我々に伝えたいのか、サッパリ解んないこと。要は、テーマが無い。ドキュメンタリーですよ?(笑)
出演作品のダイジェストと、有名俳優やスタッフへのインタビューで構成されてるんだけど、出て来るメンツの選択動機がまず分かんない。
メインゲストがアンディ・ガルシア氏。『ブラック・レイン』で優作さんと共演し、親友関係になったハリウッド・スターですから、ここに登場するのは大歓迎だけど、果たしてメインに相応しい人選でしょうか?
親友と言っても映画1本だけの付き合いで、日本でアンディ・ガルシアと言ったって映画マニアしか知らないだろうし… ハリウッド・スターだからって、優作さんのドキュメンタリーで主役扱いはおかしいでしょう。
で、次が浅野忠信。…え? 浅野?w 接点、ありましたっけ?? なんか、優作さんと会った事もない人が、優作を語ってますけど… 準主役のキャスティング理由は、ただ有名俳優だから?
その次が、仲村トオル(笑)。かろうじて面識はあるみたいですけど、優作ファンはあんたの優作観など聞きたくないんじゃないかなぁ?
で、その次でやっと共演作ありの香川照之さん。語る資格はあると思う。思うんだけど…
優作さんに「お前は、俺になれる」って言われた話を、香川さんは色んな所で語ってらっしゃるけど、そりゃあんたは嬉しいでしょうけど、優作ファンにとっちゃそんなの、どーでもいい話じゃないっスか? なれるもんなら早くなってくれよ!…としか思わないですよ。
優作ファン全員に「この人の話を聞きたい!」アンケートを取ったとしたら、この人達の名前は誰も書かないと思いますけど。なぜ、この人達なの?
あとは『華の乱』等で共演された吉永小百合さんが、声だけ出演されてます。声だけです(笑)。
プロデューサーの黒澤満さんや脚本家の丸山昇一さんは順当だと思うけど、なんか当たり障りのない抽象的な話ばっかりで… もっと具体的で、えげつない話をあなた達はご存じでしょう!?(笑)
トリを飾るのが松田龍平・翔太の兄弟で、確かに彼らが優作を語るのは珍しいと思うけど… だってコイツらがまだ物心もつかない内に、お父さんは亡くなってんだから、そりゃ語りよう無いですよね?
で、いったい何を語るのかと思ったら「俺は、親の七光りとかよく言われるけど、俺は俺だから、俺は俺で俺らしくやって行きますよ。以上、俺でした」って、俺の話はええっちゅーんじゃボケぇーっ!! もみあげぇーっっっ!!!(アルティメット・ハイパー激怒)
あ、なるほど、やっぱ激怒しますわな、こりゃ(笑)。
まぁ松田兄弟のコメントはちょっとだけ脚色しましたけど(笑)、枝葉を全部切り落とせば、本質的にはああいう話しかしてないワケです。
俳優って奴らは基本的に究極のナルシストですから(ハリソンや多部ちゃんみたいな例外もいるけど。だから好きw)、ほっといたら自分の話しかしないワケですよ、ちゃんと指導してやらないと!
ちゃんと自分の立場をわきまえて「優作」の話をしてたのは、アンディと吉永さんだけで、後の俳優連中はほとんど「俺」の話しかしてない。そりゃ、一緒に仕事したワケでもないから仕方ないでしょうよ、知らないんだから優作さんを。
だからねぇ、出演された皆さんは悪くないですよ。これは創り手が悪い。何のテーマも持たずに、大してゆかりも無い人達に、ただテキトーに「優作を語って下さい」って聞いて回るだけで作品が成立すると思ったら、大間違いですよ、そりゃ。
浅野忠信が優作(に影響を受けた俺)を語ってるのを観て喜ぶのは、優作ファンじゃなくて、浅野ファンだけですよ。
浅野ファン以外の人間から見れば、浅野は単に金をよく稼いでる「優作ファンの一人」でしかありません。ファンクラブのオフ会じゃないんだから、他のファンの「俺にとっての優作」話なんか、ファンは別に聞きたくないですよ。
一体、誰に向けてこれを創ったんでしょうか、奥さんは? 優作さんの何を伝えたかったの?
まぁ、けなしてばかりじゃアレなんで、良かった点を述べると、出演作ダイジェストの中には結構レアな作品も含まれてた事と、『太陽にほえろ!』の名場面が有名な殉職シーンではなく、華麗な疾走シーンであった事(これは大スクリーンで観たかった!)ぐらいかなぁ…
インタビューを全部カットして、出演作ダイジェストだけのDVDを出してくれたら… それもつまんないか(笑)。
とにかく、なんとも残念なモミアゲでした。
ちなみに優作さんが亡くなられたのは1989年、なんと多部ちゃんが誕生した年ですよ。あれからもう、22年!
多部ちゃんにとって優作さんは、私にとっての片岡千恵蔵さんやエノケンさんみたいな、全く未知の大スターなワケですね…
で、『SOUL RED』ですが、ビックリする位、つまんなかったです(笑)。いやぁ、びっくりしましたw つまんなかったなぁ!(笑)
未亡人である松田美由紀さんがプロデュースして、なんか無名の若手監督さんが創って劇場公開された、ドキュメンタリー映画です。題材は松田優作ですから、よもや、つまんないとは思いませんよねw
公開時にWさんが観て激怒されてて、でも正直、ドキュメンタリーでそんなに腹が立つもんかなぁ?って私は思ってたのですが、お気持ちはよく解りましたw
ただ、私にとっての優作さんは、あくまで『太陽にほえろ!』ファミリーの一員であって、個人的に熱烈な優作ファンってワケでもないから、激怒する程ではなかったです。ただ、つまんないなぁって(笑)。いやぁホントつまんなかったw
原因を考えると、まず、創り手が松田優作のいったい何を我々に伝えたいのか、サッパリ解んないこと。要は、テーマが無い。ドキュメンタリーですよ?(笑)
出演作品のダイジェストと、有名俳優やスタッフへのインタビューで構成されてるんだけど、出て来るメンツの選択動機がまず分かんない。
メインゲストがアンディ・ガルシア氏。『ブラック・レイン』で優作さんと共演し、親友関係になったハリウッド・スターですから、ここに登場するのは大歓迎だけど、果たしてメインに相応しい人選でしょうか?
親友と言っても映画1本だけの付き合いで、日本でアンディ・ガルシアと言ったって映画マニアしか知らないだろうし… ハリウッド・スターだからって、優作さんのドキュメンタリーで主役扱いはおかしいでしょう。
で、次が浅野忠信。…え? 浅野?w 接点、ありましたっけ?? なんか、優作さんと会った事もない人が、優作を語ってますけど… 準主役のキャスティング理由は、ただ有名俳優だから?
その次が、仲村トオル(笑)。かろうじて面識はあるみたいですけど、優作ファンはあんたの優作観など聞きたくないんじゃないかなぁ?
で、その次でやっと共演作ありの香川照之さん。語る資格はあると思う。思うんだけど…
優作さんに「お前は、俺になれる」って言われた話を、香川さんは色んな所で語ってらっしゃるけど、そりゃあんたは嬉しいでしょうけど、優作ファンにとっちゃそんなの、どーでもいい話じゃないっスか? なれるもんなら早くなってくれよ!…としか思わないですよ。
優作ファン全員に「この人の話を聞きたい!」アンケートを取ったとしたら、この人達の名前は誰も書かないと思いますけど。なぜ、この人達なの?
あとは『華の乱』等で共演された吉永小百合さんが、声だけ出演されてます。声だけです(笑)。
プロデューサーの黒澤満さんや脚本家の丸山昇一さんは順当だと思うけど、なんか当たり障りのない抽象的な話ばっかりで… もっと具体的で、えげつない話をあなた達はご存じでしょう!?(笑)
トリを飾るのが松田龍平・翔太の兄弟で、確かに彼らが優作を語るのは珍しいと思うけど… だってコイツらがまだ物心もつかない内に、お父さんは亡くなってんだから、そりゃ語りよう無いですよね?
で、いったい何を語るのかと思ったら「俺は、親の七光りとかよく言われるけど、俺は俺だから、俺は俺で俺らしくやって行きますよ。以上、俺でした」って、俺の話はええっちゅーんじゃボケぇーっ!! もみあげぇーっっっ!!!(アルティメット・ハイパー激怒)
あ、なるほど、やっぱ激怒しますわな、こりゃ(笑)。
まぁ松田兄弟のコメントはちょっとだけ脚色しましたけど(笑)、枝葉を全部切り落とせば、本質的にはああいう話しかしてないワケです。
俳優って奴らは基本的に究極のナルシストですから(ハリソンや多部ちゃんみたいな例外もいるけど。だから好きw)、ほっといたら自分の話しかしないワケですよ、ちゃんと指導してやらないと!
ちゃんと自分の立場をわきまえて「優作」の話をしてたのは、アンディと吉永さんだけで、後の俳優連中はほとんど「俺」の話しかしてない。そりゃ、一緒に仕事したワケでもないから仕方ないでしょうよ、知らないんだから優作さんを。
だからねぇ、出演された皆さんは悪くないですよ。これは創り手が悪い。何のテーマも持たずに、大してゆかりも無い人達に、ただテキトーに「優作を語って下さい」って聞いて回るだけで作品が成立すると思ったら、大間違いですよ、そりゃ。
浅野忠信が優作(に影響を受けた俺)を語ってるのを観て喜ぶのは、優作ファンじゃなくて、浅野ファンだけですよ。
浅野ファン以外の人間から見れば、浅野は単に金をよく稼いでる「優作ファンの一人」でしかありません。ファンクラブのオフ会じゃないんだから、他のファンの「俺にとっての優作」話なんか、ファンは別に聞きたくないですよ。
一体、誰に向けてこれを創ったんでしょうか、奥さんは? 優作さんの何を伝えたかったの?
まぁ、けなしてばかりじゃアレなんで、良かった点を述べると、出演作ダイジェストの中には結構レアな作品も含まれてた事と、『太陽にほえろ!』の名場面が有名な殉職シーンではなく、華麗な疾走シーンであった事(これは大スクリーンで観たかった!)ぐらいかなぁ…
インタビューを全部カットして、出演作ダイジェストだけのDVDを出してくれたら… それもつまんないか(笑)。
とにかく、なんとも残念なモミアゲでした。