今回は久々に、号泣しなくて済んだ週でした(笑)。それで普通なのに、物足りなく感じさせるところが『つばさ』の凄さですよね。
ところで前週のラスト、感極まって優花を抱き上げた真瀬に「くさい」と言い放った優花(笑)。
いくら何でも脚本にこんな台詞は書かないだろうと思って、今度は共演者達のリアクションに注目しながら観直してみたら、やっぱり皆さん、素で驚き、笑ってますね(笑)。
スタッフさんが優花ちゃんにだけ耳打ちして仕込んだ、悪戯アドリブですね、これはw たぶん脚本には「やだ、おろして」みたいに書かれてたんだと思います。やり過ぎ(笑)。
こういう時、多部ちゃんがいつも真っ先に反応するんですよね。頭の回転が早いし、状況を把握する理解力、笑いのセンスもピカイチ! 萌えーw
☆千日草
さて、まるで最終回みたいな盛り上がりを見せた、その次の週ですから、なんとなく『つばさシーズン2』が新たにスタートしたような雰囲気です。
甘玉堂が、和菓子のフェアか何かで繁忙期に入るとの事で、菓子の種類を減らさないと生産が追いつかない。
そこで真っ先にリストラ候補に挙がったのが「きな粉の味しかしない」という<千日草>。これが第10週の重要な伏線になってます。
「いいえ、千日草は残します」
なぜかそう主張する、つばさの祖母で女将の千代さん(吉行和子)が、今週の主役です。
☆お引っ越し
優花が父・真瀬と同居する事になり、ラジオぽてとのメンバーが引っ越し作業を手伝います。多部ちゃんもお気に入りらしい、ほのぼのシーン。ROLLYくん演じる浪岡が、非肉体派にも程があるのが笑えますw
真瀬は我が娘を迎えるにあたって、極度に緊張してます(笑)。そりゃあ、まだ赤ちゃん同然だった頃から今までの空白期間は、あまりにも長い。
常に強気で自信たっぷりな真瀬が、ひたすらオロオロする姿は微笑ましいし、人間味に溢れてて良いですね。
で、いよいよつばさに連れられてやって来た優花ちゃん、優しいBGMをバックに、真瀬の近くまでは行くんだけど、すぐUターンしてつばさの所に戻っちゃう。同じパターンをダメ押しでもう一回(笑)。真瀬は立つ瀬がありません。
人の気持ちは、そう簡単には変わらない。リアルでシビアな人間観を、一見バカバカしいユーモアで包んで見せるのが『つばさ』流。真瀬の試練は、まだまだ続きそうです。
☆見つめ合う、つばさと優花
さて、真瀬を無視してw部屋を見に行く優花を「走ったら危ないでしょ!」と、まるでお母さんみたいに追う、つばさ。
部屋に入ってみたら、優花が「ぽてとくん」を被って微笑んでます。カメラが切り返すと、つばさも「甘玉くん」を被って微笑んでる。
巨大な兜を被って、微笑みながら無言で見つめ合う二人のショットが、約10秒。何なんでしょうか、このシュールな演出は!?(笑)
思うにこれは、優花がなぜ、最初は無視してた筈のつばさに今、こんなに心を開いてるのか? その理由を示してるんじゃないでしょうか?
「甘玉くん」と「ぽてとくん」は「親になり損ねた落ちこぼれの大人」の象徴ですから、つばさと優花には、ダメ親に苦労させられてる者どうし、通じ合うものがあるんだよ、と。
伸子あたりに台詞で説明させるのは簡単だけど、それじゃ面白くない。なんとか映像で面白く表現出来ないか?って事で、こうなったと推測しますが、如何なものでしょう?w
「君ねぇ、志が高いのは結構だが、朝ドラの視聴者には伝わらんよって、何回言わすんじゃ、このもみあげぇーっ!!」って、紅白歌合戦から干されるきっかけになってたりして(笑)。
それにしても二人とも、萌えーw 可愛すぎます。優花の可愛い子ぶらない可愛さは多部ちゃんに通じるものがあるし、いわゆる「ツンデレ」なキャラクターもたまんないですね。
☆斎藤由貴さん、登場!
さてさて、繁忙期に向けてパートさんを募集した甘玉堂に、末永紀菜子(斎藤由貴)がやって来ます。
「すっごい美人が来た!」と町は大騒ぎになりますけど、そうかなぁ?(笑) とてもチャーミングな方ですが、すっごい美人というタイプじゃないですよね、別にいいけどw
「美熟女」だなんて言われ方もしてて、セーラー服でヨーヨーを飛ばしてた、あの初代スケバン刑事も熟女と呼ばれる年齢になったんだなぁ…って、しみじみしちゃいました。
「こうして並ぶと、姉妹みたいでしょ?」
加乃子は、人当たりの良い紀菜子がやたら気に入って、ウマも合うもんだから、浮かれてそんな事を言うのですが、なぜかその言葉を聞いた紀菜子の表情が一瞬、曇ります。
そして、帰りにお土産として渡された、甘玉堂の名物「鹿の子(かのこ)」を、紀菜子はなんと、人知れずゴミ箱に捨てちゃうのでした。いまいましそうな顔をして!
鹿の子は、加乃子の名前の由来になった、上質なお菓子です。そして紀菜子という名前は「きなこ」と読む…
☆浮気
人当たりの良いキャラの裏側に、何やらどす暗い陰が見え隠れする紀菜子。この謎を延々と引っ張られたらキツイなぁと思ってたら、さすがは『つばさ』です。次の回で、あっさり真相が明かされました。
紀菜子は、つばさの祖父である梅吉(小松政夫)が、40年前の浮気相手に生ませた娘だったのです。つまり、加乃子の異母姉妹。
いやぁー、つばさに又、新しい家族が出来たみたいで、こりゃーめでたい…ワケがないだろう!(丸パクリ)w
☆借金の正体
玉木家が抱えてた、5千万円もの借金。梅吉のギャンブル狂いが原因と思われてたのが実は、隠し子である紀菜子に仕送りされてた養育費なのでした。
父の面影を求めて甘玉堂に来たという紀菜子の、本当の目的は、その養育費の残りを、父の本妻である千代に突き返す事にありました。
動揺し、頑として受け取らない千代。最近亡くなったらしい母親に替わって、紀菜子は玉木家に復讐したいのでしょうか?
☆浪岡の恋
怪人ミュージシャン(笑)浪岡正太郎は、自分をスランプから救ってくれたつばさに恋をしてます。
でも、決してそれは叶わぬ恋である事も自覚してて、せめて一度だけでも、つばさとデートが出来れば本望という奥ゆかしさ。
「つばさ様は、どなたかを懸想(けそう)されていらっしゃるのでしょうか?」
↑こんなキャラです(笑)。「どなたか」とはモミアゲ翔太の事ですが、そう言えばあのモミアゲ、Jリーグのデビュー戦で近々、川越に帰って来る予定です。ついでのお知らせでしたw
☆髪の毛フサフサの竹雄(笑)
浮気は許せない!と憤るつばさは、梅吉の着物をハサミで切り刻む千代の気配を「立ち聞き」します(笑)。
「いらない物ですから、雑巾にでもしようと思って」
亡き夫の浮気に、ふだんクールな祖母が、沸々と情念を燃やす。まるでこれは向田邦子作品の世界で、それを意識したオマージュと思われる描写ですよね。
で、一大決心をしてやって来た浪岡の、デートのお誘いを「私でよければ、喜んで」と、なぜか千代が受けちゃう(笑)。
この時にぶっ壊したブロック塀を、浪岡は弁償したのでしょうか?(笑)
☆千代さん、ご乱心
浪岡とのデートに千代は心をときめかせ、それを家族にからかわれても「うふっ(はーと)」というリアクションw。名優・吉行和子さんが「うふっ」って…w
一方、つばさは、スポーツ新聞のトップ記事を見て愕然とします。その写真に写ってる翔太がなんと、口を閉じているではないですか!
…じゃなくて、女子アナと腕を組んで歩いてる翔太がパパラッチされた記事なのでした。相変わらずの、もみあげです。
☆愛人の子供
ますます男の浮気に憤るつばさを、紀菜子が訪ねて来ます。千代に拒否された貯金通帳を渡す為ですが、つばさには受け取れない。
「どうして? 私が愛人の子供だから?」
自分が、梅吉に望まれて生まれた子供じゃないと思ってる紀菜子は、真相を突きつける事で玉木家をバラバラにしたかった、という本音を吐露します。
一流の和菓子である「鹿の子」に対して、「きな粉」はただの材料でしかない。そこに梅吉の愛情の格差が表れてると言う紀菜子に、つばさは返す言葉が見つかりません。
☆本当に許せないのは、自分
浪岡とプリクラまで撮って帰って来た千代を「お爺ちゃんにあてつけなんて、お婆ちゃんらしくない」と諫めるつばさ。
「あてつけなんかじゃないわ。誰かを好きになるような感情を取り戻したかったの」
千代は、婿養子として迎えた梅吉を、心からは愛してなかったと本音を語ります。先に夫を裏切ったのは、自分の方だと。
そんな千代の告白を、加乃子と竹雄がまた「立ち聞き」(笑)。
人の心が解らなくなったつばさに、ラジオの男が語り掛けます。誰でも心の奥底にはドロドロしたものがあり、不意にそれが噴き出す時もある。人は、聖書でも教科書でもない。
「大事なのは、そんな人と人とを繋げる事じゃないかい?」
つばさは、千代とのデートが万更でもなかった様子のw浪岡からもヒントを貰い、紀菜子と千代(引いては梅吉)を繋げる方法を模索するのでした。
☆変わらぬ愛
きな粉をふんだんに使った「千日草」は、生前の梅吉が、離れて暮らす大事な人への想いをこめて作り出したお菓子なのでした。
千日草の花言葉は、「変わらぬ愛」。ラジオ放送で、それを紀菜子に伝えたつばさは、さらに千代にも中継を繋げて、紀菜子へのメッセージを促します。
和菓子には、必ずそれが世に出た由来がある。どんな菓子にも、生まれるべき理由がある。それは人間も同じ事だと語る千代。
「あなたは、望まれずに生まれて来たワケじゃないのよ。そのことを、決して忘れないで」
ラジオの前で一人、涙を流す紀菜子。つばさがまた、人と人との心を繋げたのです。
☆立ち聞き合戦w
千日草をお供えしながら、「これでおあいこね」などと、写真の梅吉に語り掛ける千代。
「またそんな、雨に打たれた子犬みたいな顔をする」
台詞とは裏腹に、今週の梅吉は終始、同じ表情のまんまでした。いつも表情を変えるのは見る人の主観であり、本来写真は写真でしかないって事を示してるのでしょうか?
それとも、今回ばかりは立つ瀬が無くて、梅吉の魂がどこかに逃げている?w
千代さんの語り掛けを、襖の向こうで「立ち聞き」していた加乃子(笑)。
「また立ち聞きですか、はしたない」w
千代も加乃子も、店を継続させる為に、腕の立つ職人さんを婿養子に迎えた境遇は同じです。千代は梅吉を本当は愛してなかったけど、じゃあ加乃子はどうだったのか?
「うーん、あの時は愛してなかったかも」
その言葉を「立ち聞き」し、またもや誤解する竹雄(爆笑!)。
絶対、わざとやってますよね、これw パロディーのつもりだった立ち聞き騒動を真面目に批判されて、もう一回しつこく繰り返す事で「分かっただろ? これはギャグなんだよ、ギ・ャ・グ!」って、頭の硬い視聴者ならびにNHK上層部に言いたかったんだと思います。
でも、それに対する回答は恐らく…
「だーかーらー、志が高いのは結構だが(中略)もみあげぇーっ!!」
紅白歌合戦、幻に終わる(笑)。
もみあげと言えば、翔太のスキャンダルは誤報で、彼の浮気は無実という事が判明。ついでのお知らせでした(笑)。
PS. ガイドブック、届きました。取り急ぎ若手トリオの座談会だけ読んだのですが、万里役の吉田桂子ちゃん、『つばさ』出演以前から熱烈な多部ちゃんのファンだったとか。じゃあ、タベリスト仲間じゃないですか!w
表情が変わらなかったのは、なぜ?
ところで前週のラスト、感極まって優花を抱き上げた真瀬に「くさい」と言い放った優花(笑)。
いくら何でも脚本にこんな台詞は書かないだろうと思って、今度は共演者達のリアクションに注目しながら観直してみたら、やっぱり皆さん、素で驚き、笑ってますね(笑)。
スタッフさんが優花ちゃんにだけ耳打ちして仕込んだ、悪戯アドリブですね、これはw たぶん脚本には「やだ、おろして」みたいに書かれてたんだと思います。やり過ぎ(笑)。
こういう時、多部ちゃんがいつも真っ先に反応するんですよね。頭の回転が早いし、状況を把握する理解力、笑いのセンスもピカイチ! 萌えーw
☆千日草
さて、まるで最終回みたいな盛り上がりを見せた、その次の週ですから、なんとなく『つばさシーズン2』が新たにスタートしたような雰囲気です。
甘玉堂が、和菓子のフェアか何かで繁忙期に入るとの事で、菓子の種類を減らさないと生産が追いつかない。
そこで真っ先にリストラ候補に挙がったのが「きな粉の味しかしない」という<千日草>。これが第10週の重要な伏線になってます。
「いいえ、千日草は残します」
なぜかそう主張する、つばさの祖母で女将の千代さん(吉行和子)が、今週の主役です。
☆お引っ越し
優花が父・真瀬と同居する事になり、ラジオぽてとのメンバーが引っ越し作業を手伝います。多部ちゃんもお気に入りらしい、ほのぼのシーン。ROLLYくん演じる浪岡が、非肉体派にも程があるのが笑えますw
真瀬は我が娘を迎えるにあたって、極度に緊張してます(笑)。そりゃあ、まだ赤ちゃん同然だった頃から今までの空白期間は、あまりにも長い。
常に強気で自信たっぷりな真瀬が、ひたすらオロオロする姿は微笑ましいし、人間味に溢れてて良いですね。
で、いよいよつばさに連れられてやって来た優花ちゃん、優しいBGMをバックに、真瀬の近くまでは行くんだけど、すぐUターンしてつばさの所に戻っちゃう。同じパターンをダメ押しでもう一回(笑)。真瀬は立つ瀬がありません。
人の気持ちは、そう簡単には変わらない。リアルでシビアな人間観を、一見バカバカしいユーモアで包んで見せるのが『つばさ』流。真瀬の試練は、まだまだ続きそうです。
☆見つめ合う、つばさと優花
さて、真瀬を無視してw部屋を見に行く優花を「走ったら危ないでしょ!」と、まるでお母さんみたいに追う、つばさ。
部屋に入ってみたら、優花が「ぽてとくん」を被って微笑んでます。カメラが切り返すと、つばさも「甘玉くん」を被って微笑んでる。
巨大な兜を被って、微笑みながら無言で見つめ合う二人のショットが、約10秒。何なんでしょうか、このシュールな演出は!?(笑)
思うにこれは、優花がなぜ、最初は無視してた筈のつばさに今、こんなに心を開いてるのか? その理由を示してるんじゃないでしょうか?
「甘玉くん」と「ぽてとくん」は「親になり損ねた落ちこぼれの大人」の象徴ですから、つばさと優花には、ダメ親に苦労させられてる者どうし、通じ合うものがあるんだよ、と。
伸子あたりに台詞で説明させるのは簡単だけど、それじゃ面白くない。なんとか映像で面白く表現出来ないか?って事で、こうなったと推測しますが、如何なものでしょう?w
「君ねぇ、志が高いのは結構だが、朝ドラの視聴者には伝わらんよって、何回言わすんじゃ、このもみあげぇーっ!!」って、紅白歌合戦から干されるきっかけになってたりして(笑)。
それにしても二人とも、萌えーw 可愛すぎます。優花の可愛い子ぶらない可愛さは多部ちゃんに通じるものがあるし、いわゆる「ツンデレ」なキャラクターもたまんないですね。
☆斎藤由貴さん、登場!
さてさて、繁忙期に向けてパートさんを募集した甘玉堂に、末永紀菜子(斎藤由貴)がやって来ます。
「すっごい美人が来た!」と町は大騒ぎになりますけど、そうかなぁ?(笑) とてもチャーミングな方ですが、すっごい美人というタイプじゃないですよね、別にいいけどw
「美熟女」だなんて言われ方もしてて、セーラー服でヨーヨーを飛ばしてた、あの初代スケバン刑事も熟女と呼ばれる年齢になったんだなぁ…って、しみじみしちゃいました。
「こうして並ぶと、姉妹みたいでしょ?」
加乃子は、人当たりの良い紀菜子がやたら気に入って、ウマも合うもんだから、浮かれてそんな事を言うのですが、なぜかその言葉を聞いた紀菜子の表情が一瞬、曇ります。
そして、帰りにお土産として渡された、甘玉堂の名物「鹿の子(かのこ)」を、紀菜子はなんと、人知れずゴミ箱に捨てちゃうのでした。いまいましそうな顔をして!
鹿の子は、加乃子の名前の由来になった、上質なお菓子です。そして紀菜子という名前は「きなこ」と読む…
☆浮気
人当たりの良いキャラの裏側に、何やらどす暗い陰が見え隠れする紀菜子。この謎を延々と引っ張られたらキツイなぁと思ってたら、さすがは『つばさ』です。次の回で、あっさり真相が明かされました。
紀菜子は、つばさの祖父である梅吉(小松政夫)が、40年前の浮気相手に生ませた娘だったのです。つまり、加乃子の異母姉妹。
いやぁー、つばさに又、新しい家族が出来たみたいで、こりゃーめでたい…ワケがないだろう!(丸パクリ)w
☆借金の正体
玉木家が抱えてた、5千万円もの借金。梅吉のギャンブル狂いが原因と思われてたのが実は、隠し子である紀菜子に仕送りされてた養育費なのでした。
父の面影を求めて甘玉堂に来たという紀菜子の、本当の目的は、その養育費の残りを、父の本妻である千代に突き返す事にありました。
動揺し、頑として受け取らない千代。最近亡くなったらしい母親に替わって、紀菜子は玉木家に復讐したいのでしょうか?
☆浪岡の恋
怪人ミュージシャン(笑)浪岡正太郎は、自分をスランプから救ってくれたつばさに恋をしてます。
でも、決してそれは叶わぬ恋である事も自覚してて、せめて一度だけでも、つばさとデートが出来れば本望という奥ゆかしさ。
「つばさ様は、どなたかを懸想(けそう)されていらっしゃるのでしょうか?」
↑こんなキャラです(笑)。「どなたか」とはモミアゲ翔太の事ですが、そう言えばあのモミアゲ、Jリーグのデビュー戦で近々、川越に帰って来る予定です。ついでのお知らせでしたw
☆髪の毛フサフサの竹雄(笑)
浮気は許せない!と憤るつばさは、梅吉の着物をハサミで切り刻む千代の気配を「立ち聞き」します(笑)。
「いらない物ですから、雑巾にでもしようと思って」
亡き夫の浮気に、ふだんクールな祖母が、沸々と情念を燃やす。まるでこれは向田邦子作品の世界で、それを意識したオマージュと思われる描写ですよね。
で、一大決心をしてやって来た浪岡の、デートのお誘いを「私でよければ、喜んで」と、なぜか千代が受けちゃう(笑)。
この時にぶっ壊したブロック塀を、浪岡は弁償したのでしょうか?(笑)
☆千代さん、ご乱心
浪岡とのデートに千代は心をときめかせ、それを家族にからかわれても「うふっ(はーと)」というリアクションw。名優・吉行和子さんが「うふっ」って…w
一方、つばさは、スポーツ新聞のトップ記事を見て愕然とします。その写真に写ってる翔太がなんと、口を閉じているではないですか!
…じゃなくて、女子アナと腕を組んで歩いてる翔太がパパラッチされた記事なのでした。相変わらずの、もみあげです。
☆愛人の子供
ますます男の浮気に憤るつばさを、紀菜子が訪ねて来ます。千代に拒否された貯金通帳を渡す為ですが、つばさには受け取れない。
「どうして? 私が愛人の子供だから?」
自分が、梅吉に望まれて生まれた子供じゃないと思ってる紀菜子は、真相を突きつける事で玉木家をバラバラにしたかった、という本音を吐露します。
一流の和菓子である「鹿の子」に対して、「きな粉」はただの材料でしかない。そこに梅吉の愛情の格差が表れてると言う紀菜子に、つばさは返す言葉が見つかりません。
☆本当に許せないのは、自分
浪岡とプリクラまで撮って帰って来た千代を「お爺ちゃんにあてつけなんて、お婆ちゃんらしくない」と諫めるつばさ。
「あてつけなんかじゃないわ。誰かを好きになるような感情を取り戻したかったの」
千代は、婿養子として迎えた梅吉を、心からは愛してなかったと本音を語ります。先に夫を裏切ったのは、自分の方だと。
そんな千代の告白を、加乃子と竹雄がまた「立ち聞き」(笑)。
人の心が解らなくなったつばさに、ラジオの男が語り掛けます。誰でも心の奥底にはドロドロしたものがあり、不意にそれが噴き出す時もある。人は、聖書でも教科書でもない。
「大事なのは、そんな人と人とを繋げる事じゃないかい?」
つばさは、千代とのデートが万更でもなかった様子のw浪岡からもヒントを貰い、紀菜子と千代(引いては梅吉)を繋げる方法を模索するのでした。
☆変わらぬ愛
きな粉をふんだんに使った「千日草」は、生前の梅吉が、離れて暮らす大事な人への想いをこめて作り出したお菓子なのでした。
千日草の花言葉は、「変わらぬ愛」。ラジオ放送で、それを紀菜子に伝えたつばさは、さらに千代にも中継を繋げて、紀菜子へのメッセージを促します。
和菓子には、必ずそれが世に出た由来がある。どんな菓子にも、生まれるべき理由がある。それは人間も同じ事だと語る千代。
「あなたは、望まれずに生まれて来たワケじゃないのよ。そのことを、決して忘れないで」
ラジオの前で一人、涙を流す紀菜子。つばさがまた、人と人との心を繋げたのです。
☆立ち聞き合戦w
千日草をお供えしながら、「これでおあいこね」などと、写真の梅吉に語り掛ける千代。
「またそんな、雨に打たれた子犬みたいな顔をする」
台詞とは裏腹に、今週の梅吉は終始、同じ表情のまんまでした。いつも表情を変えるのは見る人の主観であり、本来写真は写真でしかないって事を示してるのでしょうか?
それとも、今回ばかりは立つ瀬が無くて、梅吉の魂がどこかに逃げている?w
千代さんの語り掛けを、襖の向こうで「立ち聞き」していた加乃子(笑)。
「また立ち聞きですか、はしたない」w
千代も加乃子も、店を継続させる為に、腕の立つ職人さんを婿養子に迎えた境遇は同じです。千代は梅吉を本当は愛してなかったけど、じゃあ加乃子はどうだったのか?
「うーん、あの時は愛してなかったかも」
その言葉を「立ち聞き」し、またもや誤解する竹雄(爆笑!)。
絶対、わざとやってますよね、これw パロディーのつもりだった立ち聞き騒動を真面目に批判されて、もう一回しつこく繰り返す事で「分かっただろ? これはギャグなんだよ、ギ・ャ・グ!」って、頭の硬い視聴者ならびにNHK上層部に言いたかったんだと思います。
でも、それに対する回答は恐らく…
「だーかーらー、志が高いのは結構だが(中略)もみあげぇーっ!!」
紅白歌合戦、幻に終わる(笑)。
もみあげと言えば、翔太のスキャンダルは誤報で、彼の浮気は無実という事が判明。ついでのお知らせでした(笑)。
PS. ガイドブック、届きました。取り急ぎ若手トリオの座談会だけ読んだのですが、万里役の吉田桂子ちゃん、『つばさ』出演以前から熱烈な多部ちゃんのファンだったとか。じゃあ、タベリスト仲間じゃないですか!w
表情が変わらなかったのは、なぜ?