『復讐捜査線』のDVDに入ってた予告編を観て、興味を引かれました。フランス映画『恍惚』のハリウッド版リメイクなんだそうです。
ジュリアン・ムーア扮する産婦人科医(セックス・カウンセラーかも?)の妻と、リーアム・ニーソン扮する大学教授の夫。なんとなく倦怠期な感じの夫婦で、息子を出産してから徐々にセックスレスになって、かれこれ10数年。
で、ふとした行き違いから、妻は夫が浮気してるのではないかと疑い始め、やがてそれが確信に変わっていく。
そんな時、妻はひょんな事から若くて美しい娼婦・クロエ(アマンダ・セイフレイド)と知り合い、お金を渡してこんな依頼をするのです。
「夫を誘惑して、彼がどんな反応をするか、どういう行動を取るかを、全部私に報告して」
私がこの映画に興味をそそられたのは、まぁ上の画像みたいに美しいクロエの裸が見たかったせいもありますが、そのクロエと、夫の誘惑を依頼した妻が、なぜか女どうしでベッドインしてるカットが予告編にあったからです。
えーっ、なんで? この設定が一体どう転がって、女どうしのチョメチョメに繋がって行くの?!と。まぁ、その女どうしのチョメチョメを見たかったせいもありますがw
ポルノ映画なら無理矢理そんな展開に持って行くのも有りでしょうけど、リーアム・ニーソンとジュリアン・ムーアが出てる映画で、そんなの有り?って、気になってしょうがなかったワケです。
以下、結末までバラしちゃいますので、観てみようと思われる方は鑑賞後にお読みくださいm(__)m まぁ、本気でオススメする気なら結末まで書きませんから、それ位の作品だと思ってご判断くださいませ。
クロエは、リーアムとの生々しい情事を逐一、妻に報告します。この辺りで、ちょっと変だなと疑問が沸いて来ます。
その情事が、クロエの報告に基づく妻の想像としてしか描かれてない事。それに、そんなアッサリ誘惑に乗って浮気しちゃうような夫の役を、あのリーアム・ニーソンが引き受けるだろうか?と。
すると物語は、思いもよらない展開を見せて来ます。クロエと夫の情事を想像した妻が、なんと欲情して自慰行為を始めちゃう!
最初はビックリしましたけど、思えば長い年月、彼女はセックス行為をしてないんです。そして、今でも心底から夫を愛してる。
まぁ、この私に複雑な女ごころが理解出来る筈もないんだけど、夫が愛撫を受けて感じてる姿を想像して、自分とのセックスを連想しちゃうって事は有り得るかも知れません。
後の場面で語られるのですが、妻は自分の年齢による容姿の衰えを気に病んで、自らセックスを拒むようになってしまった。でも、心底ではずっと、夫を求め続けてたんです。
この映画を観始めて、まず最初に思ったのは「ジュリアン・ムーアもえらい老けたなぁ」って事だったのですが、あえて内面が枯れた感じを出す為にノーメイク、あるいは老けメイクを施してたみたいで、ラストには見違えるほど若返ります。
それはさておき、予告編にあった女どうしのベッドシーンは、欲情したジュリアンにクロエがキスをして、そのなりゆきで性行為に至ったワケなんですね。
で、我に返ったジュリアンは、再びクロエにお金を渡して「私が馬鹿だった。もう夫にも私にも近づかないで」と言って突き放しちゃう。
するとクロエは激しく傷つき、リーアムとの更なる情事をジュリアンに報告して来る。追い詰められた妻は、夫に全てを打ち明けるんだけど、なんと彼はクロエの顔すら知らなかった!(そもそも最初の浮気疑惑からして潔白だった)
つまりどういう事かと申しますと、クロエは最初から、ジュリアンと深い仲になりたくて、誘惑チョメチョメ大作戦の依頼を引き受けたワケです。で、実際は何もしないで嘘の報告をしてた。
これを単にレズビアンの歪んだ恋愛感情を描いた映画だと受けとめると、何とも陳腐な感じがしちゃうのですが、クロエは母親から貰ったという髪飾りを、ジュリアンに受け取って欲しいって、ずっと懇願してたんですよね。
母親が今どうしてるのかは語られてないんだけど、一緒に暮らしてない事は明らかで、たぶん亡くなったんだろうと思います。
だから、クロエが本当に求めてたのは母の愛情であり、その為のきっかけ、あくまで手段としてレズ行為をした…って事かも知れません。娼婦である彼女には、それしか方法が思いつかなかったんでしょう。
全てがバレて錯乱したクロエは、夫婦の家に乗り込んで、なんとヤリたい盛りの息子を誘惑し、わざわざ夫婦の寝室で思いっきりチョメチョメしちゃいますw 彼女にとって男という生きものは、商売相手=生きて行く為の道具に過ぎないんですよね。
駈けつけたジュリアンともみ合いになったクロエは、3階の窓から転落しそうになります。そう、助かろうと思えば助かるのに、彼女は自ら手を離して転落し、帰らぬ人になっちゃうのでした。
結果的に、夫婦は見失ってたお互いの愛を再確認し、倦怠期を乗り越えます。クロエが自分の命と引き替えに、夫婦を危機から救った。彼女の母親によく似た、ジュリアンの為に… と解釈すれば、なかなか泣ける話なんだけど、ちょっと無理があるかなw
なんにせよ、クロエが本当の愛を渇望してた事だけは確かで、そのへんの哀しさがもっと伝わって来れば、皆さんにもオススメしたい作品になってたかも知れません。
でも、年齢や出産による容姿の衰えで自信を失い、妄想にとり憑かれて苦しむ妻の心情は、痛いほどよく伝わって来ました。男にだって、そういうジレンマはありますからね。
そのへんの説得力はさすがのジュリアン・ムーアで、この人はメジャーな女優さんなのに、リスキーな役柄をちっとも拒まない姿勢が、いつも素敵だと思います。
そしてクロエを演じたアマンダちゃんの魔性ぶりと美しい裸体は、一見の価値が充分にあるかと思います。
ジュリアン・ムーア扮する産婦人科医(セックス・カウンセラーかも?)の妻と、リーアム・ニーソン扮する大学教授の夫。なんとなく倦怠期な感じの夫婦で、息子を出産してから徐々にセックスレスになって、かれこれ10数年。
で、ふとした行き違いから、妻は夫が浮気してるのではないかと疑い始め、やがてそれが確信に変わっていく。
そんな時、妻はひょんな事から若くて美しい娼婦・クロエ(アマンダ・セイフレイド)と知り合い、お金を渡してこんな依頼をするのです。
「夫を誘惑して、彼がどんな反応をするか、どういう行動を取るかを、全部私に報告して」
私がこの映画に興味をそそられたのは、まぁ上の画像みたいに美しいクロエの裸が見たかったせいもありますが、そのクロエと、夫の誘惑を依頼した妻が、なぜか女どうしでベッドインしてるカットが予告編にあったからです。
えーっ、なんで? この設定が一体どう転がって、女どうしのチョメチョメに繋がって行くの?!と。まぁ、その女どうしのチョメチョメを見たかったせいもありますがw
ポルノ映画なら無理矢理そんな展開に持って行くのも有りでしょうけど、リーアム・ニーソンとジュリアン・ムーアが出てる映画で、そんなの有り?って、気になってしょうがなかったワケです。
以下、結末までバラしちゃいますので、観てみようと思われる方は鑑賞後にお読みくださいm(__)m まぁ、本気でオススメする気なら結末まで書きませんから、それ位の作品だと思ってご判断くださいませ。
クロエは、リーアムとの生々しい情事を逐一、妻に報告します。この辺りで、ちょっと変だなと疑問が沸いて来ます。
その情事が、クロエの報告に基づく妻の想像としてしか描かれてない事。それに、そんなアッサリ誘惑に乗って浮気しちゃうような夫の役を、あのリーアム・ニーソンが引き受けるだろうか?と。
すると物語は、思いもよらない展開を見せて来ます。クロエと夫の情事を想像した妻が、なんと欲情して自慰行為を始めちゃう!
最初はビックリしましたけど、思えば長い年月、彼女はセックス行為をしてないんです。そして、今でも心底から夫を愛してる。
まぁ、この私に複雑な女ごころが理解出来る筈もないんだけど、夫が愛撫を受けて感じてる姿を想像して、自分とのセックスを連想しちゃうって事は有り得るかも知れません。
後の場面で語られるのですが、妻は自分の年齢による容姿の衰えを気に病んで、自らセックスを拒むようになってしまった。でも、心底ではずっと、夫を求め続けてたんです。
この映画を観始めて、まず最初に思ったのは「ジュリアン・ムーアもえらい老けたなぁ」って事だったのですが、あえて内面が枯れた感じを出す為にノーメイク、あるいは老けメイクを施してたみたいで、ラストには見違えるほど若返ります。
それはさておき、予告編にあった女どうしのベッドシーンは、欲情したジュリアンにクロエがキスをして、そのなりゆきで性行為に至ったワケなんですね。
で、我に返ったジュリアンは、再びクロエにお金を渡して「私が馬鹿だった。もう夫にも私にも近づかないで」と言って突き放しちゃう。
するとクロエは激しく傷つき、リーアムとの更なる情事をジュリアンに報告して来る。追い詰められた妻は、夫に全てを打ち明けるんだけど、なんと彼はクロエの顔すら知らなかった!(そもそも最初の浮気疑惑からして潔白だった)
つまりどういう事かと申しますと、クロエは最初から、ジュリアンと深い仲になりたくて、誘惑チョメチョメ大作戦の依頼を引き受けたワケです。で、実際は何もしないで嘘の報告をしてた。
これを単にレズビアンの歪んだ恋愛感情を描いた映画だと受けとめると、何とも陳腐な感じがしちゃうのですが、クロエは母親から貰ったという髪飾りを、ジュリアンに受け取って欲しいって、ずっと懇願してたんですよね。
母親が今どうしてるのかは語られてないんだけど、一緒に暮らしてない事は明らかで、たぶん亡くなったんだろうと思います。
だから、クロエが本当に求めてたのは母の愛情であり、その為のきっかけ、あくまで手段としてレズ行為をした…って事かも知れません。娼婦である彼女には、それしか方法が思いつかなかったんでしょう。
全てがバレて錯乱したクロエは、夫婦の家に乗り込んで、なんとヤリたい盛りの息子を誘惑し、わざわざ夫婦の寝室で思いっきりチョメチョメしちゃいますw 彼女にとって男という生きものは、商売相手=生きて行く為の道具に過ぎないんですよね。
駈けつけたジュリアンともみ合いになったクロエは、3階の窓から転落しそうになります。そう、助かろうと思えば助かるのに、彼女は自ら手を離して転落し、帰らぬ人になっちゃうのでした。
結果的に、夫婦は見失ってたお互いの愛を再確認し、倦怠期を乗り越えます。クロエが自分の命と引き替えに、夫婦を危機から救った。彼女の母親によく似た、ジュリアンの為に… と解釈すれば、なかなか泣ける話なんだけど、ちょっと無理があるかなw
なんにせよ、クロエが本当の愛を渇望してた事だけは確かで、そのへんの哀しさがもっと伝わって来れば、皆さんにもオススメしたい作品になってたかも知れません。
でも、年齢や出産による容姿の衰えで自信を失い、妄想にとり憑かれて苦しむ妻の心情は、痛いほどよく伝わって来ました。男にだって、そういうジレンマはありますからね。
そのへんの説得力はさすがのジュリアン・ムーアで、この人はメジャーな女優さんなのに、リスキーな役柄をちっとも拒まない姿勢が、いつも素敵だと思います。
そしてクロエを演じたアマンダちゃんの魔性ぶりと美しい裸体は、一見の価値が充分にあるかと思います。