☆効果音
前回、バラエティー番組における押しつけがましい効果音に対して文句を書きました。でもそれは、ドラマや映画にも言える事なんです。
朝ドラ『梅ちゃん先生』を例に挙げますと、登場人物が何かボケた事を言うと、必ずお寺の鐘が鳴ったりします。回を追う毎に、その頻度が増してるみたいです。
これも、パプロフの犬なんですよね。ボケやオチの部分で必ず同じ効果音を聴かせ、それを繰り返す事で、鐘が鳴ったらそこは笑い所なんだよって、視聴者の潜在意識に刷り込んでるワケです。
ただでさえベタで解り易すぎるドラマなのに、そこまで親切にされたらもう、視聴者は全く脳みそを使わないまま観る事になっちゃいます。だから馬鹿になるって言うんですよ! 感性も、使わなきゃ退化する一方です。
本来ならバラエティー番組が使う手法を、ドラマで、それもNHKさんまでやり始めたかと思うと、破滅だぴょ〜ん!(チョメチョメ)
私は特に、笑いを取りたい場面でその手の記号的な演出をする事が大嫌いなんです。観客をバカにしてんのか?と言いたくなる。
『亜弥のDNA』というミニドラマを演出させて頂いた時、スタッフがバラエティー畑の人達だったもんだから、音響さんが仕上げの段階で、ボケやオチの部分に効果音を入れちゃうんですよね。刑事部屋の場面なら、電話の音なんかを勝手に入れちゃうワケです。
「それ、要りません。外して下さい」って言い続けるのも疲れてしまって、いくつかは残ったままになってますので、DVDをお持ちの方は暇つぶしにご確認くださいw
昔みたいにボヨヨ〜ン♪みたいな効果音楽が入っちゃうよりはマシなんだけど、そんなものでサポートして貰いたくないんですよね。純粋にネタの面白さを味わって欲しいのに、勝手に調味料を足すな!っちゅー話です。
『踊る大捜査線』なんか、もっと酷いですから。コミカルな場面には必ずコミカルなBGMを乗せて、誰かがボケた所でピタッと音楽を止め、登場人物達がみんな固まって気まずい空気…みたいな古くさい演出を、今だにしつこく繰り返してますからね。
しかも、みんなが固まってる時間がやたら長い。「間」ってのはホントに重要で、0.01秒単位の違いで、演出者のセンスが測れます。個人的な好みもあるでしょうけど、私から見たら『踊る…』の監督さんのセンスは、まぁ最悪です。
それ以前に、BGMや効果音など後処理の小細工で笑いを取ろうとする姿勢が嫌いなんです。ネタだけで勝負しろや!と。役者さんに対しても失礼ですよ。
そんなバラエティー番組的な手法もテレビならまだ許せるんだけど、映画館の大スクリーンでやられると本当に虫酸が走るし、怒りが沸いて来ちゃいます。
観客をバカにするのもいい加減にして貰いたいところですが、そこまで親切に記号を示してあげないと、どこで笑ったり泣いたりすればいいのか自分で判断出来ない観客が、現実に増えてるのかも知れません。
だとしたら、どっちもどっち。いずれにせよ、何にしたって破滅なんです。
☆『電人ザボーガー』
CSで往年の子供向けヒーロー番組を観てると、あまりの解り易さに笑っちゃいますよねw それこそ、コミカルな場面には役者さんも全身全霊でコミカルな芝居をするし、コミカルなBGMと効果音も総動員です。
それは子供向けの番組だから、子供向けに解り易い演出をしてるワケです。『梅ちゃん先生』や『踊る大捜査線』の演出も、ほとんど同じレベルですよ。老若男女に関わらず、観客は押し並べて子供扱いされてるようなもんです。で、それが大ヒットですからねぇ…
それはともかく『電人ザボーガー』は、主人公を演じる俳優さんの芝居が、やたらオーバーで暑苦しくて、終始ゲラゲラ笑いながら観てしまいますw もちろん、御本人は大真面目に一生懸命に演じておられる。そこが良いんですよねw
ドラマ内容もかなりデタラメで笑えるのですが、ちょうどカンフー映画のブーム期に創られてたみたいで、毎回けっこうタップリと空手バトルを見せてくれるんですよね。これ、毎週の撮影は相当ハードだったと思いますよ。
闘ってる時の主人公の顔がまた、凄いんですw 恐らくブルース・リーに心酔されてたんでしょうw、技が決まる度にいちいちブルブル震えながら、ヘン顔を披露してくれるw
見るからに低予算のチープな特撮も含めて、これは味があり過ぎてハマっちゃいそうです。ほんと、いい時代でしたねぇ…
☆『スター・ウルフ』
こちらは『スター・ウォーズ』ブームのさなかに創られた番組らしく、同じパクリでも独創的すぎた映画『惑星大戦争』や『宇宙からのメッセージ』よりも、ストレートに『スター・ウォーズ』的な世界観ですね。
円谷プロ製作ですから、ザボーガーよりは特撮もしっかりしてますw だけど、どこの惑星に行っても住んでる人が日本語ペラペラだし、電柱とか電線が平気で映り込んでるのも困ったもんですw
宍戸錠さんなんかがレギュラーで出ておられますが、ヒロインの谷川みゆきさん(画像)が可愛いですね! 芝居もしっかりしてるし眼力もあって、萌えますw
この前後に『太陽にほえろ!』にもゲスト出演されてましたから、けっこう注目株だったと思うんだけど、もひとつメジャーにはなられてないですよね。
まぁそんなワケで、今はちょっと時間を持て余してる状態ですので、いろんな番組を観てます。
CSのテレ朝チャンネルで『別冊ももクロchan』なんて番組もやってまして、中高年のハートを鷲掴みにする「ももいろクローバーZ」の魅力とは何ぞや?を知りたくて、最近よく観てますw
個人名はまだ憶えてませんが、それぞれのカラーと顔、キャラクターは把握しました。確かに不思議な吸引力があり、ハマるのは時間の問題かも知れませんw
ポイントはやっぱりライブ映像でしょうね。まだちゃんと観れてないので、それを観て魔力の正体が掴めたら、あらためて記事にしたいと思ってます。
前回、バラエティー番組における押しつけがましい効果音に対して文句を書きました。でもそれは、ドラマや映画にも言える事なんです。
朝ドラ『梅ちゃん先生』を例に挙げますと、登場人物が何かボケた事を言うと、必ずお寺の鐘が鳴ったりします。回を追う毎に、その頻度が増してるみたいです。
これも、パプロフの犬なんですよね。ボケやオチの部分で必ず同じ効果音を聴かせ、それを繰り返す事で、鐘が鳴ったらそこは笑い所なんだよって、視聴者の潜在意識に刷り込んでるワケです。
ただでさえベタで解り易すぎるドラマなのに、そこまで親切にされたらもう、視聴者は全く脳みそを使わないまま観る事になっちゃいます。だから馬鹿になるって言うんですよ! 感性も、使わなきゃ退化する一方です。
本来ならバラエティー番組が使う手法を、ドラマで、それもNHKさんまでやり始めたかと思うと、破滅だぴょ〜ん!(チョメチョメ)
私は特に、笑いを取りたい場面でその手の記号的な演出をする事が大嫌いなんです。観客をバカにしてんのか?と言いたくなる。
『亜弥のDNA』というミニドラマを演出させて頂いた時、スタッフがバラエティー畑の人達だったもんだから、音響さんが仕上げの段階で、ボケやオチの部分に効果音を入れちゃうんですよね。刑事部屋の場面なら、電話の音なんかを勝手に入れちゃうワケです。
「それ、要りません。外して下さい」って言い続けるのも疲れてしまって、いくつかは残ったままになってますので、DVDをお持ちの方は暇つぶしにご確認くださいw
昔みたいにボヨヨ〜ン♪みたいな効果音楽が入っちゃうよりはマシなんだけど、そんなものでサポートして貰いたくないんですよね。純粋にネタの面白さを味わって欲しいのに、勝手に調味料を足すな!っちゅー話です。
『踊る大捜査線』なんか、もっと酷いですから。コミカルな場面には必ずコミカルなBGMを乗せて、誰かがボケた所でピタッと音楽を止め、登場人物達がみんな固まって気まずい空気…みたいな古くさい演出を、今だにしつこく繰り返してますからね。
しかも、みんなが固まってる時間がやたら長い。「間」ってのはホントに重要で、0.01秒単位の違いで、演出者のセンスが測れます。個人的な好みもあるでしょうけど、私から見たら『踊る…』の監督さんのセンスは、まぁ最悪です。
それ以前に、BGMや効果音など後処理の小細工で笑いを取ろうとする姿勢が嫌いなんです。ネタだけで勝負しろや!と。役者さんに対しても失礼ですよ。
そんなバラエティー番組的な手法もテレビならまだ許せるんだけど、映画館の大スクリーンでやられると本当に虫酸が走るし、怒りが沸いて来ちゃいます。
観客をバカにするのもいい加減にして貰いたいところですが、そこまで親切に記号を示してあげないと、どこで笑ったり泣いたりすればいいのか自分で判断出来ない観客が、現実に増えてるのかも知れません。
だとしたら、どっちもどっち。いずれにせよ、何にしたって破滅なんです。
☆『電人ザボーガー』
CSで往年の子供向けヒーロー番組を観てると、あまりの解り易さに笑っちゃいますよねw それこそ、コミカルな場面には役者さんも全身全霊でコミカルな芝居をするし、コミカルなBGMと効果音も総動員です。
それは子供向けの番組だから、子供向けに解り易い演出をしてるワケです。『梅ちゃん先生』や『踊る大捜査線』の演出も、ほとんど同じレベルですよ。老若男女に関わらず、観客は押し並べて子供扱いされてるようなもんです。で、それが大ヒットですからねぇ…
それはともかく『電人ザボーガー』は、主人公を演じる俳優さんの芝居が、やたらオーバーで暑苦しくて、終始ゲラゲラ笑いながら観てしまいますw もちろん、御本人は大真面目に一生懸命に演じておられる。そこが良いんですよねw
ドラマ内容もかなりデタラメで笑えるのですが、ちょうどカンフー映画のブーム期に創られてたみたいで、毎回けっこうタップリと空手バトルを見せてくれるんですよね。これ、毎週の撮影は相当ハードだったと思いますよ。
闘ってる時の主人公の顔がまた、凄いんですw 恐らくブルース・リーに心酔されてたんでしょうw、技が決まる度にいちいちブルブル震えながら、ヘン顔を披露してくれるw
見るからに低予算のチープな特撮も含めて、これは味があり過ぎてハマっちゃいそうです。ほんと、いい時代でしたねぇ…
☆『スター・ウルフ』
こちらは『スター・ウォーズ』ブームのさなかに創られた番組らしく、同じパクリでも独創的すぎた映画『惑星大戦争』や『宇宙からのメッセージ』よりも、ストレートに『スター・ウォーズ』的な世界観ですね。
円谷プロ製作ですから、ザボーガーよりは特撮もしっかりしてますw だけど、どこの惑星に行っても住んでる人が日本語ペラペラだし、電柱とか電線が平気で映り込んでるのも困ったもんですw
宍戸錠さんなんかがレギュラーで出ておられますが、ヒロインの谷川みゆきさん(画像)が可愛いですね! 芝居もしっかりしてるし眼力もあって、萌えますw
この前後に『太陽にほえろ!』にもゲスト出演されてましたから、けっこう注目株だったと思うんだけど、もひとつメジャーにはなられてないですよね。
まぁそんなワケで、今はちょっと時間を持て余してる状態ですので、いろんな番組を観てます。
CSのテレ朝チャンネルで『別冊ももクロchan』なんて番組もやってまして、中高年のハートを鷲掴みにする「ももいろクローバーZ」の魅力とは何ぞや?を知りたくて、最近よく観てますw
個人名はまだ憶えてませんが、それぞれのカラーと顔、キャラクターは把握しました。確かに不思議な吸引力があり、ハマるのは時間の問題かも知れませんw
ポイントはやっぱりライブ映像でしょうね。まだちゃんと観れてないので、それを観て魔力の正体が掴めたら、あらためて記事にしたいと思ってます。