昨日『爆問フライデー』というバラエティー番組を観ました。何かと言うと観客が「えーっ?」って驚く効果音がいちいち入って、非常にうっとおしかったです。
どのタイミングで視聴者が驚いたり笑ったりするか、まるでテレビ側から指図されてるみたいで、極めて遺憾です。いちいち入る細かいテロップもしかりで、そういう押しつけがましい演出に対して怒り続けて、早15年w
そう、15年以上前から「このままじゃ日本のTV視聴者は全員バカになる」って言って来ましたけど、ホントその通りになっちゃいましたね。
どこで驚いて、どこで笑えばいいのか、若い人はもう、テレビに指図してもらわなくちゃ分からなくなってるんじゃないですか?
だから、映画やドラマでも泣ける台詞で説明し、泣ける音楽で盛り上げてやらないと、どこで泣けばいいのか自分で判断出来ない。
そして逆に、どんなにデタラメな内容であっても、泣ける台詞と音楽さえ聴かせれば条件反射で泣いてくれる、とっても便利なパブロフの犬になっちゃった。いよいよ破滅だぴょ〜ん!(乳首)
それはともかく、なんで私がそんな番組を観る羽目になったかと言えば、女優・長谷直美さんが実に17年ぶりにテレビ出演されると聞いたからなんです。
長谷直美さん… 10代の時にアイドル歌手からスタートして、青春ドラマ『俺たちの朝』のヒロイン役に抜擢され、そこから『大追跡』『俺たちは天使だ!』そして『太陽にほえろ!』のマミー刑事etcと、常にこちらサイドのヒロインとして活躍してくれた女優さんです。
『太陽』関係の役者さんとは何人か実際にお会いしてますが、その中でも唯一、握手までさせて頂いたのが長谷さんだったりもします。ただの一ファンとしてですけどw
『太陽』終了後、長谷さんは芸能界を引退し、結婚してパリに移住されました。その後、書籍「沖雅也と『大追跡』」でインタビューに答えられてたのと、『太陽』のDVD映像特典、さらに昨年の『太陽』ファン・イベントに寄せられたビデオ・レターで、元気そうなお姿だけは拝見してました。
ところが、これは若い時を華やかな世界で過ごした人の宿命なのかも知れませんが、引退後の20数年は決して平穏な日々ではなかった事が、今回のTV出演で明かされ、私はちょっとショックでした。
まず、引退するきっかけになったのが「拒食症」であったという衝撃。『太陽』にレギュラー出演した4年間、食いしん坊で飲んべえな共演者達(例・渡辺徹さんw)に囲まれ、仲良くつき合ってたせいで、メタボになっちゃった長谷さん。
そこから過度なダイエットが始まり、いつしかそれが病みつきになって食物が受けつけられなくなり、入院。それは恐らく、芸能界という極めて不安定な職場にいる事のストレスが、最大の原因だったのかも知れません。
だけど幼なじみとの結婚が決まり、念願だったパリへの移住を決め、それを機に引退。ところが幸せな家庭生活も束の間、いくら頑張ってもフランス語が上達出来ずに孤立、そのせいか夫婦関係もやがて破綻し、離婚。
その時、最愛の一人娘が父親との生活を選択し、長谷さんの元から離れてしまった。その時のショックたるや、人の親でなくとも想像するに忍びないものがあります。
テレビ画面で拝見してきた長谷さんは、いつも明朗活発で強い女性のイメージでした。実際、A級ライセンスを取得した運転テクニックはあまりに男前だったし、共演者の皆さんも口を揃えて「いつも笑顔で元気な人」「サバサバしてて人に気を遣わせない」と評されてます。
しかしながら、私も50年近く生きて来ましたから、そういう人に限って根は繊細で傷つき易い事を、よく理解してるつもりです。元気は不安の裏返しだったりするんですよね。
パリ生活の中で長谷さんは、あまりに疲れてネガティブ全開になっちゃったのかも知れません。そんなお母さんを、娘さんは間近で見てるのが辛かったんじゃないでしょうか?
一人ぼっちになった長谷さんは、そこで一大決心をされます。女優復帰を目指し、なんと50歳代にして演劇の本場・イギリスの演劇学校に入学!
『太陽』DVDの映像特典で、その決意をされた事は御本人が語られてたのですが、その裏側に上記のような悲しい出来事があったとは、全く想像してませんでした。
長谷さんのお人柄なら、そのまま日本に帰れば力になってくれる業界人はいくらでもいる筈なのに、それに甘えること無く、あえて困難な道から再出発しちゃう。今になって、長谷直美さんという人の素顔を垣間見れたような気がします。
イギリスで再び言葉の壁に苦しみながらも修業を終え、長谷さんはこの秋から舞台女優として、日本での活動を再開されるそうです。この人の事だから、全くの新人から始める心づもりなのでしょう。
でも、スタッフや共演者達から本当に好かれ、可愛がられ、慕われてた方ですから、TVドラマや映画の世界に戻って来られるのは時間の問題かと思います。
もちろん、一ファンとして私も応援させて頂きます。長谷直美さん、おかえりなさい!
どのタイミングで視聴者が驚いたり笑ったりするか、まるでテレビ側から指図されてるみたいで、極めて遺憾です。いちいち入る細かいテロップもしかりで、そういう押しつけがましい演出に対して怒り続けて、早15年w
そう、15年以上前から「このままじゃ日本のTV視聴者は全員バカになる」って言って来ましたけど、ホントその通りになっちゃいましたね。
どこで驚いて、どこで笑えばいいのか、若い人はもう、テレビに指図してもらわなくちゃ分からなくなってるんじゃないですか?
だから、映画やドラマでも泣ける台詞で説明し、泣ける音楽で盛り上げてやらないと、どこで泣けばいいのか自分で判断出来ない。
そして逆に、どんなにデタラメな内容であっても、泣ける台詞と音楽さえ聴かせれば条件反射で泣いてくれる、とっても便利なパブロフの犬になっちゃった。いよいよ破滅だぴょ〜ん!(乳首)
それはともかく、なんで私がそんな番組を観る羽目になったかと言えば、女優・長谷直美さんが実に17年ぶりにテレビ出演されると聞いたからなんです。
長谷直美さん… 10代の時にアイドル歌手からスタートして、青春ドラマ『俺たちの朝』のヒロイン役に抜擢され、そこから『大追跡』『俺たちは天使だ!』そして『太陽にほえろ!』のマミー刑事etcと、常にこちらサイドのヒロインとして活躍してくれた女優さんです。
『太陽』関係の役者さんとは何人か実際にお会いしてますが、その中でも唯一、握手までさせて頂いたのが長谷さんだったりもします。ただの一ファンとしてですけどw
『太陽』終了後、長谷さんは芸能界を引退し、結婚してパリに移住されました。その後、書籍「沖雅也と『大追跡』」でインタビューに答えられてたのと、『太陽』のDVD映像特典、さらに昨年の『太陽』ファン・イベントに寄せられたビデオ・レターで、元気そうなお姿だけは拝見してました。
ところが、これは若い時を華やかな世界で過ごした人の宿命なのかも知れませんが、引退後の20数年は決して平穏な日々ではなかった事が、今回のTV出演で明かされ、私はちょっとショックでした。
まず、引退するきっかけになったのが「拒食症」であったという衝撃。『太陽』にレギュラー出演した4年間、食いしん坊で飲んべえな共演者達(例・渡辺徹さんw)に囲まれ、仲良くつき合ってたせいで、メタボになっちゃった長谷さん。
そこから過度なダイエットが始まり、いつしかそれが病みつきになって食物が受けつけられなくなり、入院。それは恐らく、芸能界という極めて不安定な職場にいる事のストレスが、最大の原因だったのかも知れません。
だけど幼なじみとの結婚が決まり、念願だったパリへの移住を決め、それを機に引退。ところが幸せな家庭生活も束の間、いくら頑張ってもフランス語が上達出来ずに孤立、そのせいか夫婦関係もやがて破綻し、離婚。
その時、最愛の一人娘が父親との生活を選択し、長谷さんの元から離れてしまった。その時のショックたるや、人の親でなくとも想像するに忍びないものがあります。
テレビ画面で拝見してきた長谷さんは、いつも明朗活発で強い女性のイメージでした。実際、A級ライセンスを取得した運転テクニックはあまりに男前だったし、共演者の皆さんも口を揃えて「いつも笑顔で元気な人」「サバサバしてて人に気を遣わせない」と評されてます。
しかしながら、私も50年近く生きて来ましたから、そういう人に限って根は繊細で傷つき易い事を、よく理解してるつもりです。元気は不安の裏返しだったりするんですよね。
パリ生活の中で長谷さんは、あまりに疲れてネガティブ全開になっちゃったのかも知れません。そんなお母さんを、娘さんは間近で見てるのが辛かったんじゃないでしょうか?
一人ぼっちになった長谷さんは、そこで一大決心をされます。女優復帰を目指し、なんと50歳代にして演劇の本場・イギリスの演劇学校に入学!
『太陽』DVDの映像特典で、その決意をされた事は御本人が語られてたのですが、その裏側に上記のような悲しい出来事があったとは、全く想像してませんでした。
長谷さんのお人柄なら、そのまま日本に帰れば力になってくれる業界人はいくらでもいる筈なのに、それに甘えること無く、あえて困難な道から再出発しちゃう。今になって、長谷直美さんという人の素顔を垣間見れたような気がします。
イギリスで再び言葉の壁に苦しみながらも修業を終え、長谷さんはこの秋から舞台女優として、日本での活動を再開されるそうです。この人の事だから、全くの新人から始める心づもりなのでしょう。
でも、スタッフや共演者達から本当に好かれ、可愛がられ、慕われてた方ですから、TVドラマや映画の世界に戻って来られるのは時間の問題かと思います。
もちろん、一ファンとして私も応援させて頂きます。長谷直美さん、おかえりなさい!