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『浪花少年探偵団』#06

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前回に続いて血なまぐさい事件は起きず、教師としてのしのぶセンセの成長が、じっくりと描かれましたね。私はねぇ、泣きましたよw

しかしこうなると刑事達の出る幕は無く、どうするのかと思ったら、お母さん繋がりで勝手にしのぶセンセ宅に押し掛け、タコ焼きを食うというw

もはや毎度の恒例になりつつありますが、確実に笑わせてくれるのが凄いなぁ… 松坂さんと段田さん、ベテラン二人の無邪気さに癒されつつ、その円熟の芝居に惚れ惚れします。

それを尻目に一人悩んだり推理を巡らしたりする、しのぶセンセの図もお馴染みになって来ました。そういや小池くん、ドサクサにまぎれてしのぶセンセに抱きついてましたけど、今度やったら乳首と呼ばせてもらうからなw

今回もいろんな表情を見せてくれた多部ちゃんですが、特に保護者面談の場面が素晴らしかったですよねw 「地味な顔」呼ばわりされた時の、あの微妙かつ絶妙な顔の動き! もう、真骨頂!w

その後もさんざんコケにされ、爆発寸前になりつつもグッと堪える、あの鼻の穴の膨らみ具合w 既に『デカワンコ』で証明済みだけど、ああいう顔をしても下品にならず、不自然にも見えない。これも多部未華子にしか出来ない芸当です。

なおかつ、すぐにキレちゃうしのぶセンセの短気ぶりがこれまで再三描かれて来ただけに、生徒の為に耐える彼女の姿にはグッと来ました。

学校が舞台になってる以上、イジメの問題は描かれて然るべきなんだけど、妙にタイムリーなネタになっちゃいましたね。

でも、それに跳び箱の事故を絡めて、前任教師とイジメっ子、イジメられっ子、その両親との複雑な関係が解き明かされて行く作劇が、無理のない流れでホントに見事でした。

で、その問題を解決する事によってイジメっ子とイジメられっ子が和解し、二人の成長ぶりがまた跳び箱によって描かれる。

演じる子役達がまた良いんですよね。このドラマでは、地味な風貌の子役ほど、実に良い仕事をしてます。そこにまた、創り手達の真摯な姿勢が伺えますよね。人気子役をでっち上げて視聴率を稼ごうなどと、あざとい事は決してしない。

そこが、数字の面だけで言えば、この番組の弱点と言えるかも知れません。やり方がまっとう過ぎて、退化した日本人の幼稚な感性では、その良さになかなか気づけない。

だからって、それに合わせてあざとい仕掛けを取ってつける事が、創り手の努力だとは断じて私は思いません。このドラマには最後まで、今のまっとうさを貫いて欲しい!

と言っても、とっくに全ての撮影が終了してますから、このドラマに関しては下手なテコ入れを心配する必要はありません。我々にとって、それはすごくラッキーな事だと思います。

願わくば、オリンピック観戦に飽きた人達がこのドラマを観て、まっとうな番組創りの素晴らしさに一人でも多く気づいて頂きたいもんです。5〜6%ではやっぱり淋しいですよ。

逆に、その5〜6%に入ってる自分を誇りに思う事も出来ますけどね。でも私は日本人を愛し、この国の明るい未来を心から願っているからこそ、もっと多くの人々と、この幸せを分かち合いたいのですよ。

いやぁーホントホント。ああチョメチョメw

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