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近況報告です。

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毎日更新してて、近況報告ってのも何ですけど…

負傷した足は先週あたりから、やっと回復の兆しが見えて来ました。が、ギプス的な物で3週間も固めてたので、乳首の間接等が固まってしまい、今はそれを正常に戻すリハビリの日々です。あ、足首でしたね。

肩凝りで通ってる整骨院で足も診てもらったところ、最初からウチに来てたらもう治ってるよ!と言われてしまいました。

うーん、そう言われても、こういう怪我をしたらまず病院でレントゲンって思うから、整骨院で診てもらうっていう発想が無かったんですよね。どちらかと言えば、治療というよりマッサージを受ける場所ってイメージで捉えてましたから。

でも言われてみれば、病院は経過を見て湿布を渡すだけですから、治療は何もしてくれてないんですよね。だから安静にする以外に手は無いんだって、自分でも思ってました。

3週目位から入浴時に足首をほぐすようには言われてたけど、下手にイジって悪化させたら最悪ですから、普通に動かせる範囲内でしか自分では動かせませんでした。

だから、その辺りから整骨院に切り替えるべきだったかも知れないけど、裏目に出る可能性もあるし、労災の手続きやら何やら考えたら、踏ん切りつかないですよね。

で、自分の部屋内ぐらいなら松葉杖無しで歩ける位になったところで、整骨院でも診るだけ診てもらおうと決断した次第です。

ある意味じゃ博打ですから、緊張しましたよ。けっこう足首をぐるんぐるん回されて、生きた心地がしませんでした。乳首なら是非とも回して頂きたいところですけど。

整骨院の先生いわく、靱帯はほぼ治ってて、その周辺の硬化や筋肉の衰えが歩きにくい原因になってるとの事で、ならば確かに早く其処で診てもらえば良かったなぁと。

今年はどうも腎臓結石の時から、判断を誤って後悔する事ばかりなんだけど、素人なんだから仕方ないですよね。これも学びだと思うしか無いです。

整骨院には毎日通うように言われましたので、其処で治療を受けつつ、家では狭い部屋の中で歩行練習という毎日です。今のところ、杖無しだと3分間歩くのが限度です。3分歩いては休んで、また3分…の繰り返しです。これもやり過ぎには要注意だし、なかなか難しい。

あと、病院では湿布を渡されるんだけど、整骨院だと(もう炎症は治まってるから)冷やしちゃ駄目だって言われる。どっちを信じるかがまた悩みどころですが、より親身に細かく指導してくれる後者を信じるしか無いですね。

何はともあれ、少しでも杖無しで歩けるようになっただけ大進歩です。やっと長いトンネルの出口が見えて来た感じです。

会社では上司から「どうなんだ?」って、会う度に言われてプレッシャーだし、バイト先の店長からは逆に音沙汰なく、復帰のメドも立たない状態でこちらから連絡しようも無い。なかなかツライ状況なんですな、これが。

私が真面目一辺倒の人間だったら、欝状態になってるかも知れないですね。実際、どよーんとした気分に襲われる時もあります。でも幸いな事に、不真面目な性質も半分位は占めてるので、なんとか精神バランスは保ってます。

ただし最近、なかなか眠れない夜があったり、悪い夢を見る頻度が高くなってたりしますから、開き直ってられるのもそろそろ限界かも知れません。

病院の先生からは、階段の昇り降りが杖無しで出来るようになったら、本格復帰OKと言われてます。それはさすがに、今はまだ無理です。耐えるしかありません。

つくづく、ブログをやってて良かったです。別に毎日書かなくたって誰も困らないんだけど、何か「やるべき事」が毎日あるって、すごく救いになってると思います。

遊ぶ事を知らないウチの父親は、毎日ひたすら庭いじりしてますけど、そういう事が生きる支えになってるんですよね。やるべき事が無くなって楽な気分になれるのは、まぁ1週間が限度でしょう。特に日本人は。

そんなワケで、本格復帰まではもうちょいかかりそうです。なんとか来週中には、この状態から卒業したいですね。しのぶセンセと一緒にw

昭和40年男、再び

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隣町での『アベンジャーズ』上映が今日までだったんで、午後から行こうかと目論んでたのに、こんな日に限って事務仕事が長引いてしまい、断念(涙)。とことんツイてない。

田舎のシネコンは作品の入れ替わりが激しく、1日の上映回数も少ないから、昼一の回を逃すともう駄目なのです。早めに行っときゃ良かったけど、そういう気持ちになかなかなれなくて…

でも今日まで上映してたのは2D版なので、もしかしたら遅れて3D版を上映するかも知れないし、大阪ではしばらく続行でしょうから、まだ可能性はあるかも。そんなに強い思い入れがあるワケでもないんだけど、せっかく予習をしましたからねぇ。劇場で観たいですよ。

仕方なく立ち寄ったのがCDショップ。ももクロのアルバム(定価)を手に取り、悩むこと約5分w 映画を断念してお金がちょっと浮いただけに、非常にヤバかったです。

どうせ買うならアマゾンの方が安いし、レンタル落ちならもっと安く手に入る。いやいや、そういう問題じゃなくて、これを買ったら最後、自分は必ず底無し沼にハマってしまう!

…というワケで、なんとか堪えました。…堪えましたって…w 感染してますやん、もう。あれから埼玉LIVEの録画をちゃんと観て、やっぱ良かったんですよね。特に『勤労讃歌』のノリとダンスが最高でした。

さて、2年ほど前に創刊号を紹介しました雑誌「昭和40年男」が、いつの間にやら通算15号、しかも今まで何かの雑誌の増刊号扱いだったのが、晴れて独り立ちとの事。

そんなワケで久々に「独立創刊記念号」を買わせて頂きました。というのも今回は、昭和48年をクローズアップしつつサブカル寄りの内容で、TV番組ネタが多いんですよね。

特集が松田優作、忌野清志郎、沢田研二、永井豪、石ノ森章太郎、乳首、『マジンガーZ』『仮面ライダーV3』『ウルトラマンタロウ』『ファイヤーマン』『乳首』に加えて日テレ版『ドラえもん』ですからね!(全て昭和48年の番組です)

さらに山田太一さんのインタビューまでありますから、ちょっと買わないワケには行きませんでした。ストライクゾーンに入る記事がこれだけ並ぶのは珍しい事です。

まぁ優作さんに関する記事には、これと言って目新しいものは無かったですけど、ジュリーが音楽雑誌以外で特集されるのは珍しいかと思います(まだ読んでないけど)。

『危険なふたり』『時の過ぎゆくままに』辺りから『勝手にしやがれ』を経て『ヤマトより愛をこめて』辺りまで、私はジュリーにハマってました。この時期のシングル曲は全てカラオケで唄えますw

それもその筈、この時期の曲は全て、作曲が大野克夫さんだった事を、後になってから知りました。大野克夫さんは『太陽にほえろ!』の全音楽を作曲されてる方なんですよね。

あと『V3』の宮内洋さん、『タロウ』の篠田三郎さんがインタビューで当時を語っておられるのに興味を引かれました。懐古趣味だけじゃなくて、今だから話せる当時の撮影裏話が(番組を観てた世代にとっては)非常に興味深いワケです。

なぜ『V3』がシリーズ中で一番人気を誇る作品になったのか、なぜ『タロウ』はあんなに子供向けの内容になっちゃったのか等が、この特集を読むとよく解ります。

それと幻の日テレ版『ドラえもん』! 確かマジンガー・シリーズの裏番組だった筈なんだけど、観てた記憶があるんですよね! 主題歌も憶えてますから。

さすがにどんな声だったかまでは憶えてないですが、初期はなんと『ダーウィンがきた!』のヒゲじい=富田耕生さんがドラえもんの声だったそうでw イメージ出来ない…(後期は野沢雅子さん)

そもそも原作が連載開始して間もない時期だった為、まだ世界観やキャラ設定が手探り状態だったらしく、現在のテレ朝版とはかなり違ってたみたいですね。確かに、もっとアクの強いドラえもんだったような記憶が、かすかに残ってます。

私がテレビっ子だったからTV番組の話ばっか取り上げてますけど、他にも当時の社会情勢、音楽、スポーツ、車、バイク、ヒット商品、乳首など、色んな角度から昭和48年が掘り下げられてます。

2年前の記事と重複しますが、そもそも「昭和40年男」っていうのは、私と同じ昭和40年生まれの編集長さんが、働き盛りだけど何となく元気がない同世代の男達に向けて「明日への元気と夢」が充満してたあの時代を思い出し、現在の糧にしよう!ってなメッセージを送りたくて、様々な壁を乗り越えて創刊された雑誌なんです。

こんなピンポイント過ぎる雑誌が発売されたこと自体が驚きでしたけど、まさかこんなに続くなんて!w しかもあらためて独立創刊なんて、感動しちゃいますね。

もちろん40年生まれの男だけが読む雑誌ではなく、昭和後期に思春期を過ごされた人なら、男女問わず楽しめる雑誌かと思います。

↑って、2年前にも書いた気がしますねw

わが町の性惚淫

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今日は特にネタが無いんで、いつも通ってる整骨院の話をします。

35歳位までは肩凝りとか腰痛とか縁が無かった私ですが、脚本でメシを食ってた時期、椅子を使わずにあぐらをかいてPCに向かう毎日だったもんで、まず腰を痛めました。

その時は東京に住んでて、すぐ近くに整骨院があり、しばらく通いました。痛みは治まり、其処で初めて整骨院の有難さを知った次第です。

で、やがて慢性的な肩凝りに悩まされるようになり… 同じ姿勢で暮らしてても、若い頃は何とも無かったのにねぇ…

時を同じくしてお腹が出て来たり、視力も落ち、虫歯まで痛み出したり、知覚過敏なんてものにもなったりして… 一斉にガタが来た感じで、人生の下り坂を意識しないではいられませんでした。

特に肩凝りは、現在の配達業でも猫背(肩凝りには良くない姿勢)にならざるを得ないし、こうして毎日大量の文字を打ったり、テレビやPCのモニターとケータイ画面を見る時間も長い等、原因は判ってるんだけどやめられない、避けようの無い持病になっちゃいました。

で、痛みを感じるレベルまで行っちゃったんで、地元の整骨院に通う事にしたんだけど、最初に自分で適当に見つけた整骨院は、ちっとも良くなかったですねぇ。

ろくに話も聞いてくれず、マッサージしてくれたのは初日だけで、2回目からは電磁波を当てて湿布を貼るのみ。(本当は冷やしちゃ駄目なのに)

院長は他の客とずっと世間話しててロクに仕事せず、スタッフ達はスタッフどうしで雑談しながら、あくまで事務的に流れ作業してる感じ。患者を早く治そう、ラクにしてあげようっていう気持ちが、微塵も伝わって来ない! 3回だけ行って、こりゃ駄目だと諦めました。

で、今度は会社の同僚達にリサーチをかけ、評判の良い整骨院を教えてもらいました。それが今通わせてもらってるS整骨院さんです。

行ってみたら、まず外観の美しさからして違ってましたけど、中に入った瞬間に、さっきの最低クソ乳首チョメチョメ整骨院とは180度違うことが一目瞭然でした。

と言うのも、10人以上いるスタッフの人達が、一斉に大声で「こんにちわ!」って、イキのいい職人が揃うお寿司屋さんみたいに迎えてくれるんですからw しかもほとんど20歳代の若い先生ばっかり!

初日に診てくれたのは若い女性の先生で、後から知りましたが院長先生の娘さんでした。ピチピチした女子に肩を揉んでもらえるだけでもテンション上がりますよね?

で、症状やら仕事の内容、生活習慣など細かく聞いてくれて、アドバイスもたっぷりとしてくれる。話し方がすごく丁寧でハキハキしてて、いつも笑顔でいてくれる。

他のスタッフさんも全員、そんな対応です。人との接し方、敬意を忘れない態度を徹底的に教育されてる感じで、そこの空気に触れてるだけで気分が良くなるし、元気が貰えます。

だからかどうか分からないけど、客層も全体的に若いんですよね。いつ行っても、中学生や高校生の患者が必ずいます。女性患者が半数以上を占めてるし、従来の整骨院のイメージとは違ってます。

それより何より、やっぱちゃんと話を聞いてくれる事が嬉しいですよね。人それぞれ症状も生活習慣も違うんだから、細かく聞いてその人に合った治療法を模索するのが当たり前だと思うんだけど、前の所はホントに何も聞いてくれませんでしたから。

気分が良くなる事も治療の一つだし、そりゃ評判は良くなるし千客万来にもなりますよね。柔道の道場もやってるみたいだし、被災地でのボランティア治療も盛んに実践しておられる。

何事も、やっぱり「人間力」やなぁって、あらためて教えられました。

院長先生の娘さんは三人おられて、末娘さんはまだ修業中もしくは手伝いのみらしいけど、長女さん次女さんに診てもらうと有難みが倍増しますw

男の先生に診てもらうと、力が強過ぎてかえって痛くなる場合もありますからね。そういう意味でも、女の先生に診てもらう方が良いのです。他にどういう意味があるのかはノーコメントにしときますけどw

足の回復具合も、此処で診てもらうようになってから劇的に前進してる実感があります。もう松葉杖はほとんど不要になりました。

タイトルにふざけて性惚淫とか書いてますけどw、ほんと感謝してます。近くにこんな整骨院があってくれてラッキーでした。

そんなワケで、本格復帰へのゴールも見えて来ました。

ももクロちゃん!Part.2

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非常にヤバイ事になって来ました。埼玉のライブ(CSで放送)を観ちゃったのが運の尽きでしたねw

まず、楽曲が非常に私好みなんです。歌ってる内容が「汗水垂らして働こう」だったり「夏休みの宿題が間に合わない!」だったりで、無難に大衆ウケする「あなたが大好き」的な恋愛ネタをあえて除外してる点が素晴らしい!w

そして、ネアカで攻撃的なノリがまたツボなんです。私はサザンオールスターズのファンですが、『いとしのエリー』じゃなくて『勝手にシンドバット』にこそノックアウトされたクチですから、バラードよりも『マンピーのGスポット』みたいな曲が大好きなワケですよw

ももクロにエロ要素はありませんが、悪フザケ一歩手前の三枚目的な明るいノリは、初期のサザンを彷彿させるものがあると私は思います。それでいて攻撃的で、格好良いんですよね。

パッと見でイロモノ的に思われがちだけど、本人達に「やらされてる」感じは全然しなくて、心から楽しんで演じてるように見えます。そこが他のアイドル・グループとの大きな違いかも知れません。

AKB48やそれに類するアイドル達は、100%企業の商売道具にされ翻弄されてる印象があり、その悲愴感が人気の秘密にもなってるきらいがあるけど、私はそこまでサディスティックにはなれません。

『別冊ももクロchan』という番組は、以前記事にした『ぷっスマ』にも似たユル〜イ番組で、演出らしい演出は皆無なんです。ももクロのメンバーが自分達で進行し、ひたすらじゃれ合ってる姿を見せるだけなのに、これがまた実に面白い。

それはトークの技術に長けてるとかじゃなくて、全員が根っからの三枚目気質な上、お互いをイジって遊ぶ事を本気で楽しんでる感じなんですよね。

それは根っから明るい性格で、本当に仲が良くなければ出来ない事だと思います。だから型にハメずに野放しにした方が面白い。ありていに言えば「無邪気」で、そこがまたオッサンの心を癒してくれるんですよね。

もちろん、それだけならハマる程でもない。そんな彼女達が、いざステージに立った時のハードなパフォーマンスとのギャップが凄くて、そこにキュンと来ちゃうんでしょうね、きっと。

歌やダンスに関して私は全くの素人ですから、そのレベルがどれ程のもんなのかは分かりませんが、相当ハードなパフォーマンスをこなしてるのは確かで、またノリの良い楽曲が多いもんだから、ライブでは約二時間、激しく動きっぱなしになっちゃう。

いくらピチピチの10代女子とは言え、相当な鍛練なくしては不可能な芸当だろうと思います。なのに、そういう悲愴感も全く感じさせないのがまた凄いし、格好良い。

衣裳や振付けも良いんですよね。可愛いだけじゃなく、格好良いだけでもない。かと言ってあざとく笑いを狙ってるようなもんでもない。

私が特にツボだと思うのは、相撲でシコを踏むみたいな、開脚して踏張るポーズが多い点です。ああいう動きをする女子アイドルは、あんまり見た記憶が無いです。ちょっとコミカルでありながら、妙に可愛くて格好良い。

エロさは無いですね。彼女達に関しては無い方が良いと思います。付け焼き刃で分かったようなこと書いてますけどw

最初は路上パフォーマンスからスタートしたとの事で、まさしく「雑草魂」みたいな逞しさを感じたりもします。だからクローバーなのかな?

いやいや、私はハマってませんよ? 全然ハマってなんかいません。先日のコメント欄にも書いた通り、ももいろクローバーZもこの1年で急速にメジャー化しつつあり、AKBと肩を並べんばかりの勢いなんだとか。

そうなってからファンになるのは、なんだか流行りものに飛びつくみたいで格好悪い。私の高い高いプライドが許しやしません。だから、大丈夫です。

そう、全くもって私は大丈夫。なにしろ今日、アマゾンと名乗る謎の組織から『バトル・アンド・ロマンス』と題された怪しげなCDが送りつけられて来ましたけど、私はちっとも驚いてないですからね。

私は政治や経済にしか興味がありませんし、無駄遣いは一切しない主義です。クラシック音楽と演歌をこよなく愛し、暴力や性を匂わせる表現は断じて許さない男です。チョメチョメ。

だから大丈夫。週末アイドルなんか知りません。知るもんか、知ってたまるかよ! ゼェーーーット!!

『アサルトガールズ』

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『KILLERS』でご一緒した押井守監督の新作実写映画です。と言っても、公開から2年は経ってるでしょうか。CSで観ました。

このブログの性質上、押井監督をご存じない方も多いかも知れないですが、あの方と一緒に仕事したと言うだけで、ある種の人達は「えーっ、凄い!」と驚嘆し、その瞬間だけは尊敬の眼差しで見てくれたりします。

一言で説明すれば「アニメ界の巨匠」であり、日本よりも海外で熱烈に信仰され、半ば神格化されてる凄いお方なのです。ただし作家性が非常に強く、大衆向けの作品は創らないゆえ、一般的な知名度は低いかも知れません。

そう、自分が描きたいものを描く事に撤しておられる方で、「観客を喜ばせようとか、一度も考えたこと無い」って、はっきり仰ってました。

私自身は、あの手この手で観客を笑わせる(サービスする)事ばかり考えて…と言うかそれしか出来ない創り手でしたから、せっかく巨匠とご一緒しても、あまりに方向性が違い過ぎて、何を学べばいいやら分からなかったですw

だから正直に言って、押井監督の作品を面白いと感じた事は、一度もありません。でも映像や音響へのこだわり、その密度の濃さにはいつも圧倒されますし、オムニバス映画『KILLERS』の中でも、風格的にはズバ抜けてたと思います。

だけど、一番ストーリーが無かったのも押井さんのエピソードなんですよねw ターゲットの到着を待つ殺し屋が、約15分間、延々と菓子パンを食べ続けてるという内容でw

私みたいな凡庸以下の創り手には、観客に居眠りされるのが怖くて、とても出来ない芸当です。実際、眠っちゃった観客は少なくないと思いますよw

で、今回の『アサルトガールズ』もやっぱり、ストーリーらしいストーリーは無かったです。主人公達がバーチャル世界の中でシューティング・ゲームをし、怪物を倒して次のステージに進む。それだけw

ただ、従来の押井作品と決定的に違うのは、黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子というメジャーな女優さんが起用されてる事。これは多分、一般客を呼ぶ為に製作側が要求した、保険みたいなものだろうと思います。

あと、小難しい哲学を持ち込んで観客を煙に巻く手法も、今回は最小限に抑えられた感じで、やはり不景気の影響でしょうか、いつになく「売ること」を意識したような創りになってます。

盟友・田渕寿雄監督の自主映画で主演された俳優・藤木義勝さんが唯一の男性キャストとして登場しますが、けっこう分かりやすいコメディー・リリーフとして描かれており、ちゃっかり観客サービスしてますやん!とも思いましたw

そのへんは押井監督の心境が変化したのか、それともやっぱり不景気の影響による、譲歩だったりするのでしょうか…?

もうお会いする機会も無いでしょうから確かめようが無いけど、本意にせよ不本意にせよ、あの巨匠がほんの少しだけ、こっち側に歩み寄ってくれたような気がして、なんだか嬉しかったです。

タベリスト・かわたべ的には、『ジウ』以前に戦闘服姿でアクションを披露してる、黒木メイサちゃんが見所でした。サバイバル・ゲームが趣味と聞いて驚いたけど、この映画がきっかけだったのかも?

菊地さんは不思議な雰囲気でさすがの存在感を示したし、佐伯さんは相変わらず可愛かったです。藤木さんも良い味を出されてましたね。

でも、私としてはやっぱり、もうちょっとドラマが見たいです。見たいんだけど、押井監督がそれをやっちゃうと、逆にショックかも知れません。>どないせぇっちゅーねんw

つまり今まで通り、私みたいに凡庸な観客は無視して、やりたい事だけを貫いて下さい!って結論ですね。今の日本でそれが出来るのって、ほんのひと握りの創り手だけですから…

『浪花少年探偵団』#12 (終)

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ほんとに終わっちゃいました。本来は全11話だったのに、予想外の高視聴率により(うそw)1話追加されたとの事で、最終回はしのぶセンセとのお別れがじっくりと描かれました。

生徒を連れて殺人犯を追って行っちゃったしのぶセンセを、親の立場から辛辣に非難する斎藤由貴さん。本来ならこのシーン、もっとアッサリ処理されて然るべきですよね?w

何よりも大切な我が子を危険に晒されたんだから、そのお怒りはよく理解出来るんだけど、作劇としては「しつこいよ!」と思ってしまいましたm(__)m

朝ドラを観てると、ヒロインのお節介ぶりにイライラさせられる事が多々あるのですが、しのぶセンセに対してもそんな気持ちになっちゃいそうだし、由貴さんのしつこさにも厭な印象が残りかねません。

最終回にして、あそこまでヒロインが非難されるのって、なかなか珍しくないですか? その点は、ラストに向けてヒロインを持ち上げまくる朝ドラの作劇とは真逆ですねw

どうして由貴さんに、あそこまで言わせる必要があったんでしょうか? もしかすると視聴者からのクレームを反映させた?って一瞬思ったんだけど、番組スタート前に撮影は終わってるんですよねw

そこはやっぱり、創り手達の良識の表れなんでしょうか。子を持つ親としては、しのぶセンセの行動を手放しで絶賛するワケには行かないよって。

だけど、そもそもクソガキどもが勝手に首を突っ込んだんですよねw 生徒達の暴走を、しのぶセンセが一人で背負ってる構図を示したかったのかも知れません。そこはちょっと、視聴者には伝わり切れてなかった気がします。

事件解決後に小池くんが、子供らをたしなめながらも、最後は「僕ら大人の責任や」って言いました。

童顔の小池くんが言うと少し違和感があったけどw、しのぶセンセが非難されたのはそういう事だし、最終回のテーマが集約された台詞なのかも知れません。

自分に惚れた女性を殺し、「あの女は俺のステイタスが欲しかっただけ」みたいなこと言って、被害者意識を丸出しにする犯人に対して、しのぶセンセは怒りを爆発させました。

いや、怒りというより、嘆きに近かったような気がします。「なんて世の中だ!」っていう、絶望的な嘆きですよ!

「こんな大事な卒業の日に、なんで、あんたみたいな大人を、この子らに見せなあかんのや!?」

大人には、子供らを育て、守ると同時に、模範を示す責任がある。それを忘れてる、あるいは放棄しちゃってる大人が、あまりに多過ぎるんじゃないのか?

創り手達は最後に、番組を観てる大人達に対して、そんなメッセージを伝えたかったんだと思います。日々のニュースを観てると、本当に酷い大人、愚かな大人ばかりが目につく今日この頃ですからね! 愚か者っ!!(by榮倉奈々←番組が違うw)

「学校も学校や。勉強ばっかり出来るアホ育ててどうすんねん!?」

まったく同感ですね。人間として一番学ばなきゃいけない事が、今の学校教育からはスッポリ抜け落ちてる。雑務が多過ぎて、現場にそんな余裕が無いらしいですけど…

「ええか、あんたら。こんな大人にだけは… こんな大人にだけは、絶対なったらあかんで」

しのぶセンセみたいに愛のある教師や親ばっかりなら、あんな大人に育っちゃう事も無いんでしょうけどね… 世の中は…人間はもう、手遅れなんです。そう、何もかも破滅だぴょーん!←こんな大人にもなっちゃいけないw

涙の卒業式は定番ですけど、北野広大や坂本金八の熱弁と違って、訥々と想いを語るだけで子役たちを泣かせちゃうのは、多部ちゃんならではの離れ技かも知れません。

前後しますが彼女が犯人を叱りつけた場面でも、子供達の涙は脚本で指示されたものではなく、自然に流れたように見えました。

共演者の感情を揺さ振って名演を引き出しちゃう、これぞ多部未華子の真骨頂!と言えましょう。

プロポーズを断られた小池くんは、ちょっと気の毒でした。刑事の妻というと不幸なイメージが(刑事ドラマの見過ぎでw)あるんだけど、しのぶセンセなら捜査の最前線に(勝手に)立ってくれますからw、夫婦像としては悪くない気もしてたんで…

その点、耕史くんは切り替え早かったですねw 惚れっぽい分、諦めも早い? それにしたって本命とは全く対照的な文乃ちゃんに乗り換える節操の無さw しかもまた子供に邪魔されてるしw

いやぁ、楽しかったですね。『デカワンコ』や『GM』も楽しかったけど、よりマトモな楽しさと言いましょうか、正攻法でもちゃんと創れば充分に面白くなる事を、あらためて証明してくれました。

それと、本当の意味で良い役者を揃える事の大切さ。主役、レギュラー陣はもちろん、毎回のゲストに至るまで、キャスティングに抜かり無しでした。お陰で乳首呼ばわりして遊ぶ相手がいなくて、私は淋しかったですよw

あと、子役ブームに当て込んで、ガキンチョの可愛さで数字を稼ごうという姑息さが無いのもポイント高かったです。本当に、全てが真っ当な作品でしたね。

DVD-BOXは年明け発売みたいだけど、値段を見てちょっとビビりましたw よっぽど充実した映像特典をお願いしますよ、ホントに。

で、今度は間髪入れずに『大奥』がやって来ます。まったく、嬉しい悲鳴とはこの事ですw

愚か者っ!!

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☆視聴率

『浪花少年探偵団』最終回の視聴率は、なんとシリーズ最低の4.4%! あんなに口を酸っぱくして、懇切丁寧に「観やがれ!」ってお願いしてやったと言うのに、愚か者っ!!

連続ドラマが全体的に数字を落としてるとの事で、もはや1ケタも珍しくなくなってる感じだけど、その割に『梅ちゃん』とか『ゴーストママ』みたいにクリエイティビティーが感じられない凡作が、っていうかそういう作品であればあるほど数字を稼いでるという、絶望的な現実。

繰り返し書いてますから詳しくは述べませんか、そうなるとますます創り手達が冒険しなくなり、斬新なドラマが生まれなくなっちゃう事を私は憂いてるワケです。

この際、日本人の感性が退化しようが馬鹿になろうが知った事じゃないけど、面白いドラマを発見する喜びを、このボクちゃんから奪ってくれるなよ!と言いたい。

ドラマを観ないなら観ないで結構だから、せめて、わざわざ低レベルな番組だけ選んで観るのだけ、マジでやめてくれんかね? ほんと迷惑なの。愚か者っ!!

☆梅ちゃん先生

松、竹、梅の結婚が片付いてせいせいしたと思ったら、今度はなんと、梅子の元カレ=松岡くんを結婚させようってんで、独身がいかに淋しくて不便であるかを、お節介にも皆で寄ってたかって…

愚か者っ!! 結婚話しかネタが無いんか、このドラマはっ? もう本気で腹が立って来ました。

こんな、人のプライバシーを通り越して、人生にまで土足で踏み込んで来る人間ばっかり棲息するような町、わたしゃ死んでも住みたくないよ!

☆反日デモ

見てたら、騒いでるのはほとんど20歳前後の若造ばっかりで、国交の事を本気で考えてるヤツなんか、ひと握りもいないように感じます。

大半は八つ当りか、ただお祭り騒ぎに便乗したい愚か者ばっかじゃないですか? 愚か者っ!!

ワールドカップの時だけ大騒ぎするにわかサポーターとか、阪神が優勝してもしなくても道頓堀川に飛び込む馬鹿どもと、大して変わらんレベルですよね。

襲撃された日系企業の人が「国と国の政治問題なのに、関係ない一般人がなんで関係ない企業を襲撃せにゃならんの?」って嘆いてはりました。ホントそうですよね。騒げりゃ何でもええんですわ、しょせん。

中国人もたかが知れとるなぁって思ってたら今日、神戸の中国人学校が放火されたんだとか。やれやれ、報復のつもりでやったんだとしたら、日本人もまったく同じ穴の乳首ですやん。

こんなレベルじゃ『浪花少年探偵団』の良さも解らんわ、そりゃ。終わってる終わってる。ああこりゃこりゃ。

でーこでこでこでこっぱちと、エクボは恋の落し穴なんだゼェーーーット!!

(ちょめちょめ)

『ゼイラム』

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SF、特撮ファンの間じゃ有名な作品かと思います。'91年に雨宮慶太監督が創り上げた低予算SFアクションです。CSで観ました。

宇宙(異次元?)から逃げ込んで来た怪物=ゼイラムを追って、賞金稼ぎの美しき女戦士=イリヤ(森山祐子)がやって来る。その戦いに民間人の男二人が巻き込まれ、共に戦う内に芽生える異人種間の友情。

プロットは平凡かつシンプルながら、設定やギミックがSFテイストに溢れ、面白かったです。これぞセンス・オブ・ワンダーってやつでしょうか?

『エイリアン』シリーズや『ブレードランナー』の影響を受けた和製SFは数あれど、本作には群を抜くセンスの良さを感じました。

怪物が非常に東洋的な造形とキャラクターだし、ヒロインのバトルスーツも日本の特撮ヒーローを継承してる感じで、単なるハリウッドの劣化コピーになってないのが素晴らしい! アホの亀山とは大違いw

それよりも魅力的なのは、CG夜明け前の極めてアナログな、手作り特撮です。低予算だからハッキリ言ってチープなんだけど、何でもCGで平均的に処理されちゃう最近の特撮物では決して味わえない、温かみと懐かしさがあるんですよね。

着ぐるみの怪物、人形アニメーション、ちゃんと火薬を使った爆発etcと、いちいち手間暇かけた手作りの味。現在だと自主映画でもなかなかお目にかかれないかも?

もし、これを公開当時に観てたら「やっぱ日本のSF映画はチャチいよなぁ」としか思わなかったかも知れません。何でもコンピューターで処理されちゃう今だからこそ、この手作り感がたまらなく魅力的なんですよね。

それは私が自主映画出身者だから、余計に感じる事かも知れません。'80年代に観た数々の特撮自主映画と、イメージが重なるんです。

その手作り感とマニアックさ、つまりは特撮愛ですよね。SFや特撮への並々ならぬ愛が伝わって来るから、観てるこっちも楽しくなっちゃう。最近の作品には感じないですね、それは。

低予算映画と言えども、当時はバブルの真っ只中ですから、時間だけはタップリかけられたんじゃないでしょうか?

現在のマイナー映画界の製作環境と言えば、お金も無ければ時間も無く、自由も無い。才能があっても発揮する場が無いまま潰されちゃいますからね。メジャーはメジャーで企業の言いなりだし、クリエイターにとってあまりに辛い時代です。

『ゼイラム』はたかが20年前の作品なんだけど、古き良き時代の産物って感じがしますね。CG時代の幕開けと共に、日本の映画界は… チョメチョメ。

あと、ヒロイン・森山祐子さんの衣裳が場面毎に薄着になっていくのも見所です。最初のバトルスーツがごつい分、タンクトップ姿になるだけで充分にエロい。彼女のオッパイがまたエロいんですよw

芝居は拙い感じの森山さんですが、台詞を限界まで削ぎ落とす事でうまくカバーされてます。その分、アクションは意外にキレがあって格好良かったです。

CG時代に生まれ育った若い子らは、こういう手作り特撮を観た時に、どんな感想を持つんでしょうね? 我々世代がチャップリンの無声映画を観てちゃんと感動出来たみたいに、前時代ならではの良さを解ってくれるでしょうか?

ま、知ったこっちゃないけどw

『さきがけ!セレソンDX 』

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私のケータイは「さきがけ」って単語が漢字変換できません(泣)。

『ライアーゲーム-再生-』DVDは定価で買う気にならず、とりあえずレンタルで観直す事にしたのですが、そう言えばDISCASなら『セレソンDX』もあるだろうと思い立ち、一緒に借りました。

まず『ライアーゲーム』ですが、あらためて観るとホントに馬鹿げた話やなぁとw そこはもう、そういう世界なんだと割り切って観るんだって、心構えをしておくのが大前提ですよね。

なにせ久しぶりだったもんだから、その心構えが出来てなくて、のっけから卒倒しそうになりましたw さすがは世界の亀山印、セレソンDXと同じくらいバカバカしい設定だと思いますw

それがいつの間にやら篠宮優に惹かれ、共感し、最後には感動させられちゃうのは、返す返す多部未華子がもたらした奇跡ですよ本当に。

優が仲間を裏切る場面は、間違いなくこの映画最大のハイライトだと思いますし、誰一人として感情移入出来るキャラクターが存在しない中、最後まで観客の興味を引っ張ったのはただ一人、多部ちゃんだけですよね?

タベリストであろうが無かろうが関係なく、もし篠宮優というヒロインが設定されなかったら、それを演じたのが多部ちゃんでなかったとしたら、はっきり言ってゴミ映画になってたと私は断言しちゃいます。

だから「奇跡」なんですよね。つくづくそう思いました。多部ちゃんの凄さというものを再確認するのに、これほどうってつけな作品は無いかも知れません。

さて『セレソンDX』、タベリストに説明は不要かと思いますが、『つばさ』『鹿男あをによし』と、やたら多部ちゃんに縁のある俳優・宅間孝行さんが率いる小劇団をフューチャーしたコント番組で、まだ10代の多部ちゃんが客演としてレギュラー出演してました。

別につまらなくはないのですが、時間を割いてじっくり観たくなるような魅力も感じられず、多部ちゃんの出番と「台本の無い喫茶店」コーナー以外は、全て早回しで観ました。

まだ初々しい多部ちゃんの芝居と、ケーキ屋さんの制服姿、テニスウェア姿(アンダースコートのお尻が見えるサービスあり)等のコスプレ…以外に、これと言って見るべきものは無いですよねw

とりあえず第1巻だけ借りましたけど、残り2巻、見ておくべき要素はありますでしょうか?>諸先輩方

なんか、特に語るべき事も無いですよね、これw そりゃ多部ちゃんは可愛いですよ。そんな分かりきったこと今さら書いても仕方ないし。出番も少ないですからねぇ…

この番組で東京セレソンDXさんはもっとメジャーな劇団になる予定だった筈が、うまく行かなかったのかな?とか、そんな事も別にどーでもええしw

はーちはち、でーこでこっぱち、えーくえくぼが恋の落し穴なのは、多部ちゃんが元祖なんだよねって事で、ちょめちょめ。

ももクロちゃん!Part.3

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「Quick Japan」という雑誌は今まで買った事が無いのですが、ちょっと見てみたら清竜人くんのアルバムに関する記事があって、じゃあ多部ちゃんの事にも触れてるかも知れないと思い、買ってみました。

で、帰宅して中身をよく見たら驚いた! 死んだら驚いた! 私にとっては全く興味の対象外である「ももいろクローバーZ」とかいうグループが、なんと100ページに渡って総力特集されているではないですか!

全然気づかなかった! 騙された! 全く迷惑な話です。ももクロなんかには全く興味が無いんですからね私は。大失敗ですよホントに。

なにしろ、謎の組織・アマゾンから送りつけられて来たアルバムは毎日3回ずつしか聴いてないし、埼玉LIVEの録画(2時間)に至っては、この1週間でたったの5回しか観てないんです。全く興味が無い証拠ですよね?

カナコのオデコが多部ちゃん並みに広かろうが、シオリンがいくら食いしん坊だろうが、アーリンのMCやモモカのダンス、レニちゃんの顔芸がいくら凄かろうが、ちっとも知った事じゃないんです。興味無いんだから。

私があまりに無関心なので皆さん引いておられるかも知れないですが、心配は要りません。昨日はももクロの特集を読み耽ってブログの更新を忘れてましたからね。興味は無くとも、買ったからには元を取る。私は義理堅い男なんです。下半身の一部も実に硬い。

特集は「ももいろクローバー」からアカリンが抜けて「Z」になってからの1年間が中心なので、それ以前の活動内容や、サブリーダーだったアカリンが脱退した理由については記されてません。ご存じの方、情報プリーズm(__)m

でも、この特集を読んで、ももクロが私みたいな若者だけでなく、オッサン層にも熱く支持されてる理由が、なんとなく解った気がします。興味無いんだけどw

まず、メンバーそれぞれが持つポテンシャルの高さ。私は『別冊ももクロchan』というバラエティー番組から足を踏み入れたワケですが、5人が好き勝手に喋り、じゃれ合ってるだけでメチャクチャ面白いんですよね。

それって、なにげに凄い事かも知れません。しばらくカメラを回すから、楽しくトークしなさいって言われて、出来ますか?w 実は物凄く高度な事を彼女らはやってるんだけど、それは素の姿そのまんまでもあり、言わば天才肌なんですよね。

そして勿論、ステージにおけるパフォーマンスの凄さ。それはもう、実際に見て頂かない事には説明のしようが無いんだけど、彼女らのステージを見てしまうと、AKBあたりのそれはもう、ユル過ぎて見られたもんじゃない。

それだけの実力を持ち、日本一ライブチケットが入手困難なアイドルと言われる程の人気を得ながら、「自分らはそんなタマじゃない」っていうコンプレックスを変わらずに背負い続け、心からファンに感謝し、常に100%全力でパフォーマンスに勤める。

全く興味が無い私にまで、それが伝わって来るワケですよ。雨の日の野外ライブで、歌の途中で伴奏の音声が途切れちゃうハプニングがあったんだけど、彼女らは咄嗟にアカペラで歌を続け、伴奏まで口真似しながら最後まで唄い切ったという場面を、私もテレビで観ました。

たぶん、並みの歌手なら中断してますよね? そのステージに立つ直前の舞台裏でも、彼女らは口々に「お客さん、どうしてるの?」って、雨でみんなが濡れてないか心配してたんですよね。

そんなファンへの本気の感謝があるからこそ、中途半端なステージは絶対に見せない。そうやって全力で気持ちを表現されたら、そりゃ観客も全力で応援したい気持ちになりますよね。

でも、そこに悲愴感はカケラも見えない。あれだけハードなステージをこなしてるんだから、実は相当過酷な裏舞台がある筈なんだけど、いつ見ても底抜けに明るいんですよね。

以上の事を一言でまとめたら、要するに「プロ意識がめちゃくちゃ高い」って事だと思います。アイドルというジャンルに収まり切らない、アーティストでありエンターテイナーですよね。

だから、いい大人であっても「この子らにハマるのは恥ずかしい事じゃない」って思えるんでしょう。そのへんは多部ちゃんと一緒じゃないですか?

まぁ、根っからアイドルに興味が無い私みたいな人間は大丈夫なんだけど、少しでも興味があって、その想いを普段は理性で抑えてるような大人は、ももクロに心の扉をパカッと開けられちゃうんじゃないでしょうか。

5人の個性がハッキリと色分けされてるのも魅力なんでしょうね。そこはまさにゴレンジャーみたいなもんで、役割分担がハッキリしてる。

それぞれのポテンシャルが高くて、それぞれが面白い。女性版のSMAPや嵐を目指してるとの事ですが、彼女達なら実現出来るかも知れませんね。実現して欲しいです。

以下の文章に、ももいろクローバーZの魅力が集約されてると思いましたんで、抜粋して無断転載させて頂きますm(__)m

「AKB48が栽培から出荷までをトータルで管理している完璧なシステムだとしたら、ももクロはその巨大農園を横目に見ながら、少人数のスタッフがコツコツと無農薬で有機栽培を続けてきたようなもの。

たくさん収穫できなくてもいい。たった五本だけ、立派に育ってくれればいい。多少、形が整っていなかったり、大きさがバラバラだって構わない。

素材の味がはっきりとした、しっかりと大地に根付いた作物を、時には野ざらしにし、時には害虫と闘わせながら育ててきた… だから、ももクロは強く、逞しく、五人それぞれの味わいがまったく違うのではないか?」

私はちっとも興味が無いのですが、多部ちゃんを好きな方には、ももクロにハマる素質が多分にあるかと思いますよ。あと、昭和のヒーロー番組に思い入れがある人、プロレスが好きな人もヤバイですねw

もし機会があれば、ももクロのパフォーマンスを一度じっくりご覧になってみて下さい。少なくとも、日常の憂さを忘れて元気が貰える事は100%保障しますから。

ハマっちゃう事を心配する必要はありません。私みたいに全く影響を受けない人間もいますから。ぜーんぜん大丈夫ですw

『完全なる飼育/赤い殺意』

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別にこのシリーズのファンってワケじゃないんですが、観るとそれなりに面白く出来てるんですよね、いつも。だから長く続いてるワケなんでしょうけど。

特に2年ほど前にレビューした『秘密の地下室』は本当に良い出来で、不覚にも泣いちゃいましたからね。山本太郎くんがトラウマを抱えた高校教師を演じたやつです。

主演女優はいつもフレッシュな娘が抜擢され、必ず全裸と濡れ場を披露するのが目玉になってるシリーズなんだけど、その後ブレイクしてメジャーになった人はいないですね。(1作目の小島聖さんは既に名前が売れてたから例外とします)

それでも彼女らが覚悟を決めて出演するのは、しっかりした監督さんと、相手役・脇役にメジャーな俳優さんが起用されてるからでしょうか?

今回は若松孝二監督に、佐野史郎、大沢樹生が共演って事ですから、確かに魅力的な布陣ですよね。シリーズの顔だった竹中直人さんは、今回なぜか登場しませんでしたが…

主役に抜擢されたのは伊東美華さん。ノーメイクだけど充分に美しく、全編のうち半分以上は全裸(ナイスバディ!)、佐野さんに剃毛される場面まであります(テレビなんでボカシが入ってましたが、本当に剃られてたみたいです)。

そりゃ名の売れた女優さんは引き受けないですよね。やっぱり新人を巧みに騙して抜擢するしかない、その為のメジャーな共演者って事でしょう。

借金を抱えた二流ホストの大沢くんが、それをお客に肩代わりしてもらう代償に殺人を請け負い、逃走中に足を傷めて、人里離れた一軒家に逃げ込みます。

そこは20歳前後の若い女子=伊東さんが一人で留守番してるんだけど、何やら様子がおかしい。警官が訪ねて来ても大沢くんを突き出さないどころか、自分も一緒になって隠れちゃう。

実は彼女、幼少時に佐野さんに誘拐され、この家で10年以上も「飼育」されていたのでした。

誘拐時に使用されたスタンガンへの恐怖と、「逃げたら母親を殺す」という脅迫をずっと刷り込まれて育った為、逃げようと思えば逃げられるのに、どうしても外に足を踏み出せないで10数年を過ごして来たワケです。

で、彼女を誘拐し、育てて来た男を演じる佐野さんがもう、あまりにもハマリ役すぎて笑っちゃうんですよねw

あの「冬彦さん」がそのまま中年になった感じで、まるで水を得た魚そのもの、もう嬉々としてド変態を演じておられますw これぞまさに佐野史郎の真骨頂ですよねホントにw

まずは、極端な潔癖症であること。この性格設定はもう鉄板ですねw 動かした物をきっちり元に戻しておかないと、烈火のごとく激怒し、スタンガンを振り回す。で、それが誤解だったりした事が分かると、コロッと笑顔になって猫可愛がりに豹変する。目に浮かぶ様でしょう?w

どうやら性的不能者らしく、彼女の身体を風呂場で隅々まで洗い、毎回のように剃毛し、その後ボディーパウダーをゆっくり時間をかけて塗りつけながら、勝手に昇天しちゃうというw

だから彼女はずっと処女だったんだけど、秘密の部屋に潜む大沢くんがチョメチョメの悦びを教えちゃったもんだから、佐野さんがいつも通りに彼女の身体を洗ってると、今までに無かった反応を彼女がしちゃうワケです。

局部にちょっと触れただけで彼女がエロい声を出すもんで、佐野さんが困惑してる図が今回の画像ですw そんな場面で笑けちゃうのも、佐野さんならではですよね。すっごいシリアスな作品なのにw

本作は『完全なる飼育』シリーズの中でも、ちょっと異色なんですよね。誘拐犯と被害者が同居生活の中で心を通わせ、それが恋愛感情にまで発展するストックホルム症候群がいつも描かれてるのに、佐野さんと彼女の間に愛は存在しないんです。だって冬彦さんだからw

レギュラーの竹中さんが出てない事から見ても、シリーズのお約束を排除して仕切り直しを計った作品なのかも知れませんね。

それはともかく、侵入者の存在に気づいた佐野さんを大沢くんが殺そうとして、相討ちみたいな形になり、彼女は誘拐された時と同じようにランドセルを背負って、10年以上も踏み出せなかった外界への第一歩を踏み出します。

大沢くんは根っから悪い奴じゃなかったから気の毒ではあるけど、なにしろ殺人犯だから仕方がない。佐野さんには天罰が下って当然でしょうw これで彼女はやっと家族のもとに帰れるワケですから、ハッピーエンドと言って良いですよね。

先日もニュースで幼女誘拐未遂事件が続いてましたけど、そういう性癖の人間が存在すること自体はまだ解らなくもないんだけど、連れ帰って一体どうすんの?って、いつも疑問に思ってました。

もし望みどおりエッチな事が出来たとしても、その後どうしようっていうの? あいつらみんな、最初から殺すつもりでさらってんのかなぁ?って。そういう奴も中にはいるだろうけど、そこまで覚悟を決めてる奴ばかりとは思えないですよね。

この映画を観て、その疑問が解けたような気がします。つまり幼い内にさらえば、洗脳して自分のものに出来るって、奴らはそう思ってるのかも知れません。

実際そんな事が可能なのかどうか分からないけど、本作の佐野さんが見せた手口には説得力がありました。だからって真似するバカが出て来なけりゃ良いのですが…

そういう事を考えてしまうと、こんな映画を観ること自体が後ろめたくなっちゃいますが、あくまで映画は映画ですから、若い女優さんの裸と、佐野さんの怪演を楽しめばそれで良いのだと思います。

まぁ、特にオススメはしませんw でも、佐野史郎さんはやっぱり、変態役が最高ですw

女体と佐野史郎 PART2

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『完全なる飼育/赤い殺意』の一場面です。この画像を見て頂きたいだけの投稿ですw

顔に乳房を押しつけられただけで笑いを誘う佐野さんって… 最高です!w

女体と佐野史郎 PART3

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『完全なる飼育/赤い殺意』で、悦楽の表情を浮かべる伊東美華さんを見た途端、「なぜ笑う!? なにが可笑しいんだぁーっ!?」と言って激怒する、佐野史郎さんの画像ですw

面白がってるのは私だけのような気もしますがw、記録として残しておきたいので投稿します。佐野さん、大好きですw

ついでに毒を吐いておきますが、最終回も近づいた『梅ちゃん先生』、松岡くんのお見合いが不発に終わったかと思ったら、今度は弥生さんの結婚話ですよw 本っ当にこれしかネタが無いんですね。もう腹も立たなくなって来たけど、とにかく迷惑です。

ところで、もうかなり普通に歩けるようになりました。今、病院ですが、少しずつなら配達を始めてもOK、とのお許しも先生から頂きました!

先に寄った整骨院は院長先生が不在でお話が聞けなかったんで、明日、そこでもお許しが出たら、いよいよ配達に復帰しようと思ってます。ほんとに少しずつだから、今週中は午前仕事に変わりは無いと思いますが…

長かった! 怪我したのが8月10日ですから、実に1カ月半ですよ。入院と合わせたら丸2カ月、ろくに働いてなかったワケです。

まぁ病気と怪我ですから、仕方ないって自分でも思うんだけど、同僚に申し訳ないっていう負い目は勿論ありつつ、ラクでいいなぁって思っちゃう瞬間もあるワケで、その事に対する後ろめたさとか、そういう複雑な感情もあったりするんですよね。

あと、後遺症とか、体力、反射神経の衰えで今後の仕事はどうなんだ?とか、不安にもなります。コンビニのバイトはもう辞めた方がいいのでは?とも思いつつ、それでは生活して行けない現実があり…

まぁ、そうは言えども日常に戻ってしまえば、そんなこと考えてる余裕も無くなるでしょうし、もうちょいの辛抱ですね。

朝晩すっかり涼しくなって、今年も秋を飛び越えて冬に直結しそうな雰囲気です。地獄のような酷暑を病室や自室でゆっくり過ごせた事だけは、素直に喜びたいと思います。

でも、来年はもっと暑いんでしょうね。毎年温度が上がり、気象はメチャクチャ、もう何が起こるか誰にも分かりません。

だから、その時その時を大切に、今を楽しく生きるしかないんだって事で、ちょめちょめ。

孤独なプロフェッショナル

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昨夜のNHK『プロフェッショナル/仕事の流儀』に、脚本家の遊川和彦さんが登場しました。あの『家政婦のミタ』や『女王の教室』を手懸け、今度の朝ドラ『純と愛』も書かれてる売れっ子作家さんです。

『君に届け』の夏菜ちゃんが純、『それでも、生きてゆく』の風間俊介くんが愛(いとし)に扮する『純と愛』は、かなり面白くなるかも知れない…って、期待させられる内容でした。

まぁ、このタイミングで放映される=新番組の宣伝なワケですから、期待を煽るように創られてるワケなんだけど、それを差し引いてもなお、期待せずにはいられません。

なぜかと言えば、遊川和彦という脚本家が、物凄い曲者である事が判ったからですw いつも不機嫌顔で、口を開けば毒舌ばかり。アクが強いし我も強い、断じてお友達にはなりたくないタイプの方ですよw

「ありきたりな事は絶対にしたくない」が信条らしく、そりゃもう『ミタ』を観れば、その言葉通りに実践されてる事がよーく分かります。私は天海祐希主演『女王の教室』も何度か観ましたけど、あれも真っ向からありきたりを否定したドラマでした。

だから、少なくとも『梅ちゃん先生』みたいに、何もかも予定調和なドラマ、いかにも朝ドラらしい朝ドラには絶対にならないだろうって事です。視聴率40%番組『ミタ』の実績がありますから、制作側からの縛りも緩い(やりたい事がやり易い)状況だろうと思いますし。

断片的に紹介されたドラマ本編を見ても、激しく感情をぶつけ合うシリアスな場面ばっかりで、『梅ちゃん』のノホホン世界とは全く対照的ですw 朝から観るには暗いとか、ハード過ぎると言った批判は免れないんじゃないでしょうか?

『ミタ』もそうでしたけど、ただの良い人は一人も出て来ない、人間の本質をえぐり出すような作劇。それを朝っぱらからやっちゃうワケです。

そんな朝ドラを、最近観た気がしますねぇw 放映は何年も前だけど、私が観たのはつい最近です。そう、我らが多部ちゃんの『つばさ』ですね。

でも『つばさ』の場合、かなりはっちゃけたコメディーというオブラートに包まれてましたから、本質とは関係ない部分で叩かれてたような気がします。

だから多分、NHKの上層部は、『純と愛』が『つばさ』と同じようなチャレンジをしようとしてる事に、気づいてないんじゃないですか? 気づいてたら、させないでしょうw

なにしろ視聴率40%作家ですから、会議室の人らを黙らせるには充分な肩書きです。『カーネーション』をあんな形で幕引きさせた連中ですから、どうせ本質なんか見ちゃいないでしょう。

それはともかく、私が驚かされたのは、上の画像の場面です。左が夏菜ちゃん、右が風間くん、じゃあ奥で睨んでるオッサンは誰? そう、その人が遊川さんですw

脚本家が頻繁に撮影現場に現れて、俳優の芝居を間近で見て、「言い方が下品なんだよ!」とか、主演女優に向かって言い放つんですよ?w

納得いくまでリハを重ねさせ、時には俳優を泣くまで追い詰めて、ベストの演技を引き出して見せる。…っておいっ! そりゃ監督さんの仕事でしょうが!w

いや、最近は監督でも、俳優をとことん追い詰めるような演出をする人は、少なくなってるかも知れません。私もそういう事が出来ないタイプでした。

まして脚本家が、監督を差し置いて現場で演技指導するなんて、絶対にやっちゃいけない事だと、私は今の今まで思い込んでましたよ!

だって監督さんの立場が無くなるし、俳優さんからすれば「どっちの指示を聞けばいいの?」って話ですから。現場が混乱しちゃいますよ。

でも遊川さんの場合は、そういうスタンスで参加する事が大前提になってるんでしょうね。スタッフもキャストも全員、それを了解した上で受け入れてる感じです。

以前の遊川作品に主演された天海さんや管野美穂さんも、インタビューで異口同音に「遊川さんとの戦いの現場」「あんまり夏菜ちゃんを追い詰めないで」みたいな事を、笑いながら仰ってましたからねw

最初からそんな事が許される脚本家なんかいるワケなくて、これはもう遊川さんの長年に渡る実績と、繰り返して来た苦闘の賜物なんでしょう。

だから「孤独だよ」って、遊川さんは何度も仰ってました。そう言えば同じ『プロフェッショナル』の『高倉健スペシャル』でも、北野武さんが健さんについて「あの人の背中に孤独を見た。神格化されればされるほど、本人は孤独になっちゃうよね」みたいに言っておられました。

まぁ健さんの場合は、常に「高倉健であること」にこだわり続け、ストイックな姿しか世間に見せて来なかった結果、皆から崇められ、対等につき合える相手が少なくなったワケで、遊川さんとは孤独の質が違うかも知れません。

でもそれは、我々凡人にはとても出来ない事をやり続けた結果である点で、両者とも共通してると思います。孤独を覚悟しなければ、地位も名誉も得られないって事ですね。

しかも、両者とも地位や名誉が欲しかったワケじゃなくて、ただ良い作品を生む為だけに闘い続けて来た、その結果に過ぎないんですよね。だから格好良い。

そういう本物のクリエイターが舵をとってるんだから、『純と愛』がつまんない筈は無かろうと私は思うワケです。やり過ぎて失敗する可能性は、無きにしもあらずですがw

やっぱり夏菜ちゃんは追い詰められてましたね、かなり。当然、朝ドラの大先輩である多部ちゃんに相談したり愚痴を聞いてもらったりは、きっとしてる事でしょう。

果たして『ミタ』を超える大ヒットになるのか、それとも賛否両論真っ二つで、最低視聴率記録を更新するのか? 要注目ですね。

『ピープルvs ジョージ・ルーカス』

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『スター・ウォーズ(以下、SWと表記)』ファンは必見のドキュメンタリー映画です。笑えますよw

『SW』旧三部作に熱狂し、その創造主=ジョージ・ルーカスを神様みたいに崇めてたファン達の、『特別編』や新三部作への失望と怒り=ルーカス氏への恨みつらみが、これでもかと爆発してますw

有名・無名を問わず、『SW』への熱い想いと、ルーカス氏に対して「可愛さ余って憎さ100倍」のクレームをまくしたてるファン達のコメント、そして全世界で無数に創られた『SW』パロディー映像(上の画像はその一部)で構成された、実に濃密な2時間です。

誰もが『SW』をよく知ってるワケじゃないでしょうから、簡単に歴史をおさらいしますと、まず1977年に全米公開された『スター・ウォーズ』が、当時の興行記録を全て塗り替える大ヒットとなり、世界中でブームを巻き起こします。

で、この時点で熱狂的なファンも世界中で生まれ、フィギュア等のグッズを買い漁るマニア達によって、そっち方面のビジネスでもルーカス氏は大成功、瞬く間に巨万の冨を得ます。

で、その財産でルーカス氏は自らの特撮工房=ILMや、撮影スタジオ=スカイウォーカー・ランチを設立、続編『帝国の逆襲』以降は自己資産により自分の映画会社で製作するという、作品創りを100%自分でコントロールするパワーを手に入れたワケです。

それと同時にルーカス氏は、『SW』が全9話で構成された壮大な歴史絵巻であり、第1作目は中間の三部作の冒頭にあたる=エピソード4なんだと発表し、世界中の映画ファンの度胆を抜きます。(最終的には全6話で一応完結)

監督をアーウ゛ィン・カーシュナー氏に任せた第2作=エピソード5『帝国の逆襲』がまた、宗教色を強めた奥深い内容だった事でさらにファン=信者達を熱狂させ、ルーカス氏はますます神格化される事になります。

リチャード・マーカンド監督によるエピソード6『ジェダイの帰還』は微妙な出来だったけど、ファンは残りの6作を首を長くして待ち続け、その待ってる期間が10年以上に及んだものだから、新三部作(エピソード1〜3)の製作開始が発表されるや、その期待度はMAXに高まっちゃったワケです。

ところが、それに先がけて公開された旧三部作のリストア版『特別編』で、雲行きが怪しくなります。

旧作の製作当時はまだ特撮技術が発展途上だった為に、ルーカス氏のビジョンが完璧には表現出来なかったって事で、'90年代に進化したCG技術を駆使し、修正を施したのが『特別編』です。

こないだ『ゼイラム』のレビューにも書きましたけど、アナログにはアナログならではの良さがあるワケで、CGでオリジナル作品に手を加えること自体、ファンの神経を逆撫でするような行為です。

今回のドキャメンタリーでピープルの一人が「もしダウ゛ィンチが現代に現れて、モナリザの口元が理想通りに描けてないとか言って修正しようとしたら、絶対止めるだろ?」みたいな事を言ってましたけど、確かにその通りですね。

でも、映像技術に関する修正だけなら、まだ許せた。ルーカス氏はさらに、登場人物のキャラクター設定を揺るがしちゃうような改編までやらかしたもんだから、熱狂的なファン達はそこで激怒したワケです。

それもよりによって、最もファンに愛された人物=ハン・ソロ船長(ハリソン・フォード)の初登場シーンですよ。賞金稼ぎのエイリアンに銃で脅されながらもソロ船長は、テーブルの下でこっそり銃を抜き、不意打ちで相手を射殺しちゃう。

その狡猾さと非情さにこそファンはシビレたのに、『特別編』ではエイリアンが先に発砲してからソロ船長が撃ち返す=正当防衛って事に変更されちゃった。

約20年の間にルーカス氏も子を持つ親になり、モラルを重視するようになったワケですが、だからって登場人物の人間性まで今さら修正(ファンにとっては改悪)して良いものか?

この場面に関しては多くのファンが文句を言ってて、ドキュメンタリー本編だと一部しか観られないけど、ソロ船長は果たして正当防衛だったか否かを審議する裁判を描いたパロディー(映像特典で全長版が観られます)が傑作でしたw

証拠として過去に発売された『SW』のビデオソフトやDVDが提出されるんだけど、バージョンによって撃つタイミングが違うから裁判は大混乱w ソロ船長を裁く裁判なのに、いつの間にかルーカス氏が被告になってるというw

そうやってバージョン違いのソフトが発売される度に、不毛な行為と分かってても買わずにいられない、マニア達の嘆きがまた面白いんですよね。その気持ち、すんごいよく解りますからw

で、満を持して2000年代に登場する、新三部作ですよ。ファンは『特別編』に違和感を覚えながらも、約20年ぶりの『SW』新作ですから、期待値は依然MAXなまんまです。ところが…

観られた方ならお分りでしょう。『エピソード1/ファントム・メナス』は、信じられないほどつまんなかったですよねw

まず、その現実を目の当たりにして、ファン達は困惑します。おかしいぞ、こんなにつまんない筈はないぞって事で、納得出来ないファン達が答えを求めてリピート鑑賞するもんだから、あんなにつまんないのに再び世界的大ヒットw

つまんない理由は色々あるんだけど、なかなか理屈では説明しづらい。そこでファン達は、ジャー・ジャー・ビンクスという新キャラに八つ当りしますw このジャー・ジャーの嫌われっぷりがもう、半端じゃない。CGキャラだから余計に叩き易かったんでしょうねw

確かにとってもウザいキャラなんだけど、別にジャー・ジャーがいるから作品が駄目になったワケじゃない。それでも、何かにぶつけないとやりきれなかったんでしょう。「ルーカスに裏切られた」という、失望と怒りを。

別にルーカス氏だって、裏切ったつもりは全く無かった筈です。だけど、あの人は『SW』をあまりに私物化し過ぎてしまった。新三部作では監督も全てルーカス氏自身が務めましたから、本当に100%、ルーカス氏の思い通りに創られたワケで、それが裏目に出たとしか思えない。

日本でも『宇宙戦艦ヤマト』や『エウ゛ァンゲリオン』が似たような経緯を辿りましたけど(キャラクター商品でボロ儲けしてる構図も似てます)、一人の創り手が独裁的に作品をコントロールしちゃうと、大抵はおかしな方向に行っちゃうんですよね。

ファンは続きの物語に過度な期待を抱き、勝手に理想の続編を想像するんだけど、当然ながら作者の思い描く理想とは必ずしも一致しません。

だから作者はある程度、ファンの希望も作品に取り入れてあげるべきなんだけど、ルーカス氏はそれを無視して、全て自分のやりたいようにやっちゃった。

それが旧三部作を凌ぐ位に面白ければ、誰も文句は言わないんだけど、続くエピソード2も3も、1ほど酷くはないにせよ、ことごとくツボを外したような、なんとも微妙な出来に終わっちゃった。

そもそも『SW』ファンの熱狂度ってのは半端じゃなく、人生そのものにまで影響を受けた人も数知れずですから、今やネット社会である事も手伝って、中国の反日デモ並みに…いや、それを遥かに凌ぐほど巨大なうねりとなって、ファン達によるルーカス批判が拡大して行ったワケです。

…と、いうようないきさつで、ファンの間じゃ『特別編』と新三部作への不満、ジャー・ジャー・ビンクスへの憎しみ等が共通認識になってて、もはや笑いのネタにまで昇華されてるワケです。

だから真剣に怒りをぶちまけてるファンの姿が映し出されても、なんとなくコミカルに見えちゃうし、その合間にルーカス氏本人が意図せずに言った「これは私の作品だから、どうしようと私の勝手だ」とか「ジャー・ジャーは画期的なキャラだから、一番の人気者になるよ」ってな過去のコメントが、絶妙なタイミングで挿入されてて、可笑しいったらありゃしないw

だけど、それ程までに痛烈な批判や皮肉、罵詈雑言を浴びせ、おちょくってるにも関わらず、観ててちっとも不快に感じないのは、そこに愛があるからなんですよね。

どれだけ文句を言っても、結局みんな『SW』が好きでたまらないし、その創造主であるルーカス氏を心からリスペクトし、感謝してるんですよね。前述の通り、可愛さ余って憎さ100倍なんです、本当に。

私自身はと言えば、そこまで熱狂的には『SW』にハマってなかったけど、ハリソン・フォードの出世作としても特別な作品だし、大方のファンと同じ不満を『特別編』や新三部作には感じてます。

だから大いに共感しましたし、思い入れがあり過ぎるマニアの人達を見て笑いつつも、身につまされたりもしました。でもホント、愛すべき人達ですよ。

ちなみに本作が公開された時点では、ルーカス氏本人はまだ中身を観てなかったそうです。つまり、本人の了解なしで製作され、勝手に公開されたワケですねw アメリカって凄いなぁ…

いやぁー面白かったです。『SW』が好きであればあるほど楽しめると思いますし、アメリカのオタク文化を知るには持って来いのドキュメンタリーですね。別に知る必要ないけどw

それと、無口でお人好しの青年だったジョージ・ルーカスが、冨と権力を得ておかしくなっていく、そのプロセスもよく描かれてて興味深いです。

そもそもルーカス氏は、最初の『SW』やそれ以前の作品を創るにあたって、大手スタジオの権力者達からさんざん圧力をかけられ、コキ下ろされて大いに傷ついた、ナイーブな若手映画作家だったんです。

だからこそ、作品を100%自分でコントロールする事に異常な執念を燃やし、気がつけば自分自身が権力者となって、帝国を支配するようになっちゃった。

それはまるで、善良な青年アナキン・スカイウォーカーが悪の権化ダース・ウ゛ェイダーになっていく過程を見てるようで、見事に『SW』本編ともリンクしてるんですよね。考えようによっちゃ悲劇なんです。

そういう角度から見ても実によく出来たドキュメンタリーで、これは皆さんにも是非オススメしたい作品です。

『メールで届いた物語』

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そう言えば、まだ観てなかったんですよね。DISCAS様様ですホントに。

タイトル通り、メールが何らかの形で関わるラブストーリーを集めた、2005年公開のオムニバス映画。多部ちゃんが出てなきゃ絶対に観ない類の作品ですねw

多部ちゃんが若い! と言うより、幼い! 実際にまだ10代半ばだから当たり前なんだけど、同時期に撮られた他の作品を観ても、こんなに幼く見えた事は今まで無かったんですよね。

髪型がセミショートである事と、夏用の白い制服、そして何よりピンクの翼。それと、登場の仕方が不意打ちだった事。さらに、主役の吹石一恵さんがやけにセクスィーさを強調されてたせいもあるかも知れません。

いや、それにしても、まるで多部ちゃんが産んだ娘が登場したかのような、不思議な感覚でした。忍者幼稚園時代の映像を観た時と変わんない衝撃でしたね。…そりゃちょっと言いすぎかw

もしかしたら、多部ちゃんの役が「天使」だったからかも知れません。鑑賞時、私は多部ちゃんが何の役で出てるか知りませんでしたから、これは決して先入観じゃないです。

多部ちゃんが、完全に純真無垢な天使になりきってたから、あるいは天使が多部ちゃんに憑依してたから、実年齢以上に幼く見えたのかも知れません。

他の女優さんの話なら「そんなアホな」と笑われそうだけど、多部未華子ならばあり得る話でしょう?

こんなに「おぼこい」多部ちゃんを目にしたのは、園児時代を除けば初めてで、胸がキュイ〜ン!ってなりましたよ。キュイ〜ン!ってw

メイキングでたどたどしく話す多部ちゃん(画像)といい、舞台挨拶で緊張しまくってる様子といい、実に初々しくて、出番は少ないながら、ファンとしては充分に観る価値有りかと思います。

本編も、想像してたよりは真摯な作りで、まぁ全然好みじゃないんだけどw、それなりに楽しんで観られました。

加瀬亮&相武紗季主演の第1話は、郵便配達員の加瀬くんが、自殺した受取人になりすまして、白血病で入院中の差出人=紗季ちゃんに返事を書いて励ますという、なんとも古典的なメロドラマ。

古典的なのは嫌いじゃないんだけど、設定も展開も、ちょっと無理があり過ぎですよねw いくら何でも紗季ちゃんが気づかないのはおかしい!って思ってたら、実は最初から気づいてたというオチに、ちょっとだけキュンとなりましたけどw

そして第2話が、吹石さんと多部ちゃんです。男にフラレてブルーな日々を送ってた吹石さんが、多部ちゃん扮する天使に立ち直りのヒントを貰い、最後には新しい男を見つけてハッピーエンド。

こうして恋愛主体で生きてる女性には全く共感出来ないんだけど、吹石さんの豊満な乳や脚線美を強調した演出で見所を作った監督さんは、よく分かってらっしゃいます!w さすが多部ちゃんをキャスティングされただけの事あります。

なんでこの話に天使が必要だったのかが、私にはイマイチ解んないのですが、少ない出番で鮮烈な印象を残した多部ちゃんは、やっぱり只者じゃないです。

岡田義徳&大倉孝二の第3話は、まぁ… チョメチョメ。

北村一輝&原沙知絵の第4話は、この手のオムニバスとしては珍しいバッドエンドで、後味は悪いんだけど、内容的には一番見応えがありました。

振込み詐欺の手口や、その対処法なんかも盛り込まれて、勉強にもなりましたw メールをモチーフにしたラブストーリーで、こういう甘くない題材を持ち込んだ作者さんに拍手を贈りたいです。

理想的な恋愛ばっか並べて若い女子に媚びたような映画を想像してたのに、意外と辛口だったりアダルティーだったりで、楽しんで観る事が出来ました。

低予算だろうと思うのに、けっこう贅沢なキャスティングで、脇役にもメジャーな俳優さんが多く使われてましたね。尾美としのり君なんか10秒ぐらいしか出てなかったしw

非常におぼこい多部ちゃんと、露出度満点でボインボインボンヨヨヨ〜ン!な吹石一恵さん、今まで観た中で一番可愛く感じられた相武紗季ちゃん、二役を演じた原紗知絵さんetcと、女優萌え映画としては商品価値あり、ですよね。

いやぁしかし、やっぱり多部ちゃんですよ。キュイ〜ン!

大魔神、笑う

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『梅ちゃん先生』が終わって、心にポッカリと穴が開きました(うそw)。でも、今日の最終回はちょっと良かったです。

頑固者の堅物で、いつも仏頂面のお父さん(高橋克実)が、停年退職後の生き方を模索し、自分を変えようとして行動を起こす。

それが、素人のど自慢大会への出場。前川清さんも真っ青な直立不動スタイルで、唄った曲が『上を向いて歩こう』ですよ。

レギュラーキャスト全員が集まって、固唾を呑みながらその放送を見つつ、気がつけばみんな一緒に唄ってて、その歌声をバックに第1話からの回想映像が流れるワケです。

で、唄い終わったお父さんが、笑顔を見せる。途中迄でもこのドラマを観てた方なら、この親父さんが人前で笑顔を見せる事が、いかに重大な事件であるかw、よくお分かりであろうと思います。

ここで私はグッと来ちゃいました。『上を向いて歩こう』という楽曲の力も大きいんだけど、頑固で不器用な中年あるいは壮年の男が、無理をして自分を変えようとするシチュエーションに、私はめっぽう弱いんです(例:『恋愛小説家』のジャック・ニコルソン)。

ここに至るまでの過程がもっと丁寧に描かれてたなら、わたしゃ号泣してましたよホントに。残念ながら、泣かされるには足りない要素が多過ぎる『梅ちゃん先生』でしたがw

そもそも、最終回の見せ場を親父さんが全部持って行っちゃうのは、如何なものかとw 結局このドラマ、半年かけて何を描こうとしてたのか、イマイチよく分かんないw

『梅ちゃん先生』じゃなくて『梅ちゃんファミリーのほんわかラブラブ日記/ぱぴゅ〜ん!』みたいなタイトルだったら、それほどイライラしないで観られたのかも知れないですねw

医者としてのエピソードは形式だけで、大半は誰かが誰かと恋をして、結婚しよう、結婚させよう、結婚しなけりゃ駄目だ、結婚しない奴は非国民、人間失格、人間乳首、最低チョメチョメ野郎、いっそ死んじまえ!って、言ってるだけのドラマ… のようにしか、私の目には映りませんでした。

NHKさんは報道でも「結婚したがらない若者」とか、孤独死や少子化の問題を頻繁に、やたら深刻に取り上げる傾向がありますよね? 国策で結婚を促す為のマインドコントロールでもしてんのかしら?

そう、私がイライラしてたのはそういう部分に対してであって、ドラマの出来自体はまぁ、朝ドラならこんなもんだろうと思いながら観てました。

『てっぱん』みたいに、登場キャラ全員に対して憎しみを覚えるような事にならなかったのは、やっぱり堀北真希ちゃんの功績が大きいんじゃないかと、個人的には思ってます。

それと、戦後の復興を背景に、平凡なファミリーの前向きな生きざまを描く事で、被災地の皆さんに元気を贈りたい…ってのが、このドラマ本来のコンセプトだったかと思われます。

そういう前提があるから、毒にも薬にもならない内容でもw、おおむね好意的に受け入れられたのかも知れませんね。ぱぴゅ〜ん!

5時間半!垂れ流しバラエティー

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TBS改編期恒例の『オールスター大感謝祭』、これも多部ちゃんが出てなきゃ絶対に観ない類の番組です。

秋の新番組PRの為に、各番組の主要キャストが一堂に介して、くだらないゲームを適当にグダグダと「やらされる」だけの、何ら得るものが無い空疎な5時間半。

そう、5時間半ですよ、5時間半! ビックリしたし、呆れて物が言えません。もちろん多部ちゃんの出番以外は全て早送りしましたけど、こんな空疎なもんに5時間半もつき合うほどヒマな人が、この世に存在するもんでしょうか?

実はそんな人はいない事を前提にして、このテの番組は作られてるんだそうです。つまり「ながら見」してもらう為の番組作り。

PCやケータイをいじりながら、電話しながら、雑誌を読みながら、家事をしながら、BGM代わりにTVをつけといてもらい、その間チャンネルを替えずにいてもらうには、ダラダラ延々と続く空疎なバラエティー番組が最適ってワケです。

「どうぞ他の用事をしながら、とにかくこのチャンネルに合わせたままテレビをつけといて下さい。観てくれなくてもいいんです、こっちは数字を取りたいだけですから。改編期だもんね、ぱぴゅ〜ん!」

…と、そんな姿勢で番組を作ってるワケですよ。まさに文字通りの「垂れ流し」です。テレビがどんどんつまらなくなるのは、そりゃ当たり前ですよね。

それと、ただそこにいるだけで客が呼べる多部ちゃんら一流芸能人と、集団でマラソンとかローションプレイとかやらされ、とにかく大声を張り上げ体を張って、目立たないと見向きもされない普通の芸能人達との格差が、あれほどあからさまに提示されると、観てて痛々しい気持ちになっちゃいます。

同じ芸能人でも、芸がある人と無い人とでは、扱われ方に天と地の差があるんやなぁって、あらためて実感させられますね。

で、その騒いでる人達が必死の形相で叫んでるギャグとかコメントが、本当に面白くない。ほとんどの人が、スベって会場の空気を引かせる様を見せて笑いを取ってる。むしろ、面白くない=芸がない事こそが芸になっちゃってる人がホント多いですよね。

生きてゆく為にプライドを捨て、あえて恥を晒すのも確かにプロ根性と言えるでしょうけど、解答席にいる多部ちゃん達との絶望的な格差をああして見せつけられると、何だかすごく後味が悪い。そんな風に感じるのって、私だけでしょうか?

まぁ、皆さん好きでやっておられる事だから… いや、ホントに好きでやってるのかなぁ…? ああまでしてテレビに出たいもんなのかしら?

そんな風に必死な人達とは、最も対極に存在してるのが多部ちゃんですよねw マイクを振られない限り何も喋らないし、ゲームに参加しても全て相方の堺雅人さんにやらせようとして「いや、ちょっと待ちなさい」とか言われてたしw

そのくせ、嫌々ながらやったらトップの成績で賞金ゲットですよw 残酷な話だけど、やっぱりスターは生まれ持ったものが全然違うんですね。もう、そういう星の下に生まれたとしか言いようが無い。

同じ解答席にいる芸能人達の中でも、ほとんど画面に映らない人もいれば、多部ちゃんや堺さんみたいに何度となくクローズアップされる人もいる。

スターって何でしょう? それはやっぱり、放っておいても輝き続け、見てるだけで癒されたり、一挙手一投足から目が離せない、そんな存在ですよね。

堺さんもつくづくスターやなぁって、松村邦洋くんのモノマネ(似てないw)を見て思いましたし。真似をしたくなるのがスターなんです。

芸能人なら誰だって、そういう存在になりたくてあの世界に飛び込んだ筈です。だけど現実は、マラソンやローショープレイで大騒ぎする集団の中の一人に入ってるだけでも大成功、99.9%以上の人は、スポットライトを一度も浴びずに脱落しちゃう。

だからこそ、本物のスター以外で一度でも注目を浴びた人は、どんなに恥を晒そうが、あの世界にしがみつかずにはいられないんでしょうね。そこにいること自体が奇跡なんだから。

ああいう番組を好き好んで観る人がいるとしたら、かなりサディスティックというか、よっぽど優越感に浸りたい人なんでしょうね。

それはともかく、なんだかユニークな髪型だった多部ちゃんは、今回も実に麗しく、可愛かったです。上の画像を見てください。何の狙いも無く、唐突にあんな顔をして見せるんですよ?w

贔屓目を抜きにしても、あれだけの人数のスターや普通の芸能人達が集う中で、多部ちゃんと堺さんは自然と目を引いてたと思うし、一際輝いてました。正真正銘のスターです。

いやーしかし、しつこいようですけど、あんな番組に5時間半! もっと時間を大切に使いましょうよ、ホントに。

ホントにありがたや。

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週も月も替わった今日から、ようやく本格的に仕事復帰しました。

先週から慣らし運転的に少しずつ配達を始めてたのですが、足が痛くなったり等の悪影響は見られず、回復も順調なので、すっかり以前通りの日常に戻りました。コンビニのバイトも明日から再開です。

やっぱり整骨院に通い始めてから、劇的に回復が早まったと思います。診てもらうのがもう少し遅かったら、歩行に障害が残ってたかも知れないとの事で、危なかったです。

まだ完全に元には戻ってないですが、課題だった階段の昇り降りもスムーズに出来つつあり、松葉杖無しでは一歩も動けなかった1カ月前が、まるで嘘みたいです。

仕事が出来ること以前に、普通に歩ける事、自分で物が運べる事が、こんなに有難い事だったとは! 病気や怪我で思い知らされる事はいっぱいありますね。

乗り物の運転は、悪条件が重なると最悪の事態を招いてしまいます。例えば、スピードが出ている、一瞬よそ見をする、という二つの条件だけなら何も起こらないとしても、そこにもう一つ予期せぬ条件が加わった時に、事故が起こっちゃう。

予期せぬ条件だけは、予期出来ないだけに防ぎようが無い。だったら、あらかじめ既存の条件を減らしておけばいい。予期せぬ条件が加わっても、スピードを出してなければ、よそ見をしてなければ、事故は防げる。

まぁ、それは以前から意識してたんだけど、毎日の繰り返しですから、どうしても油断しちゃう瞬間がある。だから、絶対に油断しない事が今後の命題になります。

それは簡単なようで、けっこう難しく、しんどい事ですよね。走ってる間は集中力を途切れさせちゃいけないんだから。人の集中力なんて、そう長時間は続かないもんです。

映画の上映時間が2時間前後なのは、人間の集中力の限界がだいたいそれ位だからだそうです。いや、実のところ、そんなに保たないですよねw 鑑賞中に他のこと考えたり、居眠りしたりしますから。

集中力を途切れさせない為には、適度に休憩を挟む等して、神経を休ませないといけません。なんか、当たり前の事ばっかり書いてますけど、けっこう忘れがちなんですよね。

乗り物の運転に限らず、足元には充分に注意を払わねばなりません。今の私は、ちょっとした段差でも油断出来ません。

そうそう、この季節になると、まぁ田舎ならではの事でしょうけど、道路にカマキリが出て来るんですよね。毎年ブログのネタにしてる気がしますけどw、多い時だと10メートル置き位にカマキリが道路を闊歩してたりするんです。

私は子供の頃にカマキリが大好きでしたから、絶対に踏みたくないワケです。だから、この季節にバイクで走ってると、カマキリにヒヤッとさせられる事がよくあるんです。思わず急ブレーキを踏んじゃう時もある。これも要注意ですねぇ。

しかし今年は、カマキリの道路進出がちょっと早い気がします。夏の暑い間は草村にいるのに、気温が下がって来ると、アスファルトが暖かいからなのか、ヒョコヒョコと道路に出て来る。

日が照ってない時は出て来ませんから、カマキリも暖を求めてるんだと私は解釈してるのですが、実際の理由は何なんでしょうね。毛虫とか蛇も道路に出て来る傾向がありますけど、カマキリが一番多い気がします。

で、彼らを見かけなくなったら、いよいよ冬の到来になります。私に毎年、季節の変わり目を知らせてくれるのは、カマキリなんですよw ホントの話、道を走ってて彼らを見かけなくなると、なんだか切ない気分になります。

何を書いてんだか分からなくなって来ましたがw、とにかく普通に過ごせる日々がどれほど有難いものか、これからも忘れないでいたいもんです。ぱぴゅ〜ん!

『セレソンDX 』完走!

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「完走」と言っても、ヤンキー魂と喫茶店のコーナー以外はほとんど早送りしちゃいましたけどm(__)m

ただし、ラスト前の回はなんとなく予感がしたので、全部ちゃんと観ました。もちろん最終回も。

渡辺いっけいさんの登場場面でだいたい分かっちゃいますが、なるほど、そういう事だったんですね!w

こりゃ観始めたからには、最後まで観ないと意味が無い。だけど、その理由を先に知っちゃうと、仕掛けの効力が無くなっちゃう。

皆さんが奥歯に物が挟まったような勧め方をされてた理由も、よく解りましたw ほんと、宅間さんご自身も特典映像で語られてましたが、言いたくても言えないジレンマですよね。

(以下、ネタバラシはしないけど、読むとだいたい察しがついちゃうと思いますので、これから観られるご予定の方は、鑑賞後に読まれる事をオススメします)

思えば宅間さん、脚本家でもあるワケで、ただのコント番組で終わる筈はないんですよね。「最後に何かあるらしい」っていう前情報も無く、普通に観てた方は本当に驚かれたでしょうし、不意を突かれて思わず泣いちゃったとしても不思議じゃありません。

でも、コント・バラエティー番組でこういう事をやるのは、無謀ですよねw

かつて私が手懸けた『亜弥のDNA』というミニドラマは、『アイドルをさがせ!』というバラエティー番組内の1コーナーでした。

全9話って事で、基本的には1話完結なんだけど、それを全部繋げたら1本の映画になるようなシリーズ構成にしたんですよね。

そしたら上の人から「バラエティー番組を律儀に毎週観てる視聴者はいないよ」って言われちゃいました。そんな事やっても、どうせ伝わらないよって。

それ以上は干渉されませんでしたから、私は初志貫徹、全9話を通して母と娘の確執と和解を…まぁそんなに深い話でもないんだけどw、一応描いたつもりです。

毎週観る視聴者はいないと言ったって、あややファンと私の知り合いはw、少なくとも全部観てくれたでしょうから、決して無駄な事でもない。

『セレソンDX』もしかりで、セレソン東京さんと多部ちゃんのファンにとって、これは宅間さんからのサプライズ・プレゼントですよね。よくやってくれたし、やらせてくれたもんです。

そして、我らが多部未華子ですよ。先輩方の仰る通り、ジョディーを演じたのが多部ちゃんでなかったら、仕掛けに驚きはしても、泣くほどの感動は生まれなかったような気がします。

『ライアーゲーム』みたいにメチャクチャな世界でも、多部ちゃんの演技で実在感が生まれたのと同じで、思いっきり現実離れしたコントの世界であっても、多部ちゃんがしっかり現実との接点を保ってくれてるから、ちゃんとドラマとして成立しちゃってるんですよね!

DVD第3巻には多部ちゃんのインタビューも収録されてますが、彼女はあくまで連続ドラマに出演する意識で取り組んでたみたいですね。

普通は一人だけ浮いちゃいそうなもんなのに、ちっとも違和感無くあの世界に溶け込んでるのが不思議で仕方ありません。まさにガラスの仮面、多部ちゃんマジックだと思います。

おっと、今日は時間がありませんので、続きはまた明日!
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