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ワイフと私のヒストリーPart.12

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ワイフは私とは対照的に、学生時代はいわゆる「肉食系」の女子だったそうです。

これと決めた男には攻めの一手で押しまくり、学年一カッコいいと言われた先輩すら落として見せたという、筋金入りのラブハンター。

そんな彼女が、最初に出逢った時から運命的なものを感じながら、なぜ私を口説こうとしなかったか?

それは、私というハリソンがあまりにも純真無垢で、眩し過ぎたから……と、いうような理由では全くなくてw、単純に付き合いたい男としての条件から外れまくってたから、だそうですw

ちょいワルで恰好良くて女子の扱いに慣れてる男… 要するに彼女も、私が忌み嫌う「イケメン」に惹かれる普通の女子だったワケです。

特に、私が「背が低い」という事実はワイフにとって、致命的な欠点でした。ご両親が共に背が低くて、やっぱりチビに生まれちゃった彼女は「絶対にチビとは結婚しちゃダメ!」って、幼い頃からお母さんに言い聞かされて育ったそうです。

だから、私に対してビビっと感じるものがあっても「いや違う、これは違う!」ってw、自ら徹底的に否定してたんですね。

そんなワイフが、私に「試してみる?」って提案したのは、Aさんとの同居生活でズタボロになってる私を慰めてあげたいっていう天使な気持ちと、セックスフレンドとして利用してやろうかっていう悪魔な気持ちが、複雑に絡み合ってたんだそうです。

私も似たような心境だったかも知れません。この時点じゃお互いに恋愛感情は無かったワケで、私はシャッポを脱いだNEWポコチンの性能を試す目的で彼女とチョメチョメしようとしてる事に、ちょっと後ろめたさを感じてたんですね。

だから、本当にチョメチョメするかどうかは会ってから決めようと思ってました。その目的とは別に、私はとにかく北神戸から遠く離れた場所に、ほんの数日でもいいから逃避したかったんです。

その当時、ワイフは徳島県の介護施設で働いてました。大阪でヘッドハンティングされての転勤でしたが、心身ともにハードな日々で、彼女も言わば修行の時期だったみたいです。

もし私の徳島遠征が実現してたら、ワイフと私の関係はどうなってたんだろう… 今とはまた違った関係になってるかも知れないですね。

ワイフから「やっぱりあなたを、そういう眼では見れない」っていう文面のメールが届いたのは、私がすっかりその気になってから数日後の事でした。

私は彼女に対して後ろめたさがあったから「ああ、やっぱり俺は彼女のプライドを傷つけちゃったのか」って、浅はかな期待をしてしまった自分を恥じる、本来のハリソンな気持ちに戻りました。

一方、ワイフはワイフで、私をセフレ扱いしようとした事を後悔して「初めての(ちゃんとした)セックスは、やっぱり本当に好きな相手とした方がいいよ」っていう意味で、キャンセルのメールをくれたんだそうです。

俺は純情可憐なヴァージン乙女かっ!?w って、思わず自分にツッコミを入れたくなるんだけど、ワイフと私の関係って、ホントまさに男女逆転の構図なんですよねw

この1件に留まらず、その後の展開もワイフと私は、まるで朝ドラ『純と愛』の主役カップルみたいな感じになって行くんですw

それはともかく、ワイフと私の初エッチは、またしてもお預けという結果に終わったのでした。

(つづく)


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