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昨夜の斉藤さん

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初回の展開がちょっと甘い気がしたので、もう観なくていいかと思ってた『斉藤さん2』ですが、元ももクロちゃんメンバー・あかりん(早見あかり)がレギュラーで出てると聞いて、どんな役なのか確認したくて第2話も観ました。

あかりんは不良グループのメンバーでした。金髪で長身だから目立ってますね。初回は気づかなかったけどw (どっかで見た顔だとは思ってました)

長野のモノノフH情報によると、あかりんは『あまちゃん』のオーディションでヒロインの親友役で最終候補にまで残ってたんだとか。惜しい!…けど、出なくて良かったw

さて第2話ですが、私は泣きましたよw このドラマ、良いですね! やっぱ続けて観てみようかと思って来ました。

不良の世界に片足を突っ込んでる小学生(まえだまえだ兄、好演! 声が1年前と違うw)を、なんとか排除しようとする保護者達の中にあって、彼が根っから悪い子じゃないと直感した斉藤さん(観月ありさ)はその動きに同調せず、ますます孤立する羽目になりました。

まえだ君は、バカ親からロクな躾をされてないせいで、善悪の区別がよく分かってないだけなんです。それで孤立して寂しいもんだから、自分にかまってくれる不良グループになびいてただけ。

そんな彼が、唯一ちゃんと叱ってくれる大人で、何が良くて何が悪いのかを分かり易く教えてくれる斉藤さんには心を開き、やがて積極的に学んで行こうとする。

初回が甘いと感じたのは、物事が斉藤さんに都合よく展開してるように見えたのと、子供という生き物が天使に描かれ過ぎてる気がしたから。

それが今回、斉藤さんがますますアウェイに追い込まれる辛い展開に加えて、不良であろうがなかろうが子供という生き物がいかに不安定でデンジャラスな存在かという現実が、真摯に描かれてると私は感じたんですね。

単純に斉藤さんがいつも正しくて、他の保護者達が間違ってるみたいに、安易な描き分けをしてないのも良かったです。

あんな乱暴な子が身近にいたら、自分の子供には近づかせたくないって私も思うだろうし、実際に周りの子らが悪影響を受けちゃう様もしっかり描かれてましたからね。

斉藤さんみたいに子供と真正面から向き合い、正しい方向に導いてやれる大人さえいれば、あかりん所属の不良グループだってあんなクズ にはならなかった事でしょう。

子育てにおいて何より大事なことなのに、それがちゃんと出来てる親って、昨今は物凄く少ないんじゃないでしょうか? そんな現実が世の中の破滅を加速させてるかも知れない、これは極めて深刻な問題ですよ。

だからこのドラマを、今の若い保護者達に是非観てもらいたいです。そんな風に思わせてくれる番組って、最近はほとんど見当たらない気がします。

シングルマザーやシングルファーザーの苦労を描くのが何だかブームみたいだけど、その前にこういう肝心な事をもっと、創り手は視聴者に伝えるべきだと私は思います。

おしりの写真を載っけてこんなこと書いても、説得力が無いかも知んないけどw


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