前回、院長先生(野際陽子)の甥っ子である政伸は、自動的に次期院長のポストが決まりかけたんだけど、エロ男爵の策略(？)により、あまりにチャイルディシュな本性を投資銀行の調査員の前で晒してしまい、院長就任が取り消されてしまいました。
人格を矯正しなければ院長にならせてもらえないって事で今回、政伸はにわか「ガンジーかぶれ」になって慈悲深い笑顔を振り撒いたものの、当然ながらメッキはすぐに剥がれて、またもやエロ男爵にギャフンと言わされちゃいます。
どう見てもこの『Doctors 2』、政伸が主役ですよねw 前シリーズは未見なんだけど、私はてっきり沢村一樹主演の硬派な医療ドラマだと思い込んでましたよ。完全に高嶋政伸主演のキャラクター・コメディじゃないですかw
腐敗した大病院をエロ男爵が洗い直し、内側から建て直すのが前シリーズのテーマだったみたいだけど、今回は極度にモラトリアムなお坊っちゃん政伸を、マトモな大人に成長させるのがテーマなんでしょうか？ 12話もかけて？w
エロ男爵はほとんど完全無欠な人格者として描かれてますから、彼が主役だと人間(成長)ドラマになり得ないんですよね。だから沢村さんは今回、俳優としてはイマイチ楽しくないかも知れません。
それに比べて、政伸の実に楽しそうなこと！w 俳優として、こんなに楽しく芝居が出来る仕事とは滅多に巡り会えないんじゃないでしょうか？
芝居が上手いとか下手とか、リアリティが有るとか無いとか、そんなもんはとっくに超越してますよね。高嶋政伸という極めて珍しい生物が、ただそこに存在するだけですw
しかも野際陽子さんとのコンビですから、あの冬彦さん(佐野史郎)を連想せずにはいられません。創り手は絶対、意識してますよね。
これ、ドラマとして面白いのかどうか、私にはよく判りません。とにかく政伸に眼が釘づけですw
かつては清廉潔白な理想的ホテルマンだった男が、つい結婚相手を間違えたばっかりに、世にも奇妙な変人になり果てちゃった……って思いながら観たら、なかなか感慨深いものがありますよw
毎週木曜夜9時、テレビ朝日系列です。
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今週の政伸w
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