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私の黒歴史

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今回は、ちょっと前に書いた記事の再編集版です。

「外国映画」のカテゴリーでレビュー(『アイアン・スカイ』と『ダイ・ハード5』)のついでに書いたんだけど、これは自分にとってかなり大きなトラウマについて触れた重要な記事ですから、ついでで済ませたくないんですよね。

なので、あらためて「日記」カテゴリーに入れておく事にしました。ホント、年に1回でも繰り返し再掲載したいぐらいの気持ちなんです。いつか、この件に関わった人間が偶然これを読んで、何らかの反応を示してくれるのを私は期待してるのかも知れません。

いや、別に反応は要らないかな。当事者達にとっては地面を歩く蟻をうっかり踏んじゃった程度の事でも、踏まれた側にとっては一生の傷になる場合があるって事を、とにかく伝えたいんですよね。まぁ、どうせ伝わんないでしょうけど。伝わる相手なら、あんな出来事は起こってない筈ですからね。

あれはもう4〜5年前になるのかなぁ… 映像業界から脱落して田舎に引っ込んで、ホームページの日記も休止状態。私はたぶん、自己表現の場に飢えてたんですよね。

そんな時に『太陽にほえろ!』で色々と検索して、恐らくファンサイトとしては一番賑やかな掲示板に書き込みするようになったんです。

ただ、その前に伏線はあったんですよね。たぶん若い女の子だったと思うんだけど、対人関係とかに疲れて自殺を考える時がある、みたいな事をその板に書き込んでたんですね。

そしたら、一部の常連さん達が「誰だって生きて行くのはしんどい」「他の国じゃ飢えて死にかけてる子供がいくらでもいる」みたいな論調で、なんだか上から目線で説教し始めたんですよね。

良かれと思って、励ますつもりで書いておられるのは分かるんだけど、私は「この人ら、何様のつもりなんだろう?」って思っちゃいました。それこそ七曲署の刑事にでもなったつもりなんやろか?って。

その女の子だって、しんどいのは自分だけじゃない事ぐらい、分かってるに決まってるでしょう? 分かってても、どうしょうもなく辛くって、誰かに愚痴を聞いてもらいたくなる時って、あるじゃないですか。

それを寄ってたかって、何なんだこの人達は?って、私はちょっと腹が立ってました。だけどその女の子は素直な人で、真摯にそれを受け止めておられました。

で、私が書き込みを始めて、やがて私を名指しで攻撃して来るようになったのは、まさにその一部の常連達でした。だから、私の側にも彼らに対する悪い先入観があって、無意識にそれが伝わってたのかも知れません。

それと、知り合いのサイト以外に何かを書き込んだのはその掲示板が初めてでしたから、ネット社会に存在する暗黙のルールみたいなもんが、私にはよく分かっていなかった。だから自業自得な部分もあるのは自覚してます。

それでも、見ず知らずの私をいきなり「お前」呼ばわりし、ちょうどその時期に出没してた「掲示板荒らし」が「お前だろう」と決めつけ、「自作自演、乙」みたいな感じで嘲笑した連中の事は、やっぱどうしても許せません。

何の根拠も無く、ですよ? 実際、その「荒らし」は私の仕業じゃないですから、根拠なんかあるワケがない。

ただ、当時の私は求職中でヒマでしたから書き込みがマメだったし、ご覧のとおり書き始めると熱く語っちゃう性質ですから、マニアックな奴だっていう印象は与えてただろうと思います。

だけど、それだけで人を犯人扱いする事が、どれほど重い事か、どれほど相手を傷つけるか、いい大人だったら分かる筈でしょう? 寄ってたかって女の子に説教してた連中がですよ?

あれじゃあ、2ちゃんねるでお互い罵り合ってる連中と変わんないレベルですよ。ショックでした。本当にショックでした。何がショックかって、そいつらが私と同じ『太陽にほえろ!』のファンであるという事実がですよ!

……いかん、ついつい熱くなっちまいましたm(_ _)m それだけ、私の怒りは全く収まってないって事ですね。本当に許せないし、恨みは一生忘れないと思います。

そもそも何故、私はその連中から嫌われてしまったのか? 嫌われたというのが被害妄想だとしても、浮いた存在になってたのは間違いありません。でなければ根拠も無しに「荒らし」の濡れ衣を着せられたりしないでしょうから。

ご存知ない方もおられるかも知れないので説明しますと、匿名でわざと掲示板の空気を乱すような罵詈雑言を、執拗に繰り返し書き込む愉快犯の事を、俗に「掲示板荒らし」と呼びます。当時その『太陽』ファンサイトの掲示板にも、かなり陰湿な「荒らし」が出没しており、複数の常連達が私をその犯人だと決めつけたワケです。

で、話を戻しますと、私はあのコミュニティーの中で異質の存在だったみたいです。このブログでもそうしてるように、私は自分の本名以外の素姓はほとんど包み隠さずに書いちゃいます(本名もバラしてるようなもんです)。まず、そこからして異質だったのかも知れません。

自分がええ歳して一度も結婚してない事も、そのとき求職中だった事も、弱点から何からいきなりさらけ出しちゃいますから、普通の人は「なんだコイツは?」って思うのかも?

その上、よせばいいのに自分が映像業界に身を置いてた事や、『太陽』に参加された俳優さんやスタッフさんと一緒に仕事した経験談なんかも披露したりしたんですよね。

だって『太陽』のファンサイトに書き込みして、『太陽』関係者とご一緒した話を隠してるのもおかしいでしょう? 私が読者の立場的だったら、そんな話はお金払ってでも聞きたいですよ。

自慢したい気持ちは無かったのか?と言われれば、そりゃ少しはあったと思いますけど。無い方がおかしいですよね。

あと、今思えば私の書く文章そのものが、こうして自分のブログで書いてる分には良いとして、他人様のサイトで書くにはアクが強過ぎるのかも知れません。

『太陽』を語れば熱いし長くなるし、やたらユーモアを挟むし、毎回それなりのオチもつけたりして、自分で言うのも何だけど、目立ちますよねw 乳首とかポコチンとかは出来るだけ書かないようにしましたけど。

既に出来上がったコミュニティーの中に、そういう変わり種がひょっこり現れたら、面白がってくれる人も少しはいるけど、反感を抱く人の方が多いかも知れません。

日本(に限らずとも)社会って、異質な人間は除外したがりますからね。集団になればなるほど、それが暗黙の内に共通認識となって、イジメとかシカトが始まっちゃうワケです。

でも私は、中学や高校生のクラスじゃあるまいし、ええ歳した大人の集まりで、しかも『太陽にほえろ!』っていう作品を愛する仲間どうしなら、ちょっとぐらいアクが強かろうが自慢話が入ろうが、無条件に受け入れて面白がってくれるもんだと信じ切ってたんですよね。

まさかまさか、『太陽』ファンが『太陽』ファンの事を「お前」呼ばわりして嘲笑し、何の根拠も無しで「荒らし」の濡れ衣を着せるなんて、全く夢にも思ってなかったですよ。ネバー、ネバー、ネバー、ネバー!! チョメチョメっ!!

ちょっと前の「マニアック問題」にも通じる話だけど、彼らは明らかに、『太陽』を熱く語る私を嘲り、憐れんでたように思います。同じマニアどうしなのに、なぜだか上から目線で…

そういう状況になっちゃったのは、私自身にも非があります。嫌いな言葉だけど「空気が読めなかった」って事ですから。

だけど、なんで『太陽』ファンが『太陽』ファンに対して、嘲りや憐れみの感情が抱けるのか? その根本的な部分が、私にはどうしても理解出来ません。

そして、証拠も無しに「荒らしはお前だ」って、決めつけられる神経は更に理解不可能です。もしかしたら誤解かもって、間違いだったらどうしようって、なぜ思わないのか? 匿名なら何を言っても構わないって事ですか? 何の罪も無い人間がどれだけ傷つこうが、知った事じゃないと?

多分、そうなんだろうと思います。彼らにとって、私が本当に掲示板荒らしなのか否かはどうでも良かった。とにかく私を傷つけて、駆逐したかっただけの事なんでしょう。

特撮ヒーロー番組の脚本を書いてた頃、評判が気になって「2ちゃんねる」の掲示板をちょくちょく覗いてたんだけど、同じ番組やタレントのファンどうしが(匿名で)口汚く罵り合い、脅迫し合ってる光景を見る度に、何とも言えない嫌〜な気持ちにさせされたもんでした。

でも、まさか自分が同じ目に遭うとは、まさか『太陽』ファンがあんな連中と同じ事をするとは、全く夢にも思ってませんでしたよホントに。

「巻き込まれた」とは言いません。荒らし疑惑はとんでもない「とばっちり」だけど、一部の常連達に嫌われた事に関しては、自分が「巻き起こした」現象だったとも言えます。

だからそれ以降、他人様のサイトに書き込みする事は基本的に封印しました。ここにコメントして頂いた方がブログをされてる場合のみ例外としてますが、その時もあんまりアクの強いコメントは書かないよう注意… してるつもりです一応w

怖いです。あんな状況になっちゃう事が怖いし、他人の暗黒面を目の当たりにするのも怖いけど、何より自分自身が壊れそうになっちゃうのが本当に怖い。

一部の常連達から攻撃を受け始めた時、私はうろたえ、何とか誤解を解こうと書き込みを重ねて、それがまた「痛いヤツ」みたいな印象を与えてしまった気がします。

今思えば、なんで自分があんな事で必死になっちゃったのか分からないし、恥ずかしい限りなんだけど、その時は自分で自分の心がコントロール出来なかったんですよね。

だからって荒らしてませんからね!w 心を病んで別人格の私がやらかしちゃったとか、そこまでは悩んでなかったですから。ネバー、ネバー、ネバー!

でも、濡れ衣を着せられた時は、彼らを心から憎み、それなら本当に俺が荒らしてお前らの掲示板をぶっ壊してやろうか?って、思ったのは事実です。

私が実行する前にその掲示板が閉鎖になっちゃったから良かったものの、もし続いてたら… まぁ、そんな面倒くさい事はしないと思いますけどね。

だけど、そんな事が頭をよぎった事実だけでも、私にとっては暗黒の歴史なんです。まさに「魔が差した」ってヤツですよね。だから、怖いんです。

ネット世界には、魔物がいる。慎重に渡り歩いて行かないと、ダークサイドに堕ちて自分が自分でなくなっちゃうかも知れない。この件で私は痛切に学びましたよ。

で、秋葉原の事件が起こったのが、その直後だったんですよね。マジでゾッとしました。私はしませんよ?w あんな惨いこと絶対に出来っこないけど、犯人の気持ちがちょっとだけ解っちゃったのは事実です。

今はこのブログを通して、素晴らしい仲間達と巡り会えたワケですから、インターネットに感謝してます。だけど、どこにだって必ず魔物が潜んでる事を、絶対に忘れちゃいけません。

皆さん、お互い気をつけましょう。ネバーチョメチョメ。

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