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『あまちゃん』第1週

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☆気に入った点

1. 能年玲奈ちゃん

「ひじゅに」さんという朝ドラ・レビュアーの方が、『つばさ』の知秋(冨浦智嗣)によく似てると書かれてました。

そうなんですよ! 番宣で素の喋り方を見た時、誰かに似てる!って思ったんです。で、その時は「さかなくん」しか連想出来なかったんだけどw、違う。

私が似てると感じたのも、知秋です。ご無沙汰だったもんで思い出せなかったw 顔も似てるし、目をパッチリ開けて少しアヒル口になりながら喋る表情や、身体の動かし方までソックリ…だと私は思います。

だから、いきなり親近感が沸いちゃったんですね。

ただ、今のところ彼女のファニーな感じがまだ充分に発揮されてない(キョンキョン=母が主役になっちゃってる)ので、ファンになるかどうかは未知数です。これからが楽しみですね。

2. オープニング曲

ああいうファニーなテーマ曲は大好物なんです。逆に、前作『純と愛』の主題歌みたいな、いかにも美しいハーモニーで美しい愛や絆を謳ったような音楽は、嫌いじゃないけどつまんない。

3. 鉄拳によるアニメーション

微笑ましくて好きです。ユニークですよね。

☆気に入らない点

今のところは、特にありません。

そんなワケで、楽しんで観させて頂いてます。でも、まだ分かんないですね。ガッシリ心を掴まれたような感覚は無いんです。

能年ちゃんの魅力がどれほど引き出されるのか、そしてクドカンさんの掟破りな作劇が吉と出るか凶と出るか、それ次第。この先を観てみない事には判りません。

私は以前『うぬぼれ刑事』のレビュー(カテゴリー=刑事ドラマ)に書いた通り、クドカンさんの掟破りはある意味「安易で卑怯なやり方」だと思ってます。

ありきたりじゃない事をやるのは簡単なんです。定石とは逆の事をやればいいだけなんだから。そうして意表を突けば笑いも取れます。

だけど、それで話の辻褄がおかしくなったり、登場人物の感情に矛盾が生じたら、観客を感動させる事は出来ません。だから喜劇を創るのって難しいワケです。

私自身が、掟破りで笑いを取りながら観客を感動させる事を目標に作品創りしてた人間なもので、感動を度外視して笑いを取る事ばかりに力を注いでるクドカンさんが気に食わないワケですよw それで人気者になっちゃって、アンタずるいぞ!ってw

だから今回、朝ドラという「自由が効かない枠」の中で、笑いを取るだけじゃ許されない状況に置かれたクドカンさんは、ちょうど良い按配で「卑怯じゃない掟破り」を見せてくれるかも?って、期待してます。

今のところ、東京だと引きこもりキャラになっちゃうアキ=能年ちゃんには感情移入出来そうで、いい感じです。でも、決して斬新とは言えないし、このままだと「クドカンらしくない」とか言われちゃうでしょうね。

掟破りの名人みたいなイメージを自分で築いちゃったクドカンさんが、朝ドラという強者にこのまま呑み込まれてしまうのか、それとも私が目指した「掟破りで笑わせながら観客を感動させる」作品を見せてくれるのか?

私としては、そこが一番の楽しみです。

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