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『アイアン・スカイ』と私の黒歴史

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ペッパー刑事さんにオススメ頂いた『アイアン・スカイ』がようやくレンタル解禁、早速観させて頂きました。

フィンランドのたぶんインディーズの監督さんだと思いますが、先に予告編だけ創って動画サイトに投稿し、そこで出資を募って本編の製作費を調達したんだそうです。現代ならではの話ですね。

だからその予告編がよっぽど魅力的だったワケですが、これは確かに企画(アイデア)が全てと言っても過言じゃない作品だと思います。

もし、ナチスの残党が月の裏側に潜んでて、地球侵略の準備を進めていたら……という、都市伝説みたいなジョークを具現化して見せた映画なんですよね。ナチスが月から攻めて来る! 確かに、そそられるアイデアです。

ただし、予告編で公開したそのアイデア、そのインパクトを、本編が超えて見せるのは容易な事じゃない。本当にやっちゃったよ!っていう面白さはあるし、インディーズとしては特撮(CG)の完成度も高く、これと言って不満は無いんだけど、一発アイデアを超えるだけのサプライズは、残念ながら私は感じられませんでした。

基本的にはコメディでありパロディだと思うんだけど、まずフィンランド人の笑いのセンスがつかみづらいw これは仕方ないですよね。慣れ親しんだ日本やアメリカ映画の感覚とはやっぱ違いますから。

それと、ドイツやアメリカのお国柄や政治をかなり皮肉ってるのは何となく分かるんだけど、具体的に誰を皮肉ってるのかが、乳首以外の歴史に疎い私にはよく分からない。パロディって、元ネタを知らないと楽しめないですからね。

私にはこの映画本来の面白さの、たぶん2割か3割ぐらいしか理解出来てないと思います。だから、普段ここで書いてるみたいなレビューは今回、やっちゃいけない気がするし、やりたくても出来ませんm(_ _)m

世界史に詳しい人、特にナチスを描いた映画がお好きな方には、かなり楽しめる作品かも知れません。あ、ナチスの秘密基地でチャップリンの『独裁者』が洗脳教育に使われてる場面は私でも笑えましたw 一部のみ抜粋したらナチス称賛映画に早変わりしちゃうというw

そんなワケでレビューは切り上げて、ちょっと話題を変えます。昨日、グアムの殺傷事件について書いた際、かつて私が『太陽にほえろ!』のファンサイトで「荒らし」呼ばわりされたトラウマについて少し触れました。

少し触れたら、また怒りがふつふつとと沸いて来ちゃったんですよねw こんなの、そのうち忘れるだろうって思ってたけど、ダメですね。未だに心の傷は癒えてません。

あれはもう4〜5年前になるのかなぁ… 映像業界から脱落して田舎に引っ込んで、ホームページの日記も休止状態。私はたぶん、自己表現の場に飢えてたんですよね。

そんな時に『太陽にほえろ!』で色々と検索して、恐らくファンサイトとしては一番賑やかな掲示板に書き込みするようになったんです。

ただ、その前に伏線はあったんですよね。たぶん若い女の子だったと思うんだけど、対人関係とかに疲れて自殺を考える時がある、みたいな事をその板に書き込んでたんですね。

そしたら、一部の常連さん達が「誰だって生きて行くのはしんどい」「他の国じゃ飢えて死にかけてる子供がいくらでもいる」みたいな論調で、なんだか上から目線で説教し始めたんですよね。

良かれと思って、励ますつもりで書いておられるのは分かるんだけど、私は「この人ら、何様のつもりなんだろう?」って思っちゃいました。それこそ七曲署の刑事にでもなったつもりなんやろか?って。

その女の子だって、しんどいのは自分だけじゃない事ぐらい、分かってるに決まってるでしょう? 分かってても、どうしょうもなく辛くって、誰かに愚痴を聞いてもらいたくなる時って、あるじゃないですか。

それを寄ってたかって、何なんだこの人達は?って、私はちょっと腹が立ってました。だけどその女の子は素直な人で、真摯にそれを受け止めておられました。

で、私が書き込みを始めて、やがて私を名指しで攻撃して来るようになったのは、まさにその一部の常連達でした。だから、私の側にも彼らに対する悪い先入観があって、無意識にそれが伝わってたのかも知れません。

それと、知り合いのサイト以外に何かを書き込んだのはその掲示板が初めてでしたから、ネット社会に存在する暗黙のルールみたいなもんが、私にはよく分かっていなかった。だから自業自得な部分もあるのは自覚してます。

それでも、見ず知らずの私をいきなり「お前」呼ばわりし、ちょうどその時期に出没してた「掲示板荒らし」が「お前だろう」と決めつけ、「自作自演、乙」みたいな感じで嘲笑した連中の事は、やっぱどうしても許せません。

何の根拠も無く、ですよ? 実際、その「荒らし」は私の仕業じゃないですから、根拠なんかあるワケがない。

ただ、当時の私は求職中でヒマでしたから書き込みがマメだったし、ご覧のとおり書き始めると熱く語っちゃう性質ですから、マニアックな奴だっていう印象は与えてただろうと思います。

だけど、それだけで人を犯人扱いする事が、どれほど重い事か、どれほど相手を傷つけるか、いい大人だったら分かる筈でしょう? 寄ってたかって女の子に説教してた連中がですよ?

あれじゃあ、2ちゃんねるでお互い罵り合ってる連中と変わんないレベルですよ。ショックでした。本当にショックでした。何がショックかって、そいつらが私と同じ『太陽にほえろ!』のファンであるという事実がですよ!

……いかん、ついつい熱くなっちまいましたm(_ _)m それだけ、私の怒りは全く収まってないって事ですね。本当に許せないし、恨みは一生忘れないと思います。

そんな四面楚歌の状況下で、ただ1人だけ私を擁護して下さったのがペッパー刑事さんでした。

それ以前からの知り合いではあるものの、直接はまだ会った事がなかった私を信じて頂いて、涙が出るほど嬉しかったです。ペッパーさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m

この件に関しては、他にも書きたい事が山ほどあるんだけど、今日はタイムオーバーです。また、その内に…

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