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『バイバイ、ベアー〜青いエアメイル』

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初めて観ました。松任谷由実さんの楽曲をモチーフにして、5年ほど前に製作された短編映画集『Yuming Films』。全3本の内、2番手の「青いエアメイル」編に弱冠18歳の多部未華子が主演してます。

1番手は本仮屋ユイカ主演による「リフレインが叫んでる」編ですが、少女漫画風にシュガー・コーティングされたラブストーリーで、凡庸と言わざるを得ない内容でした。ユーミンさんは気を使ってか「素直」って言葉で評しておられましたが…

3番手の塚本高史主演「ハッピー・ニューイヤー」編の方が楽しめましたね。中国人の女の子が良いキャラしてました。ストーリーが無いもんだから、途中で何度かウトウトしちゃいましたけどw

「多部未華子が出てりゃ何でもいいんですか!?」って言う同僚の顔がチラつきますがw、「青いエアメイル」編が一番良かったです。良いものは良いんだから仕方がない、あるんだから仕方がない。泣きましたからね。短編で泣かせるのは相当なもんですよ。

クラスで浮いてる子どうしの友情が、引っ越し決定を機に脆くも崩れ、本当は仲直りしたいのに、お互いの弱さが二人を引き裂いていく。孤独、友情、イジメ、手紙、別れ…

これは恐らく、タベリスト間じゃとっくの昔に語り尽くされた事かと思うのですが、あれですよね。こりゃまるで、『対岸の彼女』の姉妹編じゃないですか! 魚子と葵の少女時代にリンクする要素が、あまりに多くて驚きました。

もしこれが『対岸』より後に撮られた作品なら、監督さんが魚子からインスピレーションを得た可能性は充分にありますよね? 逆にこちらが先だとすれば、『対岸』の監督さんがこれを観て多部ちゃんの起用を決めた可能性も。

それはともかく、多々ある泣き所の中で私が一番やられちゃったのは、多部ちゃんが引っ越し先の部屋で見る、メルヘンチックな夢の場面です。これには参りました。

現実が孤独で侘びしい日々だからこそ、楽しさに溢れた夢とのギャップに泣けちゃうんですよね、あまりに切なくて。『対岸』で言えば、魚子と葵が2人で過ごした夏休みの、あの合宿バイトに相当するような場面かと思います。

ユーミンさんも、この「青いエアメイル」編で泣けたってコメントされてましたね。しかも他の2本に関しては、あくまで創り手に対する評価や共感しか語られてないのに、唯一これに関してはだけは「女優さん」にも言及されている!

「すごい感性」と評し、「演技派としても、これから出てくる人達なんでしょうね」とまで仰る。あれだけの地位を築いてる人が、テキトーなこと言ってもし外れたら恥ずかしいですから、かなりの確信を持って仰った言葉だろうと思われます。

と言っても多部ちゃん1人の事じゃなくて、もう1人の彼女(苗字の読み方が分からなくて書けない!)も含めての評価なんだけど、今も彼女は活躍されてるんでしょうか?

いやーしかし、多部ちゃんにハズレ無しですねホントに。たまには「おいおい、マジかよ」って言いたくなるような、いわゆる黒歴史ってヤツは無いもんでしょうか? 逆に観てみたい!w 事務所、しっかりし過ぎですw

ところで『志村どうぶつ園』、初回は完全に忘れてて、次は絶対に忘れないぞと誓って待ち構えてたのに、2週も空いたら完全に忘れてましたw 愛が足らないですねm(_ _)m

実はこのブログを立ち上げて間もない頃に、この番組の悪口を書いた事がありましてw、その罰が当たったのかも? 今週のはしっかり録画予約しましたけど。

確かあの時、動物の言葉が解るというオバサンが、老衰で死にかけてる犬の感謝の言葉を飼い主に伝える場面がVTRで流されて、それを飼い主が聞いて泣くのはいいんだけど、スタジオのタレント達も一緒になって全員泣いてる光景が、私の眼にはそら恐ろしくもアホらしい光景に見えちゃったんですよね。

NHKの『ダーウィンがきた!』みたいに、自然をありのまま捉えたドキュメンタリー番組は大好きなんだけど、動物をヘンに擬人化して視聴者を泣かせようと演出する、動物バラエティー番組は嫌いです。

あ、好き嫌いを主張しても読者の心には響かないんでしたっけw 何にせよ、多部ちゃんが出るなら観ますよ、もちろん!

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