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好きか嫌いか?

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ドラマや映画が面白いか面白くないかを語るのは、私にとってはすごく楽しい事です。なぜ面白いと感じるのか、なぜそう感じられないのか、分析して発表するのが楽しいんですよね。面白くないのが香取くんのせいだと判ったら、なおさら楽しいw

そのへんは、これを読んでくれてる読者さんにとっても同じ事かと思います。そういう記事に興味が無い方は、このブログは読まないでしょうしねw

でも、その作品を好きか嫌いかを語るのは、意外と楽しくないんですよね。発信する側は楽しいかも知れないけど、受ける側にとっては大して面白くない。

好きなものを語る分にはまだ良いんだけど、「これが嫌い」「あれが大嫌い」といくら主張されても、心には響いて来ません。それを嫌う理由が筋の通ったものなら聞く楽しみもあるかも知れないけど、好きとか嫌いに理屈は無いですよね、大抵。

なんで好き嫌いを主張しても相手の心には響かないのか? たぶん、好きとか嫌いとかは、それを主張する人自身の問題だからじゃないでしょうか?

たとえば『大奥〜誕生』がつまらない!と主張する人がいたとしたら、「えっ、なんで?」と聞いてみたくなります。その理由に筋が通ってれば「なるほど、そういう見方もあるのか」って思うし、理不尽だったり誤解だったりすれば、別の見方がある事を説くなりして、こちらの意見を言いたくなります。

でも「『大奥』なんか大嫌い!」って言われたら、「あ、そう。じゃあ見なけりゃいいじゃん」で話は終わっちゃいますね。まぁいちおう理由は尋ねるかも知れないけどw、筋の通った理由なんか無いでしょう。嫌いなもんは嫌いなんだから仕方ありません。

ドラマや映画が面白くないのは、創り手側の問題です。だけど好きか嫌いかは、あくまで観る側の問題、個人の心の問題ですから、それを聞かされても楽しい議論にはなりよう無いですね。

それをヒントにして心理学的な話は出来るかも知れないけど、ブログみたいな公共の場でする話じゃない。私はそういう話も好きですけどw とにかく、好き嫌いは創り手側の責任では全くないって事ですね。

そう言いながら、私もイケメンが嫌いだ嫌いだ、全員乳首噛んで死ね!とまで、しょっちゅう書いてますけどw イケメンの事なら悪口書いても全然良いんです。それだけは例外。なぜなら、イケメンだからです。

まぁ、これだって突き詰めれば、私のちっぽけなヒガミ根性に過ぎません。誰かを嫌いになる理由なんて、だいたいそんなもんですよね? だから、全く自分の問題、個人の問題でしかない。

そいつに騙された、酷い目に合わされた!っていう場合はまた別ですけどね。それは嫌いを通り越して、恨みですよね。私の場合、亀山Pがそれに該当しますw 奴に騙されて、つまらない映画に入場料を払わされるという、極めて酷い目に合ったんです!

そういう事なら、同じ被害に遭う人を1人でも減らす為に、ブログ記事にする意義は充分にありますね。ただし、それでも…それでもですよ? 『踊る大捜査線』の最初のTVシリーズみたいな面白い作品を生み出した、その事実に対する敬意だけは、私は忘れてないつもりです。

TVドラマであれ映画であれ、それを生み出す為には、何百人という人々の、とてつもない労力が費やされてるワケです。その現場たるや、これ以上に過酷(しかも低賃金)な職業があるだろうか?と思わずにはいられない地獄絵図だったりします。

だから、作品が面白いか面白くないかを論じる時には、その理由までしっかり検証する事が、創り手達に対する最低限の礼儀じゃないかと私は思ってます。まして「嫌い」の一言で片付けるべきではない。イケメンだけは別ですけど。

でも、個人個人が頭の中で思う分には自由です。出来るだけ私の事は嫌わないで欲しいけどw

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