今回はこれまでで一番シリアスなエピソードであると同時に、屈指の名作として記憶に残るものと思われます。
母に見捨てられ、父を亡くした少年と、しのぶセンセとの間に芽生える擬似母子の感情。
しのぶセンセの生徒である二宮星ちゃんが、不器用な義父(田口浩正)に注ぐ暖かい眼差し。
そして、しのぶセンセとそのお母さんの、どこの家庭でもありそうな親子喧嘩。
一つの偽装殺人事件を巡って様々な親子ドラマが描かれましたけど、その全てに私は泣かされちゃいました。
最大のハイライトはやはり、我が子を見捨てた母親(有森也美)にしのぶセンセが怒りを爆発させるクライマックスですが、あそこまで怒った多部ちゃんを見たのって、今まで無かったような気がします。
私の記憶に強く残ってる多部ちゃんの怒りと言えば『ルート225』のイジメっ子へのパンチラ・キックと、『すみれの花咲く頃』の母娘喧嘩シーンでしょうか。でも今回に比べればまだ優しいw
多部ちゃんが本気で怒ると、ほんまに怖い!w 相手役の有森さんも大熱演でしたけど、それは多部ちゃんの鬼気迫る演技に触発されての事だったろうと思います。いやぁ凄かった! 凄いもん見たw
ここで特記したいのは、あれだけMAXまで感情を爆発させながら、多部ちゃんの大阪弁がパーフェクトだった事です。つまり、あれだけ怒り、叫び、涙を流しながら暴れても、彼女の頭脳はいたって冷静なんですよね!
あれはしのぶセンセの怒りであって、多部ちゃんの怒りじゃない。あくまで芝居なんです。当たり前のようでありながら、それを完璧に区別出来る若手女優がどれほどの数いるでしょうか?
この場面に限らず、全体的に多部ちゃんの大阪弁は95%正確、ほぼパーフェクトになりつつあります。これもマジ普通じゃないw
CSのチャンネルNECOとかVシネパラダイスでしょっちゅうやってる、浪花ナントカみたいなタイトルの低予算映画を試しに御覧なさい。一体どこの国の言葉やねん!?って言いたくなるようなエセ関西弁が溢れ返ってますよホンマに。そりゃ酷いもんです。
プロの役者なら、多部ちゃんの姿勢を全員見習って頂きたいもんです。しかも多部ちゃんは「そんな部分は別に見所じゃない」って仰るんですよ? 爪のアカでも煎じて飲みやがれっ! …いや、俺が飲むw ああ多部ちゃん、チョメチョメしたい!
二宮星ちゃんも良かったですねぇ。『カーネーション』でヒロインの少女時代を演じた子役ですが、私は大好きです。この子も何というか、昭和顔なんですよね。多部ちゃんや八木優希ちゃんが関東の昭和顔なら、星ちゃんは関西の昭和顔。そんな感じです。
そして、松坂慶子さんw 段田さんじゃないけど、私はこの大ベテラン女優にも癒されます。こんなおっとり母ちゃんから、なんでしのぶセンセみたいな跳ねっ返り娘が生まれたんだろう?w
この母娘、『カーネーション』の母娘とよく似てますよね? つまり、父親が愛すべきログデナシだった? 父親を是非いつか見てみたいですw
ラストシーン、校門の前でしのぶセンセを待ってた少年が、ただ静かに微笑むだけで去って行くのも良かったですね。昨今の凡庸なドラマ作家なら、歯の浮く台詞を並べて大袈裟なBGMかけて、無理やり泣かそうとする所を、このドラマは割りとアッサリ見せちゃう。
だからこそ余韻が残り、ずっとこの世界に浸っていたくなるんですよね。良いですよ、このドラマ。本当に良い!
ちょっと気になったのは、山本耕史くんの頭髪w たまたま髪型のせいかも知れないけど、薄く見えました。時代劇でズラを被り過ぎた? 髪質が細いからそう見えるだけだな、きっとw
だからってワケじゃないけど、パナソニックCMの温水洋一さんもいい味出されてますねw 母ちゃん、何回家出しとんねんw
母に見捨てられ、父を亡くした少年と、しのぶセンセとの間に芽生える擬似母子の感情。
しのぶセンセの生徒である二宮星ちゃんが、不器用な義父(田口浩正)に注ぐ暖かい眼差し。
そして、しのぶセンセとそのお母さんの、どこの家庭でもありそうな親子喧嘩。
一つの偽装殺人事件を巡って様々な親子ドラマが描かれましたけど、その全てに私は泣かされちゃいました。
最大のハイライトはやはり、我が子を見捨てた母親(有森也美)にしのぶセンセが怒りを爆発させるクライマックスですが、あそこまで怒った多部ちゃんを見たのって、今まで無かったような気がします。
私の記憶に強く残ってる多部ちゃんの怒りと言えば『ルート225』のイジメっ子へのパンチラ・キックと、『すみれの花咲く頃』の母娘喧嘩シーンでしょうか。でも今回に比べればまだ優しいw
多部ちゃんが本気で怒ると、ほんまに怖い!w 相手役の有森さんも大熱演でしたけど、それは多部ちゃんの鬼気迫る演技に触発されての事だったろうと思います。いやぁ凄かった! 凄いもん見たw
ここで特記したいのは、あれだけMAXまで感情を爆発させながら、多部ちゃんの大阪弁がパーフェクトだった事です。つまり、あれだけ怒り、叫び、涙を流しながら暴れても、彼女の頭脳はいたって冷静なんですよね!
あれはしのぶセンセの怒りであって、多部ちゃんの怒りじゃない。あくまで芝居なんです。当たり前のようでありながら、それを完璧に区別出来る若手女優がどれほどの数いるでしょうか?
この場面に限らず、全体的に多部ちゃんの大阪弁は95%正確、ほぼパーフェクトになりつつあります。これもマジ普通じゃないw
CSのチャンネルNECOとかVシネパラダイスでしょっちゅうやってる、浪花ナントカみたいなタイトルの低予算映画を試しに御覧なさい。一体どこの国の言葉やねん!?って言いたくなるようなエセ関西弁が溢れ返ってますよホンマに。そりゃ酷いもんです。
プロの役者なら、多部ちゃんの姿勢を全員見習って頂きたいもんです。しかも多部ちゃんは「そんな部分は別に見所じゃない」って仰るんですよ? 爪のアカでも煎じて飲みやがれっ! …いや、俺が飲むw ああ多部ちゃん、チョメチョメしたい!
二宮星ちゃんも良かったですねぇ。『カーネーション』でヒロインの少女時代を演じた子役ですが、私は大好きです。この子も何というか、昭和顔なんですよね。多部ちゃんや八木優希ちゃんが関東の昭和顔なら、星ちゃんは関西の昭和顔。そんな感じです。
そして、松坂慶子さんw 段田さんじゃないけど、私はこの大ベテラン女優にも癒されます。こんなおっとり母ちゃんから、なんでしのぶセンセみたいな跳ねっ返り娘が生まれたんだろう?w
この母娘、『カーネーション』の母娘とよく似てますよね? つまり、父親が愛すべきログデナシだった? 父親を是非いつか見てみたいですw
ラストシーン、校門の前でしのぶセンセを待ってた少年が、ただ静かに微笑むだけで去って行くのも良かったですね。昨今の凡庸なドラマ作家なら、歯の浮く台詞を並べて大袈裟なBGMかけて、無理やり泣かそうとする所を、このドラマは割りとアッサリ見せちゃう。
だからこそ余韻が残り、ずっとこの世界に浸っていたくなるんですよね。良いですよ、このドラマ。本当に良い!
ちょっと気になったのは、山本耕史くんの頭髪w たまたま髪型のせいかも知れないけど、薄く見えました。時代劇でズラを被り過ぎた? 髪質が細いからそう見えるだけだな、きっとw
だからってワケじゃないけど、パナソニックCMの温水洋一さんもいい味出されてますねw 母ちゃん、何回家出しとんねんw