昨夜、テレビ朝日で地井武男さんの追悼番組が放映されました。なんと土曜日の夕方6:30〜9:00というゴールデンタイムに、2時間半もかけたスペシャル番組ですよ!
近年、様々な大スターさんが亡くなられてますけど、これだけ力の入った追悼番組が放送された例は無かったように思います。そこにまず驚きました。
これはテレ朝で10年近く『ちい散歩』という冠番組をやってた事も大きいでしょうけど、観てると地井武男さんという方は、俳優として以上に人間として、共演者やスタッフ達からとても愛されてる事が伝わって来ましたから、その関係者達の心がこういう形で実を結んだものと思われます。
番組内容としては『ちい散歩』の名場面を中心に、主演映画や『太陽にほえろ!』『刑事貴族』等のTVドラマ、「ちいちい」と呼ばれるきっかけになったバラエティー番組等のダイジェストと、先日の「お別れ会」の模様、そして地井さんと特に親しかった渡哲也さん、水谷豊さん、小野武彦さん、夏八木勲さんらのインタビューで構成されてました。
印象に残った場面をランダムに述べますと、まず「お別れ会」における田中邦衛さんの『北の国から』まんまな雰囲気の弔辞や、涙を堪えながらとつとつと語る水谷豊さん、送る言葉を気丈に言い終えた直後に号泣した萬田久子さん。
『ちい散歩』にゲスト出演された同期生・小野武彦さんと地井さんの遠慮の無い楽しい会話、同じくゲストに迎えた水谷豊さんとのウィットに富んだやり取り。
特に『相棒』撮影現場にサプライズで訪れた地井さんが、ティータイム中の水谷さんの背後から黙ってドラ焼きを差出し、それに気づいた水谷さんがまるでコントみたいにコーヒーを吹き出した、あの間合いが素晴らしかったですw そこだけ何回もリピートして観ちゃいました。
その後に大笑いしながらハグする二人の雰囲気も実に心地よかったです。『刑事貴族2』以前にも何度か共演されてたみたいですが、こんなに仲良しだったとは知りませんでした。お互い、相手のことが好きで好きでしょうがない感じですね。
あと、地井さんが『ちい散歩』で訪れた町の素人さん達が、その時の思い出を語りながら涙を流す姿にも感動しました。ほんの数十分の触れ合いだったのに、皆さん地井さんの温かいお人柄に心酔… というより身内みたいな親しみを覚えておられる。
よく笑い、よく泣く地井さんの親しみ易さ、滲み出る温かさは、似たような番組をやられてる鶴瓶師匠にも通ずるものを感じますね。
実は私も一度だけ、地井さんをお見かけした事があるんですよ! まだ『太陽にほえろ!』に出ておられた頃です。
新宿で渡辺徹さんと遭遇した話は以前書きましたが、それから約2年後、渋谷駅前で再び『太陽』のロケに出くわしたんです。
たぶん撮影が終わった直後だと思いますが、地井さんが長谷直美さんと一緒におられて、すぐにそれぞれの移動車に別れて歩き出したんです。
私は迷わず長谷さんを選択しw、追いかけて声をかけ、握手して頂きました。だって、その時の地井さんは鬼刑事「トシさん」そのまんまな鋭い眼光で、とても近寄り難かったんです。
でも、メチャクチャ格好良かったです。『太陽』の猛者達に混じってると地味に見えるけど、生で見たらやっぱ、スターのオーラが出まくってました。
二度も偶然『太陽』のロケに出くわすなんて、話が出来過ぎてないか?と思われるかも知れないけど、東京ってそういう街なんだから仕方がない、あるんだから仕方がない。新宿や渋谷を1日、いや半日でも歩いてたら、ドラマやバラエティーのロケ隊はいくらでも見かけますから。
その頃、私はまだ20歳そこそこの若造でしたから、どうせなら山さんとかドックに会いたかったなぁなんて思ってましたけど、最近は『太陽』を観てると、トシさんに感情移入しちゃうんですよねぇw
気がつけば私も、ちょうどあの頃の地井さんと同じ世代なんです。もう追い越しちゃったかな? ここに来てようやく解る、中年の色気、哀愁、格好良さですね。
それはともかく、あんなにも皆から愛され、その死を惜しまれてる人の生きざまを見せられると、嫌でも自分自身の人生を考えさせられます。
特にこの夏、身体の自由を奪われるような状況が続いてしまい、人はやっぱ一人じゃ生きていけない事を痛感させられてます。もっと人を愛し、愛される人間になって、伴侶を見つける努力もすべきなのかなぁ…なんて。
とにかく地井武男さんのご冥福を祈りつつ、昨夜追悼番組の裏(CS)でやってた『刑事貴族』でも観ようかと思います。
合掌…
近年、様々な大スターさんが亡くなられてますけど、これだけ力の入った追悼番組が放送された例は無かったように思います。そこにまず驚きました。
これはテレ朝で10年近く『ちい散歩』という冠番組をやってた事も大きいでしょうけど、観てると地井武男さんという方は、俳優として以上に人間として、共演者やスタッフ達からとても愛されてる事が伝わって来ましたから、その関係者達の心がこういう形で実を結んだものと思われます。
番組内容としては『ちい散歩』の名場面を中心に、主演映画や『太陽にほえろ!』『刑事貴族』等のTVドラマ、「ちいちい」と呼ばれるきっかけになったバラエティー番組等のダイジェストと、先日の「お別れ会」の模様、そして地井さんと特に親しかった渡哲也さん、水谷豊さん、小野武彦さん、夏八木勲さんらのインタビューで構成されてました。
印象に残った場面をランダムに述べますと、まず「お別れ会」における田中邦衛さんの『北の国から』まんまな雰囲気の弔辞や、涙を堪えながらとつとつと語る水谷豊さん、送る言葉を気丈に言い終えた直後に号泣した萬田久子さん。
『ちい散歩』にゲスト出演された同期生・小野武彦さんと地井さんの遠慮の無い楽しい会話、同じくゲストに迎えた水谷豊さんとのウィットに富んだやり取り。
特に『相棒』撮影現場にサプライズで訪れた地井さんが、ティータイム中の水谷さんの背後から黙ってドラ焼きを差出し、それに気づいた水谷さんがまるでコントみたいにコーヒーを吹き出した、あの間合いが素晴らしかったですw そこだけ何回もリピートして観ちゃいました。
その後に大笑いしながらハグする二人の雰囲気も実に心地よかったです。『刑事貴族2』以前にも何度か共演されてたみたいですが、こんなに仲良しだったとは知りませんでした。お互い、相手のことが好きで好きでしょうがない感じですね。
あと、地井さんが『ちい散歩』で訪れた町の素人さん達が、その時の思い出を語りながら涙を流す姿にも感動しました。ほんの数十分の触れ合いだったのに、皆さん地井さんの温かいお人柄に心酔… というより身内みたいな親しみを覚えておられる。
よく笑い、よく泣く地井さんの親しみ易さ、滲み出る温かさは、似たような番組をやられてる鶴瓶師匠にも通ずるものを感じますね。
実は私も一度だけ、地井さんをお見かけした事があるんですよ! まだ『太陽にほえろ!』に出ておられた頃です。
新宿で渡辺徹さんと遭遇した話は以前書きましたが、それから約2年後、渋谷駅前で再び『太陽』のロケに出くわしたんです。
たぶん撮影が終わった直後だと思いますが、地井さんが長谷直美さんと一緒におられて、すぐにそれぞれの移動車に別れて歩き出したんです。
私は迷わず長谷さんを選択しw、追いかけて声をかけ、握手して頂きました。だって、その時の地井さんは鬼刑事「トシさん」そのまんまな鋭い眼光で、とても近寄り難かったんです。
でも、メチャクチャ格好良かったです。『太陽』の猛者達に混じってると地味に見えるけど、生で見たらやっぱ、スターのオーラが出まくってました。
二度も偶然『太陽』のロケに出くわすなんて、話が出来過ぎてないか?と思われるかも知れないけど、東京ってそういう街なんだから仕方がない、あるんだから仕方がない。新宿や渋谷を1日、いや半日でも歩いてたら、ドラマやバラエティーのロケ隊はいくらでも見かけますから。
その頃、私はまだ20歳そこそこの若造でしたから、どうせなら山さんとかドックに会いたかったなぁなんて思ってましたけど、最近は『太陽』を観てると、トシさんに感情移入しちゃうんですよねぇw
気がつけば私も、ちょうどあの頃の地井さんと同じ世代なんです。もう追い越しちゃったかな? ここに来てようやく解る、中年の色気、哀愁、格好良さですね。
それはともかく、あんなにも皆から愛され、その死を惜しまれてる人の生きざまを見せられると、嫌でも自分自身の人生を考えさせられます。
特にこの夏、身体の自由を奪われるような状況が続いてしまい、人はやっぱ一人じゃ生きていけない事を痛感させられてます。もっと人を愛し、愛される人間になって、伴侶を見つける努力もすべきなのかなぁ…なんて。
とにかく地井武男さんのご冥福を祈りつつ、昨夜追悼番組の裏(CS)でやってた『刑事貴族』でも観ようかと思います。
合掌…