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ゼットンの乳首

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『ウルトラマン』はやっぱ画期的ですよね。ヒーローが巨大化して怪獣と肉弾戦を繰り広げるなんて、当時は前代未聞の設定だったかと思います。

私は『ウルトラマン』『ウルトラセブン』はほとんど再放送でしか観てなかったけど、『ウルトラマン』の最終回だけはリアルタイムで観た記憶があります。

いや、その時も再放送だったかも知れません。まだ幼稚園児の頃だったんで記憶に自信がありません。でも、それだけ曖昧な記憶の中でも、ウルトラマンが倒されちゃう場面を観た時の衝撃だけは、鮮明に憶えてます。

ゼットンという怪獣の持つ不気味な雰囲気、悪夢のような強さも忘れられないし、ゾフィーという名のもう一人のウルトラマン、そのゾフィーが「命をもう一つ持って来た」という、思いもよらない観念!

『ウルトラセブン』は大人の鑑賞にも耐え得る名作と云われてますが、それだけに幼い私には小難しいイメージがあって、あまり観てませんでした。

リアルタイムでよく観てたのは『帰ってきたウルトラマン』からで、順番は違ってるかも知れませんが『A』『タロウ』『レオ』まで観てましたね。

『A』が確か、男女の合体で変身するんですよね。男女の合体ですよ、合体! 男と女が合体するんです、合体。合体。ところ構わず合体。

で、さすがにそれはチョメチョメだろうって事で、途中から男だけになっちゃった。ウルトラマンAって、ちょっと小太りだったのが印象的ですけど、あれは男女の合体→両性具有的な意味もあったんでしょうか? 男女の合体。

ウルトラマン以外の巨大ヒーロー物でよく観てたのは『ミラーマン』『ファイヤーマン』『ジャンボーグA』位かなぁ… 『マグマ大使』も一応巨大ヒーロー物ですね。

しかし内容はほとんど忘れてます。私は怪獣にあまり興味がない子供だったんで、巨大ヒーロー物は等身大ヒーロー物に比べてあまり熱心に観てなかったみたいです。

巨大ヒーローって、変身すると完全に別人というか、別の物体になっちゃうじゃないですか。ウルトラマンの場合だと宇宙人ですよね。主人公に自己投影して観たいタイプの私としては、そこがイマイチ夢中になれない理由だったような気がします。

ただし、主人公が所属する「ウルトラ警備隊」等のチーム活動やメカ描写は大好きでした。刑事物に近いですもんねw

特に『ウルトラセブン』に登場するポインター(車)やウルトラホーク(飛行機)はデザインが秀逸で、ホレボレするほど格好良かったです。その割に『セブン』、あんまり観てなかったけどw

大人になってから、CSで『セブン』はちょこちょこ観てます。確かにメッセージ性のあるエピソードが多く、SFとしても濃密で見応えありますね。

平成のウルトラシリーズは『ティガ』『ダイナ』をちょこちょこ観てました。『ダイナ』の警備隊隊長がロッキー刑事の木之元亮さんなんですよねw

ウルトラマンが複数出てきてお互い闘ったりするようになってから、私は観る気が失せちゃいました。最近の仮面ライダーにも言える事だけど、そういうもんじゃないだろうと、私は思います。

特に仮面ライダーは、似たような顔のイケメンが何人も立ち並び、見分けがつきません。その姿勢を改めない限り、観ませんよ私はw

その点、細川茂樹さん(イケメンも歳を重ねると味が出る)がやってた『仮面ライダー響鬼』は面白くて、序盤の何回かは観てました。あれ、途中から路線が180度変わっちゃったらしいですね?

計らずも日米のヒーロー物に関する記事が続きましたが、日本のヒーロー物は敵が大きな組織である場合がほとんどなのに対して、アメリカの場合は個人事業の敵(だいたい天才科学者)が多い事に気づきました。

日本の場合はTVシリーズである(毎回新たな敵を出さなきゃいけない)事が前提ですから、自然とそうなるんでしょうけど、それ以外にも国民性の違いが影響してたりするのかも知れないですね。

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