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『GM踊れドクター』#09

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さて、『GM』レビューも残り2話、佳境に入って来ました。こうなったらサロメ・ツアー迄に完結させたいですね。

ファイヤー後藤にアメリカの大病院からヘッド・ハンティング話が舞い込み、年棒65万ドルを提示されるも、アイドル復帰に燃える火は全く興味を示しません。

「忙しいんだ、そんな下らん事でいちいち呼ぶな」

金や名誉よりも、本当にやりたい夢こそが大事。普通なら綺麗事の安っぽい話に感じちゃう所ですが、火の場合は馬鹿だから逆に説得力がありますw いやホント、格好いい。

そんな火から前回「本当は何がやりたいんだ?」と問われたポニーこと椎名桔平さんは、何も答えられませんでした。

かつては夢や情熱があったけど、それを見失って無気力な状態でいるのが、今のポニーなんです。なんだか、耳が痛いぞw

今回の患者(温水洋一)は小さな町工場の社長で、遺伝性の厄介な持病を抱えてるのに、従業員達を路頭に迷わせない為に無理を重ねてる。

もっと楽に生きればいいのに、みたいな事を言うポニーに、ボインボヨヨ〜ンな小池さんが言いました。

「自分の事しか考えず、その日その日を気楽に生きてる代わりに何も残らない。それがポニーの人生」

うーん、耳が痛いw

「誰かの為に生きるって事が、本当に生きるって事なんじゃないの?」

いやぁ実に痛い。痛いなぁw

「人は逃げると癖になる。プレッシャーから逃げるな」

↑これは火の言葉。私にも逃げ癖はありましたが、映像業界でプレッシャーの日々に耐え、その辺は克服出来たように思います。んなこたぁどーでもいい? ばびでぶぅー!!

ポニーにも最初は、医者としての理想と情熱があったみたいです。そりゃあ何しろ、五浪して医大に入ったんだから。

それが、結婚して妻(清水美沙)のコネで入った循環器内科がエリート中のエリートの集まりで、敏腕とは言えないポニーは気後れするばかり。

自分に不向きな場所に入ったせいで、彼本来の実力が発揮出来ず、居場所を失い、やさぐれてしまった。自分で自分を見限ったワケですね。

不向きな仕事に就いたり、場違いな所に行っちゃった時、傷口が広がる前に去るべきか、石の上にも三年で踏張るべきなのか?

ツライ思いをすればするだけ血肉となり成長出来る…かも知れないけど、ポニーみたいに傷つくばかりでロクな結果にならない場合もある。その人の性格にもよるし、難しい所ですね。

向いてないと判れば早めに去った方がいいと私は思いますが、ポニーの場合は嫁さんのコネで入った職場だし、そうは行かないしがらみがあったのでしょう。

折しも、温水さんの病は循環器系のもので、心臓をいじる極めて危険な検査をしないと、病名の特定が出来ない事態に。総合診療科ではポニーしか、その技術を習っていない。こりゃ大変なプレッシャーです。

というワケで、ポニーは書き置きを残して失踪しちゃいましたw この徹底した駄目っぷり、もはや天晴れですね!w

でも、彼をバカにするばかりだった循環器内科のエリート達と違って、総診の仲間達は彼を信じ、励まし、一丸となってサポートする。

ガチガチに緊張しながらもw、その想いに応えたポニーは見事、危険な検査を成功させ、温水さんを救いました。一人だけ出遅れてたポニーが、これでようやく復活!

てなワケで総診=新生アミー&ゴーのデビュー・コンサートまで、あと一週間。この勢いで一丸となり、見事なダンスを披露するのか!? 客は一体どうやって集めるつもりなのか!? そもそも何故、医者が踊らなきゃならんのか!?w

…と思ったら、最終回、院内感染が発生し、僕らの多部ちゃんが大変な事になっちゃう模様… マルコチクビィーッチ!!

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