第7話のレビューで、私は足子先生のキャラがよく解らないって書きましたけど、この第8話を観てかなり理解出来たし、共感もしました。
人一倍生真面目であるがゆえに、周囲の空気に馴染めない。口うるさく嫌味を言ってるように見えるけど、本当はもっと怒りたいのをかなり堪えてる。
精一杯の笑顔を見せる事で角が立たないようにしてるのが、かえって相手に威圧感を感じさせちゃうだけ…なのかも知れません。
それと、ぐっさんと同じで、本当に一生懸命やってるんだけど、微妙に周囲とズレてしまう。時代の変化に順応出来ないというか、単純に不器用なのかも知れないけど、正しい事をしてる筈なのに、思うように結果が出てくれない。
それに対して鈴木先生は、足子先生から見ると理解不可能な、奇をてらった型破りな指導法で、着実に成果を上げ、評価も人気も高い。
それは足子先生にとって、今まで信じて来た自分の教育そのものを、否定されたに等しい事であろうと思います。だから、鈴木先生だけは認めたくない。
そして、孤独である事。私は毎年12月24日になると「なにがクリスマスだ!」ってブログに書くのが恒例になってますがw、足子先生は今まさに「なにが夏休みだ!」ってな心境でしょう。
そこに追い討ちをかけるような「早く帰りましょう運動」。いつも校長から任されてる風紀集会のプログラム作成に、居残りで没頭する足子先生に同僚教師らがブーイング。一人で頑張られると、周りが帰りづらくなるってワケです。
さらに校長先生(斎木しげる)が、今年の風紀集会プログラムは鈴木先生に任せたい、なんて言いだしたもんだから、いよいよ足子先生が壊れ始めます。
「ふざけるな…」
極めつけは、先日優しい言葉を掛けられて以来、ずっと意識してた男性教師。実は同僚女性教師のバカンスの相手が、彼であった事が発覚!
呆然自失の足子先生、よもや、ぐっさんの待つあの世界に!? ただでさえストレスの多い教師という職業、そして人一倍生真面目な性格… そこに悪条件が重なると…
と言うより、負の意識が芽生えた瞬間から、それは連鎖し、膨張して行くもんなのかも知れません。あの時のぐっさんも、そんな感じでした。
足子先生がそんな事になっているとも知らず、目下絶好調の鈴木先生はw、夏祭りの見回りが終わった後に麻美とこっそりデートする約束をし、彼女の浴衣姿を妄想するなど、呑気なもんですw
この聡明な鈴木先生ですら、物事がうまく運んで周囲から煽てられると、調子に乗って慢心しちゃうんですよね。それが人間ってもんだし、だからこそ魅力的でもある。
でも、慢心は必ずトラブルを招いちゃう。これもまた、世の常ですね。夏祭り当日、まさかの「あの人」が、大事件をぶちかます事になっちゃうのでした。
ところでこのお祭り場面で、美少女コンビ=小川と中村の浴衣姿が見られますが、二人共、学校の制服姿の方がずっと可愛いと感じたのは私だけでしょうか?
今どきの女子はやっぱ、顔も体も西洋化して、和服が似合わなくなって来てるんでしょうか? でも、浴衣姿も抜群に可愛い多部ちゃんみたいな人もいるしなぁ…
それはともかく、祭りの見回りに参加する足子先生に、鈴木先生は挨拶したのですが…
「本当は来て欲しくなかったんじゃ?」
「えっ?」
「…鈴木式教育、確実に成果を挙げてますね。奇抜なご指導も全て功を奏して、校長先生からの信頼も絶大で、生徒からは… 一番人気」
そう言って微笑みかける足子先生の眼は、笑ってません。鈴木先生は蛇に睨まれた蛙のごとく、金縛り状態に陥っちゃいます。そして、足子先生は言いました。
「あんたなんか… 死ね」
決定的なトドメを刺されて、、鈴木先生はなぜか気を失っちゃうのでしたw
「休みが欲しいんじゃないのかなぁ?」
鈴木先生からいきさつを聞いた、同僚の桃井先生(田畑智子)が、足子先生の異変について分析します。
「休むのが怖い。仕事から離れて感じる空虚感が怖い。だけどストレスは着実に蓄積していて、本能では休みを欲してる。そんな矛盾した状態が、心と体を追い詰めてしまったんじゃ…」
さらに、鈴木先生はある意味、生け贄にされたんだと彼女は言います。
「壊れる事を自分に許すスイッチとして利用されたんですよ。とは言え、その裏には嫉妬もあったかも知れません」
この辺り、やっぱ心理学が絡んでますよね? この先生、ぐっさんご乱心の時も、当事者の一人でありながら、冷静に客観的な分析をしてました。数学の先生なんですけどw
さて、大事件は、この後に起こります。例の、鈴木先生ファンの女子=丹沢。画像右側の子です。いかにも純朴そうだし、現時点では何の問題も無い、天真爛漫な子なんですが…
屋台で鈴木先生の為に焼いた、ハート入りのお好み焼きを持って、いそいそと鈴木先生を探してた丹沢は、見てしまったのでした。
こっそり来てた麻美が体調を崩し、駆け付けた鈴木先生に肩を抱かれて、二人で去っていく現場を… その時、麻美は吐き気を催していた…!
そして、ひとり物陰で泣く丹沢を、事もあろうに足子先生が発見しちゃう。
「わたし許せません、鈴木先生のこと! 道徳がどうとか、人間性がどうとか、いつも偉そうな事ばっか言ってて、それなのに、先生のくせに、結婚もしてない女の人を… 妊娠させたりして! 汚らしい… 絶対許せない!」
言うだけ言って、足子先生の胸で号泣する丹沢。優しく彼女の頭を撫でながら、足子先生は微笑みます。でもそれは、決して聖母の微笑みではなく、明らかに「してやったり」の笑顔w
さて、この流れを見ると、我々としては「妊娠ってのは誤解じゃないの?」って、思いがちですよね? これが従来の凡庸なドラマ…例えば『梅ちゃん先生』だったらw、確実に誤解オチでチャンチャン!の予定調和になる所です。が…
思い出してみましょう。前回、鈴木先生は麻美とセックスセックスをしました。あれから多分、会うたびにセックスセックスしてる筈です。セックスセックスを。
そして前々回、鈴木先生は何と言ったか? そう、彼は「ナマ派」なんです。避妊は絶対にしない主義なんです。
検査の結果、麻美は、妊娠してました。そりゃあんた、するわいなw
「なんてこった… 夏休み早々にぶちかましちまったのは、この俺だ!」
勿論これは、単なるスキャンダルじゃ済まないでしょう。鈴木先生がコツコツと積み上げて来た何かが、確実に崩壊した瞬間です。
それも気になるけど、あの純朴キャラの丹沢がどうなってしまうのか心配です。さらに、麻美のつわり現場を、小川と中村も目撃しちゃってるし…
次回、鈴木学級、崩壊か!?
人一倍生真面目であるがゆえに、周囲の空気に馴染めない。口うるさく嫌味を言ってるように見えるけど、本当はもっと怒りたいのをかなり堪えてる。
精一杯の笑顔を見せる事で角が立たないようにしてるのが、かえって相手に威圧感を感じさせちゃうだけ…なのかも知れません。
それと、ぐっさんと同じで、本当に一生懸命やってるんだけど、微妙に周囲とズレてしまう。時代の変化に順応出来ないというか、単純に不器用なのかも知れないけど、正しい事をしてる筈なのに、思うように結果が出てくれない。
それに対して鈴木先生は、足子先生から見ると理解不可能な、奇をてらった型破りな指導法で、着実に成果を上げ、評価も人気も高い。
それは足子先生にとって、今まで信じて来た自分の教育そのものを、否定されたに等しい事であろうと思います。だから、鈴木先生だけは認めたくない。
そして、孤独である事。私は毎年12月24日になると「なにがクリスマスだ!」ってブログに書くのが恒例になってますがw、足子先生は今まさに「なにが夏休みだ!」ってな心境でしょう。
そこに追い討ちをかけるような「早く帰りましょう運動」。いつも校長から任されてる風紀集会のプログラム作成に、居残りで没頭する足子先生に同僚教師らがブーイング。一人で頑張られると、周りが帰りづらくなるってワケです。
さらに校長先生(斎木しげる)が、今年の風紀集会プログラムは鈴木先生に任せたい、なんて言いだしたもんだから、いよいよ足子先生が壊れ始めます。
「ふざけるな…」
極めつけは、先日優しい言葉を掛けられて以来、ずっと意識してた男性教師。実は同僚女性教師のバカンスの相手が、彼であった事が発覚!
呆然自失の足子先生、よもや、ぐっさんの待つあの世界に!? ただでさえストレスの多い教師という職業、そして人一倍生真面目な性格… そこに悪条件が重なると…
と言うより、負の意識が芽生えた瞬間から、それは連鎖し、膨張して行くもんなのかも知れません。あの時のぐっさんも、そんな感じでした。
足子先生がそんな事になっているとも知らず、目下絶好調の鈴木先生はw、夏祭りの見回りが終わった後に麻美とこっそりデートする約束をし、彼女の浴衣姿を妄想するなど、呑気なもんですw
この聡明な鈴木先生ですら、物事がうまく運んで周囲から煽てられると、調子に乗って慢心しちゃうんですよね。それが人間ってもんだし、だからこそ魅力的でもある。
でも、慢心は必ずトラブルを招いちゃう。これもまた、世の常ですね。夏祭り当日、まさかの「あの人」が、大事件をぶちかます事になっちゃうのでした。
ところでこのお祭り場面で、美少女コンビ=小川と中村の浴衣姿が見られますが、二人共、学校の制服姿の方がずっと可愛いと感じたのは私だけでしょうか?
今どきの女子はやっぱ、顔も体も西洋化して、和服が似合わなくなって来てるんでしょうか? でも、浴衣姿も抜群に可愛い多部ちゃんみたいな人もいるしなぁ…
それはともかく、祭りの見回りに参加する足子先生に、鈴木先生は挨拶したのですが…
「本当は来て欲しくなかったんじゃ?」
「えっ?」
「…鈴木式教育、確実に成果を挙げてますね。奇抜なご指導も全て功を奏して、校長先生からの信頼も絶大で、生徒からは… 一番人気」
そう言って微笑みかける足子先生の眼は、笑ってません。鈴木先生は蛇に睨まれた蛙のごとく、金縛り状態に陥っちゃいます。そして、足子先生は言いました。
「あんたなんか… 死ね」
決定的なトドメを刺されて、、鈴木先生はなぜか気を失っちゃうのでしたw
「休みが欲しいんじゃないのかなぁ?」
鈴木先生からいきさつを聞いた、同僚の桃井先生(田畑智子)が、足子先生の異変について分析します。
「休むのが怖い。仕事から離れて感じる空虚感が怖い。だけどストレスは着実に蓄積していて、本能では休みを欲してる。そんな矛盾した状態が、心と体を追い詰めてしまったんじゃ…」
さらに、鈴木先生はある意味、生け贄にされたんだと彼女は言います。
「壊れる事を自分に許すスイッチとして利用されたんですよ。とは言え、その裏には嫉妬もあったかも知れません」
この辺り、やっぱ心理学が絡んでますよね? この先生、ぐっさんご乱心の時も、当事者の一人でありながら、冷静に客観的な分析をしてました。数学の先生なんですけどw
さて、大事件は、この後に起こります。例の、鈴木先生ファンの女子=丹沢。画像右側の子です。いかにも純朴そうだし、現時点では何の問題も無い、天真爛漫な子なんですが…
屋台で鈴木先生の為に焼いた、ハート入りのお好み焼きを持って、いそいそと鈴木先生を探してた丹沢は、見てしまったのでした。
こっそり来てた麻美が体調を崩し、駆け付けた鈴木先生に肩を抱かれて、二人で去っていく現場を… その時、麻美は吐き気を催していた…!
そして、ひとり物陰で泣く丹沢を、事もあろうに足子先生が発見しちゃう。
「わたし許せません、鈴木先生のこと! 道徳がどうとか、人間性がどうとか、いつも偉そうな事ばっか言ってて、それなのに、先生のくせに、結婚もしてない女の人を… 妊娠させたりして! 汚らしい… 絶対許せない!」
言うだけ言って、足子先生の胸で号泣する丹沢。優しく彼女の頭を撫でながら、足子先生は微笑みます。でもそれは、決して聖母の微笑みではなく、明らかに「してやったり」の笑顔w
さて、この流れを見ると、我々としては「妊娠ってのは誤解じゃないの?」って、思いがちですよね? これが従来の凡庸なドラマ…例えば『梅ちゃん先生』だったらw、確実に誤解オチでチャンチャン!の予定調和になる所です。が…
思い出してみましょう。前回、鈴木先生は麻美とセックスセックスをしました。あれから多分、会うたびにセックスセックスしてる筈です。セックスセックスを。
そして前々回、鈴木先生は何と言ったか? そう、彼は「ナマ派」なんです。避妊は絶対にしない主義なんです。
検査の結果、麻美は、妊娠してました。そりゃあんた、するわいなw
「なんてこった… 夏休み早々にぶちかましちまったのは、この俺だ!」
勿論これは、単なるスキャンダルじゃ済まないでしょう。鈴木先生がコツコツと積み上げて来た何かが、確実に崩壊した瞬間です。
それも気になるけど、あの純朴キャラの丹沢がどうなってしまうのか心配です。さらに、麻美のつわり現場を、小川と中村も目撃しちゃってるし…
次回、鈴木学級、崩壊か!?