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『GM踊れドクター』#08

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今日のテレビは金環日食一色でしたね。我が町はその時間快晴で、綺麗な輪っかを拝む事が出来ました。

その後、病院で4度目の超音波治療を受けましたが、今回も空振り。残るチャンスは後一回ですが、サロメ計画完遂後に受ける事にしました。

爆弾を抱えたまま東京に行く事になっちゃいます。タベリスト同盟の皆さん、気を遣わせてしまうかも知れませんが、何卒よろしくお願い致しますm(__)m

さて今回の『GM』は、gonbeさんご推奨の第8話って事で、楽しみにしてました。なるほど、多部ちゃんのコメディー・センスが存分に発揮されてる回で、特に『デカワンコ』で彼女にノックアウトされたファンにはたまんないですね!

回を追う毎に毒舌キャラになって行く研修医・桃子(多部未華子)ですが、たぶん当初はそんな予定じゃなかったんじゃないでしょうか?

多部ちゃんの毒舌芝居が予想を超えて面白かったから、そういう台詞が増やされたんだと思います。最初はどちらかと言えばイジられキャラでしたもんね。

桃子みたいなポジションの役は、最初の数話で手応えが無ければ、出番が減らされ脇役になって行く事も充分に有り得たんじゃないでしょうか?

乳首(大倉忠義)あたりも、芝居が良ければもっと活躍出来た筈だと思います。ジャニーズの後ろ盾が無ければ、このそうそうたるメンバーの一員に加わる事すら有り得なかったでしょう。プロの世界は厳しいのだ!

桃子の奮闘のお陰なのかどうかよく分からないですがw、退廃ムードが充満してた総合診療課の面々が情熱を取り戻し、結束を固めつつある中、ファイヤー後藤(東山紀之)だけは相変わらずバカですw

とにかく決まっちゃった新生アミー&ゴーのデビュー・コンサートに向けて、桃子は総診の面々一人一人を説得に当たります。

そうして多部ちゃんが中心になって動くと、画面が弾みます。多部ちゃんと絡むと、相手の役者さんも弾む。あの乳首すら、多部ちゃんと絡んでる時だけは面白く見えてしまう! いや、マジな話です。まったく、なんて女なんだ!w

そんな中、癌の告知をされたIT企業の若き社長(袴田吉彦)が謎の発作で担ぎ込まれ…

以下、数々の名台詞で今回のストーリーを振り返ります。

☆袴田くんに癌の告知をしたのは、ボインボイィ〜ンの「ボンレス」「土偶」こと小池栄子さんの、にっくき元上司。特別待遇でこの病院に招かれてるんです。

それを見た桃子が、自分の直属の上司である「とっちゃん坊や」こと椎名桔平さんに対して…

「あっちはVIP待遇、こっちは合コンでも総スカン。同じインチキでもえらい違いですねー」

みんな、桃子には何を言われても、なぜか怒らないんですよね。常に的を突いててるから?w

☆衣裳代として300万円を振込もうとして、危うく詐欺に遭いかけたファイヤーに…

「ったく、診断以外の判断力はハエにも劣りますよ」

ハエと比べられてもファイヤーは怒りません。バカだから?w いや、多部ちゃんだからです。

☆コンサートに向けて、ひたすらダンス・トレーニングするファイヤーを見て…

「死ぬ前に狂い鳴くセミみたいですねぇ」

☆患者であり、時代の寵児である袴田くんを見て…

「あ、とっちゃん坊や2号」

☆オタク医師の「ネガティブ」改め「ポジティブ」こと吉沢悠くんをダンス・レッスンに勧誘するも、「なんで僕が?」と渋られて…

「ガタガタ言ってんじゃないよ! 誰のお陰でネガティブからポジティブに変われたと思ってるんですか!?」

あれって、桃子のお陰でしたっけ?w さらに、小池さんが吉沢くんにステージ上で告白されるのを待ってる、などとまた適当な餌を蒔いて…

「ボンレスは並みの女じゃない、極上のハムです。そんじょそこらで告ったら殴り殺されますよ?」

結局は断られ、舌打ちする桃子w 舌打ちまでがチャーミングに見えてしまうのは、多部ちゃんか尾野真千子さん位のもんでしょうw

☆同じく難色を示す「ウルルン」こと生瀬勝久さんに、実は彼がダンス好きである事を白状させて…

「よく吐いてくれました。踊れば楽になりますよ」

↑この台詞も『GM』というドラマが刑事物をベースにしてる事を裏付けてる?w メンバー全員にいちいちニックネームをつけるのも、『太陽にほえろ!』を意識しての事だと私は思います。

☆袴田くんの癌は誤診だとファイヤー達は判断し、手術予定日を延期させるよう、椎名さんとファイヤーが直談判に向かうのを見て…

「立ち上がった… 無駄に顔のいい、馬鹿二人が」

結局、逆に猶予を1日短縮されて戻って来る、馬鹿二人w

☆小池さんを勧誘するも、やっぱり断られて…

「誰のお陰で、そんなボムバーバディーになったと!? …間違えました」

「体脂肪もちょっとここんとこ増えたんじゃないスか、んん? 舞台の上で英雄と一緒に踊ったら… 痩せますよ?」

英雄ってのは、ファイヤーの本名ですw しかし、こうして文字にしてみると、台詞自体はそれほど笑えるもんでもないw 多部ちゃんが演じる事で、面白くしてるんですよね、ホントに。

☆袴田くんに失礼な事ばかり言うファイヤーに…

桃「ちょっと、黙りなさい! 火!!」

フ「火はやめろ、雑過ぎるだろ!」

↑今回、私が一番ツボにハマった場面です。大先輩相手に「火」呼ばわりも可笑しいし、ファイヤーも突っ込み所を間違ってるw

☆そんなファイヤーも、毎回ここぞって時に、ええこと言うんですよねぇ。時代の寵児と呼ばれてチヤホヤされ、いざ病気になったら本気で心配してくれる人間など誰もいない、と自暴自棄になってる袴田くんに対して…

「流されると、大事なものが見えなくなるからな、人は。今の世の中はみんなそうなんじゃないのか? 色んなものに流されて、本当は自分が何をしたいのか、何を望んでるのか分からなくなってる」

「あんたは、何を望んでるんだ? 病気はよ、つらいかも知んないけど、本当の自分が見えるという点では、悪い事ばかりじゃねぇんじゃないかなぁ」

確かにそう。大きな病気をすると、自分の生き方を根本から見直さずにはいられない。今の私がまさにそうです。

☆桃子はさらに、乳首も説得します。

桃「おだまり、ひまわり。誰のお陰で看護師になれたと思ってんの? えぇ!?」

乳「試験に受かったからだけど」

桃「と、とぼけた事を… この、シュッとした顔!」

相手が乳首でさえなければ、もっと笑えたのにw

☆ファイヤーは病気を診断する時、答えが閃くと華麗なダンスを踊ります。今回もその兆候が見られ、他のメンバー達が注目します。

「来るぞ!」「始まりますよぉ」

「…おしっこ」

あのそうそうたる俳優陣が、ここで吉本新喜劇ばりにズッコケるんですよねw 貴重ですよ、これ! ズッコケ方も一流なんですw

☆今回は椎名さんも良い台詞を言ってます。その言い回しがまた良いんですよね。私はこのドラマで椎名桔平という役者さんが、かなり好きになりました。

若くして成功した袴田くんは、地味な奥さんが自分に似つかわしくないと感じて別れちゃった。孤独を噛み締めてる今、袴田くんはその事を心底後悔してる。そんな彼に…

「そういう時って、あるよね。うん。流されてた時って… いつも、何かを無くした後で気づくんだよねぇ… 色んな事を」

実は椎名さんにも別れた(あるいは別居中の)妻(清水美沙)がいて、過去に似たような事をしちゃったみたいなんですね。その妻が次回、波乱を起こす模様です。

☆今回また、総診メンバーのチームワークによって袴田くんは救われ、小池さんの元上司も「いい仲間とやってるな」とシャッポを脱ぎました。

☆そしてラストシーン、椎名さんとファイヤーの会話です。

椎「みんな、凄いなぁ。すっかり総診が板についてる」

火「お前はどうなんだ? お前だけみんなより遅れてるぞ。本当は何がやりたいんだ?」

そう、本当にやりたい事を、みんなは出来ているのか? 天才的なGMでありながら、それは「偽りの自分だ」と言ってアイドルを目指す火は、馬鹿だけど清々しくて、カッコイイ。

他のメンバー達も本当の自分に目覚めつつある今、次回は椎名さんの一皮むける姿が見られるのでしょうか?

いやー、今回は笑いの面でもドラマとしても、充実してました。多部ちゃんが画面を弾ませ、共演者みんなの魅力まで引き出したからこそだと、本当にそう思います。

あらためて、まったく、なんて女だ!

愛してますw

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