なんか、凄いものを見たなぁとw あのタニオ・チクビッティーを遥かに超えた、至極の一人相撲レスラーが此処にいましたよ!w
優等生でプライドが高い学級委員長、ゆえに他者を見下しがちな(一人相撲に陥り易いタイプのw)その男子生徒を、敬意をこめて「大乳首様」と呼ばせて頂きますがw、彼の壮絶なる一人相撲ショーだけで、まるまる1話見せ切っちゃうこのドラマも、やっぱり凄い!
そして、その究極の下らなさに、わたしゃ開いた口がチクビッチ!w 一人相撲ってのは、傍から見ればかくも下らないもんだっていう、真理ですよね。
これこそが、『鈴木先生』っていう番組の真骨頂かも知れません。第1話こそ事件らしい事件が描かれたけど、2話は給食の献立とマナー、3話は生徒達による教師の人気投票と、実に些細で平凡でバカバカしい出来事が、大真面目に描かれてる。
今回も、窓の外は嵐みたいな大雨という状況の中、映画『告白』を彷彿させる青白いクールな映像&極めてシリアスなタッチで描かれる、その内容は学園ドラマ史上でも類を見ない下らなさ、なんですよねw
事の発端は、大乳首様が教室で中村(未来穂香)を突き飛ばし、その弾みでコンパスの針が中村の脇腹に刺さってしまったという、それ自体は結構シリアスなハプニングなのですが…
なぜ、大乳首様が中村を突き飛ばしたのか、駆けつけた鈴木先生が尋ねても、なぜか誰も答えようとしない。大乳首様を別室に連れ出して個人的に聞いても「理由は絶対に言えない」と主張する。
とにかく大乳首様は、何か深い理由があって中村を突き飛ばしたのであり、自分に非は無いと思っている。なのに、クラスメイト達は大乳首様が悪いと誤解しているから、クラス会議を開いて弁明させて欲しい、先生は一切口出ししてくれるな、と言う。
生徒の意志を尊重する主義の鈴木先生は、それを了承しながらも「そこに、勝算はあるのか?」と不安を覚えるのですが…
かくして、まるまる一時限を割いた、大乳首様の演説会が開かれます。まず判明したのは、中村が大乳首様に向かって「長うんこ野郎」などと言ってからかった事が、突き飛ばされる引き金になったという事実。
長うんこと言っても、大乳首様が特大のうんこをしたワケではなく、トイレの個室に籠もる時間が長いって事ですね。そもそも、大乳首様はうんこをされていたワケじゃなかった。個室に籠もって、ある事を考えておられたのです。
もう既に、書くのがアホらしくなって来たのですが…w
中村には中村なりの理由があったのですが、そこは呑み込んで、彼女は素直に謝罪しました。大乳首様は彼女に怪我させた事について一言も謝ってないのにw
でも、確かに彼らの年頃なら、校内における大便がかなり恥ずかしい秘め事であるのは理解出来ます。それをからかった中村にも非はある。
だから、ここで終わっとけば良かった。大乳首様はただの恥ずかしがり屋さんだと思われるだけで済んでたんです。なのに、それで終わらないのが、一人相撲グランド・チャンピオンたる所以なんですね。
中村が大乳首様をからかったのは、その直前に大乳首様が、登校時に長靴を履いて来た男子をからかったから、なんです。
なぜ、大乳首様は彼をからかったのか? それは例の美少女・小川を笑わせたかったからなんです。大乳首様は、小川の事が好きだった。
だけど、小川には他に好きな相手がいるらしい。それは誰なのか? 大乳首様の他にも、小川に惚れてる男子が少なくとも4人いる。大乳首様と合わせて乳首五人衆ですね。
「これだけ言っても、まだ分かんないのかよ!?」
話を聞いてるクラスメイト全員の冷ややかなリアクションに、大乳首様はますますヒートアップして行きます。私だっていい加減、書くのが嫌になって来たんだけどw
「そうでした、俺は小川の事が好きでした! あいつもこいつも仲間ですー! 小川の好きな相手が誰なのか、気になって仕方ないんですー!」
それを皆に知られたくなかったから、大乳首様は中村を突き飛ばした本当の理由を言えなかった。でも、それを言わずして、説明のしようが無い。だから、先生が「勝算はあるのか?」ってw
まぁ要するに、好きな女子の前で恥をかかされたから、自分が怒るのは当然だし、それをおおっぴらに言えない事情を、お前らはなぜ察する事が出来ないんだ!?と、大乳首様は申しておられるのですね。
「…おいおい、マジかよ」
「1時限まるまる割いて、それが結論かよ…」
大乳首様が必死に弁明すればする程、教室の温度は下がる一方。当然ですよね、中村に怪我を負わせた事よりも重要な背景って何なの?と思って聞いてたら、この内容w
皆の反応に焦った大乳首様は、ついに一番やってはいけない事をしでかしちゃいます。「おい、黙ってないで何とか言えよ! 元はと言えばあんたが悪いんだろっ!」って、怒りの矛先を、何の罪もない小川に向けてしまうのでしたw
この後、中村が大乳首様をからかった本当の理由は、実は小川も長靴を履いて登校して来た事を知ってて、彼女を傷つけないように配慮して、大乳首様に長靴ネタをやめさせる目的だった事も判明。
大乳首様のウルトラ一人相撲により、大好きな小川が深く傷つき、中村が負傷し、乳首2号〜5号も小川に惚れてる事をバラされ、貴重な1時間が長うんこと恋の鞘当て…というか大乳首様がいかに自己チューなお子ちゃまであるかを披露する為だけに使ってしまったという…
まぁ、悪夢と言えば悪夢ですなw 一人で興奮した挙げ句、アイデンティティーを自分の手で破壊し尽くした大乳首様は、最後にゃ皆の前でゲロまで吐いちゃうしw
でも不思議な事に、妙な清々しさが残ると言うか、後味は決して悪くないんですよね。最初は虫の好かないヤツと思った大乳首様にも、終わってみれば「よく頑張ったよ、キミ」って、肩を叩いてやりたい気分になりました。
大乳首様役の子も、よく演じたよなぁって感心させられたりしてw 多分あの長い演説会は、役者のテンションを切らさないよう、ノンストップの長回しで撮られたんだろうと思います。
そういう意味も含めて、ほんと凄いもんを見たなぁーと。バカバカしさも半端じゃないですw 思春期の悩み事なんて、振り返ればかくもバカバカしい事ばかりという、真理ですね。
ところで、前回から鈴木先生の彼女・麻美さん(臼田あさ美=画像左)の様子がおかしかった(鈴木先生を避けるようになった)のですが、その原因が今回判明しました。
彼女には、見えてしまうんです。鈴木先生の妄想が! つまり自分の彼氏が、中学生の女子を妄想し、あんな事やこんな事をしてるのが、彼女にはお見通しだった!
それは今に始まった事ではなく、彼女が30歳目前にして処女なのも、その霊能力らしきものが原因だったみたいです。
伏線はありました。前回、デートの時にふと「また小川さんの事?」って、全然違う話をしてるのに、彼女が洩らしたり。
そして今回、小川に好きな相手がいると知って「応援してやろうじゃないか」って、鈴木先生が自分に言い聞かせてたらw、「嘘つき! 自分の事が好きなんじゃないかって、本当は期待してるくせに!」って、職場にいる筈の麻美さんがw いつもの幻覚なのか、それとも…?
「生き霊じゃないですか、それ?」
…って、年配の同僚教師(でんでん)が言いました。『源氏物語』にもあったように、女性には、相手を想うあまり魂を飛ばしちゃうような人が稀にいる。この先生自身も昔、女子生徒の生き霊に取り憑かれた事があるんだとか。
麻美さんは、鈴木先生自身しか知り得ない妄想の内容を知っていた。あの時に見た麻美さんが、幻覚じゃなくて生き霊なんだとしたら…
そして、仮に小川の好きな相手というのが、実際に鈴木先生なんだとしたら…
もしかすると、これまで彼が見て来たのは、小川の幻覚じゃなくて、生き霊だったのかも!? 鈴木先生は、震え上がるのでしたw
日常と非日常が交錯する、ほんと変わった学園ドラマですw
PS. ぐっさんの登場は回想シーンのみ。本当に辞めちゃったみたいですね。淋しいです。
優等生でプライドが高い学級委員長、ゆえに他者を見下しがちな(一人相撲に陥り易いタイプのw)その男子生徒を、敬意をこめて「大乳首様」と呼ばせて頂きますがw、彼の壮絶なる一人相撲ショーだけで、まるまる1話見せ切っちゃうこのドラマも、やっぱり凄い!
そして、その究極の下らなさに、わたしゃ開いた口がチクビッチ!w 一人相撲ってのは、傍から見ればかくも下らないもんだっていう、真理ですよね。
これこそが、『鈴木先生』っていう番組の真骨頂かも知れません。第1話こそ事件らしい事件が描かれたけど、2話は給食の献立とマナー、3話は生徒達による教師の人気投票と、実に些細で平凡でバカバカしい出来事が、大真面目に描かれてる。
今回も、窓の外は嵐みたいな大雨という状況の中、映画『告白』を彷彿させる青白いクールな映像&極めてシリアスなタッチで描かれる、その内容は学園ドラマ史上でも類を見ない下らなさ、なんですよねw
事の発端は、大乳首様が教室で中村(未来穂香)を突き飛ばし、その弾みでコンパスの針が中村の脇腹に刺さってしまったという、それ自体は結構シリアスなハプニングなのですが…
なぜ、大乳首様が中村を突き飛ばしたのか、駆けつけた鈴木先生が尋ねても、なぜか誰も答えようとしない。大乳首様を別室に連れ出して個人的に聞いても「理由は絶対に言えない」と主張する。
とにかく大乳首様は、何か深い理由があって中村を突き飛ばしたのであり、自分に非は無いと思っている。なのに、クラスメイト達は大乳首様が悪いと誤解しているから、クラス会議を開いて弁明させて欲しい、先生は一切口出ししてくれるな、と言う。
生徒の意志を尊重する主義の鈴木先生は、それを了承しながらも「そこに、勝算はあるのか?」と不安を覚えるのですが…
かくして、まるまる一時限を割いた、大乳首様の演説会が開かれます。まず判明したのは、中村が大乳首様に向かって「長うんこ野郎」などと言ってからかった事が、突き飛ばされる引き金になったという事実。
長うんこと言っても、大乳首様が特大のうんこをしたワケではなく、トイレの個室に籠もる時間が長いって事ですね。そもそも、大乳首様はうんこをされていたワケじゃなかった。個室に籠もって、ある事を考えておられたのです。
もう既に、書くのがアホらしくなって来たのですが…w
中村には中村なりの理由があったのですが、そこは呑み込んで、彼女は素直に謝罪しました。大乳首様は彼女に怪我させた事について一言も謝ってないのにw
でも、確かに彼らの年頃なら、校内における大便がかなり恥ずかしい秘め事であるのは理解出来ます。それをからかった中村にも非はある。
だから、ここで終わっとけば良かった。大乳首様はただの恥ずかしがり屋さんだと思われるだけで済んでたんです。なのに、それで終わらないのが、一人相撲グランド・チャンピオンたる所以なんですね。
中村が大乳首様をからかったのは、その直前に大乳首様が、登校時に長靴を履いて来た男子をからかったから、なんです。
なぜ、大乳首様は彼をからかったのか? それは例の美少女・小川を笑わせたかったからなんです。大乳首様は、小川の事が好きだった。
だけど、小川には他に好きな相手がいるらしい。それは誰なのか? 大乳首様の他にも、小川に惚れてる男子が少なくとも4人いる。大乳首様と合わせて乳首五人衆ですね。
「これだけ言っても、まだ分かんないのかよ!?」
話を聞いてるクラスメイト全員の冷ややかなリアクションに、大乳首様はますますヒートアップして行きます。私だっていい加減、書くのが嫌になって来たんだけどw
「そうでした、俺は小川の事が好きでした! あいつもこいつも仲間ですー! 小川の好きな相手が誰なのか、気になって仕方ないんですー!」
それを皆に知られたくなかったから、大乳首様は中村を突き飛ばした本当の理由を言えなかった。でも、それを言わずして、説明のしようが無い。だから、先生が「勝算はあるのか?」ってw
まぁ要するに、好きな女子の前で恥をかかされたから、自分が怒るのは当然だし、それをおおっぴらに言えない事情を、お前らはなぜ察する事が出来ないんだ!?と、大乳首様は申しておられるのですね。
「…おいおい、マジかよ」
「1時限まるまる割いて、それが結論かよ…」
大乳首様が必死に弁明すればする程、教室の温度は下がる一方。当然ですよね、中村に怪我を負わせた事よりも重要な背景って何なの?と思って聞いてたら、この内容w
皆の反応に焦った大乳首様は、ついに一番やってはいけない事をしでかしちゃいます。「おい、黙ってないで何とか言えよ! 元はと言えばあんたが悪いんだろっ!」って、怒りの矛先を、何の罪もない小川に向けてしまうのでしたw
この後、中村が大乳首様をからかった本当の理由は、実は小川も長靴を履いて登校して来た事を知ってて、彼女を傷つけないように配慮して、大乳首様に長靴ネタをやめさせる目的だった事も判明。
大乳首様のウルトラ一人相撲により、大好きな小川が深く傷つき、中村が負傷し、乳首2号〜5号も小川に惚れてる事をバラされ、貴重な1時間が長うんこと恋の鞘当て…というか大乳首様がいかに自己チューなお子ちゃまであるかを披露する為だけに使ってしまったという…
まぁ、悪夢と言えば悪夢ですなw 一人で興奮した挙げ句、アイデンティティーを自分の手で破壊し尽くした大乳首様は、最後にゃ皆の前でゲロまで吐いちゃうしw
でも不思議な事に、妙な清々しさが残ると言うか、後味は決して悪くないんですよね。最初は虫の好かないヤツと思った大乳首様にも、終わってみれば「よく頑張ったよ、キミ」って、肩を叩いてやりたい気分になりました。
大乳首様役の子も、よく演じたよなぁって感心させられたりしてw 多分あの長い演説会は、役者のテンションを切らさないよう、ノンストップの長回しで撮られたんだろうと思います。
そういう意味も含めて、ほんと凄いもんを見たなぁーと。バカバカしさも半端じゃないですw 思春期の悩み事なんて、振り返ればかくもバカバカしい事ばかりという、真理ですね。
ところで、前回から鈴木先生の彼女・麻美さん(臼田あさ美=画像左)の様子がおかしかった(鈴木先生を避けるようになった)のですが、その原因が今回判明しました。
彼女には、見えてしまうんです。鈴木先生の妄想が! つまり自分の彼氏が、中学生の女子を妄想し、あんな事やこんな事をしてるのが、彼女にはお見通しだった!
それは今に始まった事ではなく、彼女が30歳目前にして処女なのも、その霊能力らしきものが原因だったみたいです。
伏線はありました。前回、デートの時にふと「また小川さんの事?」って、全然違う話をしてるのに、彼女が洩らしたり。
そして今回、小川に好きな相手がいると知って「応援してやろうじゃないか」って、鈴木先生が自分に言い聞かせてたらw、「嘘つき! 自分の事が好きなんじゃないかって、本当は期待してるくせに!」って、職場にいる筈の麻美さんがw いつもの幻覚なのか、それとも…?
「生き霊じゃないですか、それ?」
…って、年配の同僚教師(でんでん)が言いました。『源氏物語』にもあったように、女性には、相手を想うあまり魂を飛ばしちゃうような人が稀にいる。この先生自身も昔、女子生徒の生き霊に取り憑かれた事があるんだとか。
麻美さんは、鈴木先生自身しか知り得ない妄想の内容を知っていた。あの時に見た麻美さんが、幻覚じゃなくて生き霊なんだとしたら…
そして、仮に小川の好きな相手というのが、実際に鈴木先生なんだとしたら…
もしかすると、これまで彼が見て来たのは、小川の幻覚じゃなくて、生き霊だったのかも!? 鈴木先生は、震え上がるのでしたw
日常と非日常が交錯する、ほんと変わった学園ドラマですw
PS. ぐっさんの登場は回想シーンのみ。本当に辞めちゃったみたいですね。淋しいです。