ふと、横矢みちる=山本未來さんの顔が頭に浮かび、未來さんと言えば平成ゴジラ映画でメカゴジラを操縦してなかったっけ?とか、ワケの分からない連想をして…
実際にメカゴジラに乗ってたのは、未來さんじゃなくて中川安奈さんですがw、もし多部ちゃんがそんな役をやったら?って妄想したら、なぜだか涙が出て来ちゃいましたw
もし多部ちゃんが、命懸けでメカを操縦して悪と戦うような役をやったら、私は感情移入し過ぎて泣いちゃいそうです。やらないかなぁ、そんな役w
多部ちゃんとSFの組み合わせと言えば『ルート225』『ヒノキオ』=日常的な世界観のSFばかりですが、例えば『ヒノキオ』の続編を私が創るとしたら…
雅俊さんのロボット技術を、悪の権化=マルコ・チクビッチ博士が悪用してw、巨大ロボット=メカ乳首を開発。博士は世界征服を目論み、雅俊さんは殺されちゃう。
で、雅俊さんの息子が遺志を継いで正義のスーパーロボット=桃色クローバーZを開発し、でも身体が弱いから、操縦は工藤ジュンが引き受けるワケです。
もちろん、堀北真希さんには必然性なく脱いでもらいます。裸の真希ちゃんに「抱いて」と迫られ、困惑するジュン。黒木メイサ(もちろん全裸)との三角関係も描かれ、多部ちゃんの困り顔が存分に堪能出来るって寸法です。
劇場版『家庭教師のミカ』と二本立てで、大ヒット間違いなしですね!w
☆帰って来たよ!
さて、いよいよ『つばさ』レビューも最終週まで辿り着きました。こんな大作レビューになるなんて、最初は夢にも思ってなかったですw
未見の方にも『つばさ』の面白さが伝わるように、なんて目標を掲げたものの、このドラマの魅力はストーリーを詳細に解説し、解析しないと伝わらないんですよね、きっと。
だから文章が長くなるばかりか、台詞の一言一句も正確に印す必要があり、まるで研究本を執筆してるみたいな、とても骨の折れる作業になっちゃいました。
最初は無我夢中で楽しんでたけど、途中から私は何故こんな大変な事をやってんだ?ってw、正直しんどくなっちゃったのも事実です。
だからこそ、ゴールが目の前に近づいて来ると感無量ですね。ちょっとした仕事感覚で、ドラマを観客として純粋に楽しめてないのも事実だけど、普通に鑑賞するだけじゃ味わえない達成感があるんじゃないかと、期待もしてますw
それじゃ本末転倒じゃないかと叱られそうですが、私は別に悔やんでません。こうして解析しながら観る事によって、何度か観ないと気づかない事にも気づけたし、濃密なコメントのやり取りも楽しめて、1粒で2度も3度も美味しい鑑賞法だったんじゃないか、と思ってます。
房子様と和解し、蔵造り通りの店に戻れる事になった甘玉堂。大きい家→小さい家の引っ越しに比べて、その逆は楽に感じられる事を発見する、玉木ファミリーw
「帰って来たよ」
トロッコを押して縁側から居間に入り、台所へ行って、この台詞を言うまでの多部ちゃんが、なんでぇ〜こんなにぃ〜可愛いのかよぉ〜♪と来たもんだ。
「みんな、落ち着くべき所にようやく落ち着いたのよね」
…と、加乃子がしみじみ言いました。人は誰でも、何かにチャレンジして、挫折し、這い上がってを繰り返し、やがて自分の居場所を見つけていく。
それを描くのがドラマって事だけど、『つばさ』みたいに全てのキャラクターがそうして成長していく(最初から出来上がってる人物が一人もいない)ドラマを、私はこれまで観た記憶がありません。ところが…
「本当はまだ、片付いていない大事な問題が残っている事に、つばさは気づいていなかったのです」
前週のラストにも、そんなナレーションが入りました。この時点ではまだ、つばさの男選びの件だろうと私は思ってたのですが…
☆プロポーズ
温泉を掘り当てた伸子の旦那(太川陽介)がルイルイ♪と帰って来て、再び親子三人で暮らせる事になりました。
その幸せそうな光景を、母のいない優花がうらめしそうに見ています。折しも父・真瀬に、佐賀県から新しいコミュニティー・ラジオ局の立ち上げに参加して欲しい、とのお誘いが。
「つばさが一緒じゃなきゃ、優花いかない」
優花は今でも、つばさがお母さんになってくれる事を望んでるのです。
「優花が本気なら、お父さんもちゃんと決めなきゃな」
静かに、穏やかにそう言う、番組初期とは別人の真瀬・後期バージョンw
伸子が復帰し、正太郎と二郎のイレギュラー参加も決まったラジオぽてと。真瀬は安心して、社長の座を伸子に譲り、佐賀へ移転する事を宣言します。勿論つばさは納得しません。
「だからって、ぽてと辞めなくても! だって、ぽてとは千波さんの夢だったんですよね?」
「お話の木は、一本とは限らないだろ?」
お話の木っていうのは、亡き妻・千波の書いた童話に出てくる、みんなの広場=ラジオを象徴するアイテムです。半年近く前に出てきたエピソードで、基本「ながら見」の朝ドラ視聴者は忘れてますって!w
「優花と俺と一緒に、ついて来てくれないか?」
それはすなわち、真瀬からつばさへの、二度目のプロポーズ。いや、違う? 前回はみちるの罠で告白させられただけで、正式には今回が初めてでしたっけ?
「お前には不思議なパワーがある。人を羽ばたかせる力だ。お前と関わる人間は、自分が抱える様々な悩みやコンプレックスと、お前を通して向き合う事になる。そして気づいたら、それが克服出来るようになってる。要するに、成長するって事だ」
ちょっと説明的なw、真瀬の台詞。最終回が近づき、まるで『つばさ』という番組を総括してるかの様です。
「この先の俺の人生に、お前がいて欲しい」
さらに優花が駄目押しします。
「つばさも一緒に行くんだよね? そうなんでしょ? 行くって言って! お願い、言って!」
☆それとも乳首か?
「俺もやりたい事、やっと見つけられた。俺にはサッカーしか無いんだ」
コーチの資格を取って、子供達にサッカーの魅力を教えたいと、つばさに新たな目標を語る翔太(スティーブン・チクビルバーグ)。ふりだしに戻っただけとも言えますw
「つばさには不思議なパワーがあるんだ」
真瀬と同じような事を言われて、ドキッとするつばさ。さらに「サッカーで人と人を繋げたいんだ」と、つばさと同じ目標まで持つようになったチクビルバーグ監督。
そんな監督に、真瀬からプロポーズを受けた事を率直に話すつばさ。真瀬がどうこうよりも、優花の気持ちに応えてやりたい気持ちで、つばさは揺れてる模様です。
「誰かの為じゃなくて、自分がどうしたいか、じゃないかな」
これもいつぞや、真瀬がつばさに言った台詞に似てますね。じゃあチクビルバーグ監督、君は一体どうしたいんだい? 平静を装っても、頭皮は戦火の馬みたいに駆け巡ってるぜ?w
そんな頭皮を守る為にヘディングは控えながら、生き生きと子供達にサッカーを教えるチクビルバーグ監督を、これまたいつぞやの様に、二人で眺めるつばさと万里。
「つばさと別れた後、大人になろう、いい男になろうって頑張って来た。それって大谷君の、長い、長ーい、プロポーズだったりして」
本当にそうですよね。どん底に堕ちてからの翔太は、それまでのチャラさを捨て、いつも真剣でした。口の締まりも良くなった。モミアゲは相変わらずだがw
いい男になる為の方法が、秀樹に弟子入りっていうのは、ちょっと頭皮のズレを感じたけどw、それまでとは全く違う自分になりたい!っていう、強い想いだけは伝わって来ました。
私ほど翔太に注目しながら『つばさ』をレビューした人間はいないだろう、と自負しますがw、それ位、チャラさを捨ててからの翔太は良かった…というより、面白かったですw
☆解決してない、あの問題
真瀬は、つばさに断らせる為にプロポーズしたのでは?と、加乃子&竹雄は推理します。そうしなければ、つばさは優花の為に、佐賀へ行かなきゃいけないと思い詰めてしまうから。
そして、つばさが区切りをつけられないのは、そうすれば優花を見捨てる事になってしまうと思ってるから、ではないかと加乃子は心配します。
「私と同じ事はしたくないって、そう考えてるのかも…」
加乃子と同じ事とはつまり、親が子を見捨ててしまう行為です。かつて、父・真瀬に見捨てられた状態だった優花に、つばさは母・加乃子に見捨てられた自分自身を重ねてました。
つばさの心には、今でも母に見捨てられた心の傷が残ってて、そのトラウマがつばさ自身の「羽ばたき」を邪魔している…
浮かない顔の娘を心配する母に、「何でも無いってば」と笑顔を見せるつばさ。
「何でも無い筈ないよね。お姉ちゃん、何かある時ほど笑顔になるから」
いつだって、何でもお見通しの天使・知秋ですw
「こんな性格、なりたかったワケじゃない。優花ちゃん、寂しい目してた。きっと、私に見捨てられたと思ってる」
「それ、母さんにぶつけたら?」
知秋は、10年振りに帰ってきた母に対して、拒絶する気持ちを早い段階でぶつけてました。ところが姉のつばさは…
思えば、加乃子に対して恨みの気持ちがあった事を、つばさが告白しかけた時、加乃子は「いいのよ、言わなくて」って、遮ってましたよね?
それは、可愛い娘にそんなダークサイドを晒させたくないっていう親心もありつつ、分かっていながらも本人の口から聞くのが怖いっていう、加乃子のエゴが働いたのかも知れません。
つばさは、知秋にはいろんな事を愚痴っても、加乃子には決して愚痴らない。
「それって、心の底では母さんのこと受け入れてないんじゃないの?」
マ、マルコチクビィーッチ!! なんと、唯一片付いてなかった大事な問題とは、つばさと加乃子の母娘関係だったのです!(つづく)
実際にメカゴジラに乗ってたのは、未來さんじゃなくて中川安奈さんですがw、もし多部ちゃんがそんな役をやったら?って妄想したら、なぜだか涙が出て来ちゃいましたw
もし多部ちゃんが、命懸けでメカを操縦して悪と戦うような役をやったら、私は感情移入し過ぎて泣いちゃいそうです。やらないかなぁ、そんな役w
多部ちゃんとSFの組み合わせと言えば『ルート225』『ヒノキオ』=日常的な世界観のSFばかりですが、例えば『ヒノキオ』の続編を私が創るとしたら…
雅俊さんのロボット技術を、悪の権化=マルコ・チクビッチ博士が悪用してw、巨大ロボット=メカ乳首を開発。博士は世界征服を目論み、雅俊さんは殺されちゃう。
で、雅俊さんの息子が遺志を継いで正義のスーパーロボット=桃色クローバーZを開発し、でも身体が弱いから、操縦は工藤ジュンが引き受けるワケです。
もちろん、堀北真希さんには必然性なく脱いでもらいます。裸の真希ちゃんに「抱いて」と迫られ、困惑するジュン。黒木メイサ(もちろん全裸)との三角関係も描かれ、多部ちゃんの困り顔が存分に堪能出来るって寸法です。
劇場版『家庭教師のミカ』と二本立てで、大ヒット間違いなしですね!w
☆帰って来たよ!
さて、いよいよ『つばさ』レビューも最終週まで辿り着きました。こんな大作レビューになるなんて、最初は夢にも思ってなかったですw
未見の方にも『つばさ』の面白さが伝わるように、なんて目標を掲げたものの、このドラマの魅力はストーリーを詳細に解説し、解析しないと伝わらないんですよね、きっと。
だから文章が長くなるばかりか、台詞の一言一句も正確に印す必要があり、まるで研究本を執筆してるみたいな、とても骨の折れる作業になっちゃいました。
最初は無我夢中で楽しんでたけど、途中から私は何故こんな大変な事をやってんだ?ってw、正直しんどくなっちゃったのも事実です。
だからこそ、ゴールが目の前に近づいて来ると感無量ですね。ちょっとした仕事感覚で、ドラマを観客として純粋に楽しめてないのも事実だけど、普通に鑑賞するだけじゃ味わえない達成感があるんじゃないかと、期待もしてますw
それじゃ本末転倒じゃないかと叱られそうですが、私は別に悔やんでません。こうして解析しながら観る事によって、何度か観ないと気づかない事にも気づけたし、濃密なコメントのやり取りも楽しめて、1粒で2度も3度も美味しい鑑賞法だったんじゃないか、と思ってます。
房子様と和解し、蔵造り通りの店に戻れる事になった甘玉堂。大きい家→小さい家の引っ越しに比べて、その逆は楽に感じられる事を発見する、玉木ファミリーw
「帰って来たよ」
トロッコを押して縁側から居間に入り、台所へ行って、この台詞を言うまでの多部ちゃんが、なんでぇ〜こんなにぃ〜可愛いのかよぉ〜♪と来たもんだ。
「みんな、落ち着くべき所にようやく落ち着いたのよね」
…と、加乃子がしみじみ言いました。人は誰でも、何かにチャレンジして、挫折し、這い上がってを繰り返し、やがて自分の居場所を見つけていく。
それを描くのがドラマって事だけど、『つばさ』みたいに全てのキャラクターがそうして成長していく(最初から出来上がってる人物が一人もいない)ドラマを、私はこれまで観た記憶がありません。ところが…
「本当はまだ、片付いていない大事な問題が残っている事に、つばさは気づいていなかったのです」
前週のラストにも、そんなナレーションが入りました。この時点ではまだ、つばさの男選びの件だろうと私は思ってたのですが…
☆プロポーズ
温泉を掘り当てた伸子の旦那(太川陽介)がルイルイ♪と帰って来て、再び親子三人で暮らせる事になりました。
その幸せそうな光景を、母のいない優花がうらめしそうに見ています。折しも父・真瀬に、佐賀県から新しいコミュニティー・ラジオ局の立ち上げに参加して欲しい、とのお誘いが。
「つばさが一緒じゃなきゃ、優花いかない」
優花は今でも、つばさがお母さんになってくれる事を望んでるのです。
「優花が本気なら、お父さんもちゃんと決めなきゃな」
静かに、穏やかにそう言う、番組初期とは別人の真瀬・後期バージョンw
伸子が復帰し、正太郎と二郎のイレギュラー参加も決まったラジオぽてと。真瀬は安心して、社長の座を伸子に譲り、佐賀へ移転する事を宣言します。勿論つばさは納得しません。
「だからって、ぽてと辞めなくても! だって、ぽてとは千波さんの夢だったんですよね?」
「お話の木は、一本とは限らないだろ?」
お話の木っていうのは、亡き妻・千波の書いた童話に出てくる、みんなの広場=ラジオを象徴するアイテムです。半年近く前に出てきたエピソードで、基本「ながら見」の朝ドラ視聴者は忘れてますって!w
「優花と俺と一緒に、ついて来てくれないか?」
それはすなわち、真瀬からつばさへの、二度目のプロポーズ。いや、違う? 前回はみちるの罠で告白させられただけで、正式には今回が初めてでしたっけ?
「お前には不思議なパワーがある。人を羽ばたかせる力だ。お前と関わる人間は、自分が抱える様々な悩みやコンプレックスと、お前を通して向き合う事になる。そして気づいたら、それが克服出来るようになってる。要するに、成長するって事だ」
ちょっと説明的なw、真瀬の台詞。最終回が近づき、まるで『つばさ』という番組を総括してるかの様です。
「この先の俺の人生に、お前がいて欲しい」
さらに優花が駄目押しします。
「つばさも一緒に行くんだよね? そうなんでしょ? 行くって言って! お願い、言って!」
☆それとも乳首か?
「俺もやりたい事、やっと見つけられた。俺にはサッカーしか無いんだ」
コーチの資格を取って、子供達にサッカーの魅力を教えたいと、つばさに新たな目標を語る翔太(スティーブン・チクビルバーグ)。ふりだしに戻っただけとも言えますw
「つばさには不思議なパワーがあるんだ」
真瀬と同じような事を言われて、ドキッとするつばさ。さらに「サッカーで人と人を繋げたいんだ」と、つばさと同じ目標まで持つようになったチクビルバーグ監督。
そんな監督に、真瀬からプロポーズを受けた事を率直に話すつばさ。真瀬がどうこうよりも、優花の気持ちに応えてやりたい気持ちで、つばさは揺れてる模様です。
「誰かの為じゃなくて、自分がどうしたいか、じゃないかな」
これもいつぞや、真瀬がつばさに言った台詞に似てますね。じゃあチクビルバーグ監督、君は一体どうしたいんだい? 平静を装っても、頭皮は戦火の馬みたいに駆け巡ってるぜ?w
そんな頭皮を守る為にヘディングは控えながら、生き生きと子供達にサッカーを教えるチクビルバーグ監督を、これまたいつぞやの様に、二人で眺めるつばさと万里。
「つばさと別れた後、大人になろう、いい男になろうって頑張って来た。それって大谷君の、長い、長ーい、プロポーズだったりして」
本当にそうですよね。どん底に堕ちてからの翔太は、それまでのチャラさを捨て、いつも真剣でした。口の締まりも良くなった。モミアゲは相変わらずだがw
いい男になる為の方法が、秀樹に弟子入りっていうのは、ちょっと頭皮のズレを感じたけどw、それまでとは全く違う自分になりたい!っていう、強い想いだけは伝わって来ました。
私ほど翔太に注目しながら『つばさ』をレビューした人間はいないだろう、と自負しますがw、それ位、チャラさを捨ててからの翔太は良かった…というより、面白かったですw
☆解決してない、あの問題
真瀬は、つばさに断らせる為にプロポーズしたのでは?と、加乃子&竹雄は推理します。そうしなければ、つばさは優花の為に、佐賀へ行かなきゃいけないと思い詰めてしまうから。
そして、つばさが区切りをつけられないのは、そうすれば優花を見捨てる事になってしまうと思ってるから、ではないかと加乃子は心配します。
「私と同じ事はしたくないって、そう考えてるのかも…」
加乃子と同じ事とはつまり、親が子を見捨ててしまう行為です。かつて、父・真瀬に見捨てられた状態だった優花に、つばさは母・加乃子に見捨てられた自分自身を重ねてました。
つばさの心には、今でも母に見捨てられた心の傷が残ってて、そのトラウマがつばさ自身の「羽ばたき」を邪魔している…
浮かない顔の娘を心配する母に、「何でも無いってば」と笑顔を見せるつばさ。
「何でも無い筈ないよね。お姉ちゃん、何かある時ほど笑顔になるから」
いつだって、何でもお見通しの天使・知秋ですw
「こんな性格、なりたかったワケじゃない。優花ちゃん、寂しい目してた。きっと、私に見捨てられたと思ってる」
「それ、母さんにぶつけたら?」
知秋は、10年振りに帰ってきた母に対して、拒絶する気持ちを早い段階でぶつけてました。ところが姉のつばさは…
思えば、加乃子に対して恨みの気持ちがあった事を、つばさが告白しかけた時、加乃子は「いいのよ、言わなくて」って、遮ってましたよね?
それは、可愛い娘にそんなダークサイドを晒させたくないっていう親心もありつつ、分かっていながらも本人の口から聞くのが怖いっていう、加乃子のエゴが働いたのかも知れません。
つばさは、知秋にはいろんな事を愚痴っても、加乃子には決して愚痴らない。
「それって、心の底では母さんのこと受け入れてないんじゃないの?」
マ、マルコチクビィーッチ!! なんと、唯一片付いてなかった大事な問題とは、つばさと加乃子の母娘関係だったのです!(つづく)