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『アイアンマン3 』

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『藁の楯』と同じ日に観ました。これまで何度となく書いてますが、数あるアメコミ映画の中でも『アイアンマン』のシリーズは(『アベンジャーズ』も含めて)ずば抜けて面白く、大好きな作品の1つなんですね。

それだけに、「さらば、アイアンマン」っていうキャッチコピーが気になります。確かに、シリーズに一旦区切りをつけたような内容にはなってました。(死んだりはしませんが)

恐らく今回で(あるいは『アベンジャーズ2』で)主役のロバート・ダウニーJr.とグウィネス・パルトロウが降板し、次回から新キャストで仕切り直す算段になってるのかな?

その辺の真相は定かじゃないんだけど、少なくともこのドル箱シリーズを3作だけで終わらせちゃう事は、まず有り得ないと思います。

だけど、スターク社長がロバート・ダウニーJr.でなくなったら、もひとつ魅力が無くなりそうな気がします。これ以上は考えにくいほどのハマり役でしたからねぇ。

で、今回の『3』ではスターク社長が『アベンジャーズ』戦争を経てPTSDの症状に苦しんでたり、ハイテク兵器としてのアイアンマンの危険性がクローズアップされたりで、前2作に比べてやや重い内容になってました。

人間ドラマとしての深みに力点を置くと、アクション・スペクタクルとしての爽快感が減少しちゃう。どっちを良しとするかは、観る側の好みの問題ですよね。

例えば同じ『バットマン』でも奇天烈なティム・バートン版とシリアスなクリストファー・ノーラン版とでは、私は前者が好きです。そして暗闇の騎士=バットマンよりも、鋼鉄の男=スーパーマンの方が好きだったりもします。

要するに暗いより明るい方が好きだし、スタイリッシュなのより愚直なほど王道を貫いてる方が好き。だから『アイアンマン』も、無邪気だった第1作目が一番好きだなぁ…

とは言え、『踊る大捜査線』シリーズみたいに劣化コピーを繰り返すのが何より愚かな事ですから、回を重ねる毎に変化し、より深みを増して行く『アイアンマン』チームは実に正しいと思います。

今回は悪役にガイ・ピアースやベン・キングスレーが登場する驚きのキャスティングに加え、監督も『リーサル・ウェポン』の脚本家=シェーン・ブラックにチェンジ。だから前2作とはかなり雰囲気が違ってますね。

面白かったし、見応えありました。だけど、やっぱ第1作(の前半)が一番良かったなぁ…ってのが、私の率直な感想です。

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