多部ちゃんも大好きなナタリー・ポートマンの、現時点における代表作、ようやく観ました。これ、アカデミー賞穫ったんでしたっけ? 少なくともノミネートはされてましたよね?
難解との噂もあったし、お話そのものが暗そうなんで、ナタリーの熱演(オナニーとか)に興味はありつつも、何となく敬遠しちゃってました。
でも、実際観たら面白かったです。これ、すっごいシンプルで解り易い映画だと思いますよ?
名門バレエ劇団で、真面目で繊細なナタリーが『白鳥の湖』の主役に抜擢され、すっごい嬉しいんだけどプレッシャーに押し潰されて、どんどん精神を病んで行く。
彼女の被害妄想や幻覚が、現実と区別すること無く描かれてるもんだから、その境目がハッキリしないのが難解と言えば難解。
だけどこの映画は、その境目が判らずに苦しむナタリー自身の心理を描いてるワケだから、それで良いんですよね。境目が見えないからこそ苦しいんだし、恐ろしくもある。
そう、ナタリーの幻覚は、自分の指の皮を剥いたり、もう1人の自分が見えたり等、やたらホラー風味なんですよねw
私もかなりの小心者だし、かなり心を病んでる人間の1人かも知れないけど、今のところ幻覚を見た経験は無いもので、この映画の幻覚描写がリアルなのかデフォルメなのか、よく分かりません。
しかし、プレッシャーに押し潰されそうになる焦燥感だけは、よーく解ります。私もかなりプレッシャーに弱い人間ですからねw それを克服する強さがあれば、私の人生もまた今とは違ったものになってた事でしょう。
でも、どれ位のレベルのプレッシャーまで自分は耐えられるのか、その判断を見誤って無理を重ねると、この映画のナタリーみたいになっちゃうのかも知れません。
このヒロインは才能あるんだけど、ショウビジネス界で生きていくには繊細過ぎた。少しずつ階段を上がって行けば強くなれたのかも知れないけど、いきなり主役に抜擢されたのは彼女にとって不運だった…としか言いよう無いですね。
私もちょっとの間だけ、ショウビジネス界の片隅に一応いましたから、ナタリーの哀しみが痛いほどよく解ります。努力だとか根性だとかじゃ、どうにもならない事があるんですよね。
だから、芸能界で活躍してる人達って、みんな並みの心臓じゃないですよ。多部ちゃんだって例外ではありませんw めちゃくちゃ気ぃ強いに決まってます。ま、タベリストは先刻ご承知ですねw
そんな中で、実は十人並みの心臓なのに無理して芸能人やってる人達が、ドラッグに走ったり自殺しちゃったりするんですよね。
『ブラック・スワン』は、その過程を実に解り易く具体的に描いた映画です。セクハラしまくりの横柄な舞台監督に支配されるバレリーナ達の姿なんか、あのおデブさんに絶対服従の軍隊みたいな国民的(と呼ばれる)アイドル集団そっくりですよ、たぶんw
だから、アカデミー賞穫ったからって決して高尚な文芸作品なんかじゃなくて、めちゃくちゃ通俗的な娯楽映画です。大いに気に入りましたw
難解との噂もあったし、お話そのものが暗そうなんで、ナタリーの熱演(オナニーとか)に興味はありつつも、何となく敬遠しちゃってました。
でも、実際観たら面白かったです。これ、すっごいシンプルで解り易い映画だと思いますよ?
名門バレエ劇団で、真面目で繊細なナタリーが『白鳥の湖』の主役に抜擢され、すっごい嬉しいんだけどプレッシャーに押し潰されて、どんどん精神を病んで行く。
彼女の被害妄想や幻覚が、現実と区別すること無く描かれてるもんだから、その境目がハッキリしないのが難解と言えば難解。
だけどこの映画は、その境目が判らずに苦しむナタリー自身の心理を描いてるワケだから、それで良いんですよね。境目が見えないからこそ苦しいんだし、恐ろしくもある。
そう、ナタリーの幻覚は、自分の指の皮を剥いたり、もう1人の自分が見えたり等、やたらホラー風味なんですよねw
私もかなりの小心者だし、かなり心を病んでる人間の1人かも知れないけど、今のところ幻覚を見た経験は無いもので、この映画の幻覚描写がリアルなのかデフォルメなのか、よく分かりません。
しかし、プレッシャーに押し潰されそうになる焦燥感だけは、よーく解ります。私もかなりプレッシャーに弱い人間ですからねw それを克服する強さがあれば、私の人生もまた今とは違ったものになってた事でしょう。
でも、どれ位のレベルのプレッシャーまで自分は耐えられるのか、その判断を見誤って無理を重ねると、この映画のナタリーみたいになっちゃうのかも知れません。
このヒロインは才能あるんだけど、ショウビジネス界で生きていくには繊細過ぎた。少しずつ階段を上がって行けば強くなれたのかも知れないけど、いきなり主役に抜擢されたのは彼女にとって不運だった…としか言いよう無いですね。
私もちょっとの間だけ、ショウビジネス界の片隅に一応いましたから、ナタリーの哀しみが痛いほどよく解ります。努力だとか根性だとかじゃ、どうにもならない事があるんですよね。
だから、芸能界で活躍してる人達って、みんな並みの心臓じゃないですよ。多部ちゃんだって例外ではありませんw めちゃくちゃ気ぃ強いに決まってます。ま、タベリストは先刻ご承知ですねw
そんな中で、実は十人並みの心臓なのに無理して芸能人やってる人達が、ドラッグに走ったり自殺しちゃったりするんですよね。
『ブラック・スワン』は、その過程を実に解り易く具体的に描いた映画です。セクハラしまくりの横柄な舞台監督に支配されるバレリーナ達の姿なんか、あのおデブさんに絶対服従の軍隊みたいな国民的(と呼ばれる)アイドル集団そっくりですよ、たぶんw
だから、アカデミー賞穫ったからって決して高尚な文芸作品なんかじゃなくて、めちゃくちゃ通俗的な娯楽映画です。大いに気に入りましたw