昨日、此処に載っける写真を撮る為に、何年かぶりに古いアルバムを見てたら、専務の写真もあったんでアップしました。まだ小さいから、ウチに来て間もない頃ですね。
上品な色してるでしょう? でも屁こき魔だったんですよねw 最初に拾われて来た時、すごい下痢してて獣医さんで薬貰ったりしたから、胃腸が元々弱かったのかも知れません。いやーしかし、懐かしい!
で、アルバム見てると撮影時の事を色々と思い出しました。いっぱい危ない事をやってたなぁってw 前回載っけた写真にも、走る車の屋根にしがみつく危険な男(モノノフ)が写ってましたけど、小さくて判りづらいですねw
今回の2つ目の写真にも、バイクで人を跳ね飛ばそうとする危険な男(モノノフの吹き替え)が写ってます。この後、ホントに跳ね飛ばしちゃったんですよねw
いや、笑い事じゃなくて、本来なら跳ねられる寸前に相手がよける予定だったのに、タイミングが合わずに真っ正面から跳ねちゃったんです。跳ねられた彼は一瞬、宙に浮きましたからね。
その瞬間、私は「ああ、終わった…」って思ったもんです。これはただ事じゃ済まんだろうと。だけど、奇跡的に彼はかすり傷一つ負わなかった! あまりにも綺麗に真正面から跳ねられたからでしょうね。これには救われました。
あと、銃撃戦の撮影に使う弾着(壁とか人体で弾丸が命中し弾けたように見せる装置)の玉(麦球の中に火薬を仕込み、電気で発火させる)を手作りしてた時、スタッフの一人が玉を暴発させて眼にガラスの破片が当たってしまい、救急病院に駆け込んだ事もありました。
幸い大事には至りませんでしたが、この時も大いに肝を冷やしたもんです。それもこれも無謀でしたね。バイクにせよ火薬にせよ、万が一の備えを万全に整えてから扱わないといけないのに、無知ゆえの怖いもの知らずでした。
’90年代に撮った『中尾真司探検隊』シリーズでは、大阪のビジネス街のど真ん中で銃撃戦を撮影して、通りかかった一般車が驚いて急停車した事もありました。あれも一歩間違えたら大惨事でしたねw いや、笑い事じゃない。
今じゃ規制が厳しくて、とてもそんな撮影は出来ないと思われますが、当時は巡回のパトカーも撮影だと判ると黙認してくれてました。通報されたりもしなかったですね。
まぁしかし、それは我々がたまたま運が良かっただけ、と思わねばなりません。他のサークルは警察に呼ばれて取り調べを受けたりしてましたからね。ホント、怪我人が出なかったのも奇跡です。
あと、私の家の近くにヤーサンの小さい事務所があって、車まで機材を運ぶ時に、どうしてもその前を通らなきゃならない。我々の機材って、撮影の機材だけじゃなくて大量のモデルガンを含んでるワケですよw
で、ある日、たまたま事務所から出て来たヤーサンに、そのモデルガンを見つかってしまった。「おい、ちょう待てや」…そりゃもう、乳首も凍る瞬間でしたね。「これ、なんや?」…さすがヤーサン、銃だけは見逃さない!
「いや、これは映画の撮影に使う小道具でして…」
「ふーん。これ、チャカならんか?」
…たぶん、改造して人殺しに使えないかどうかを訊ねておられたのでしょう。我々は「いやぁ、プラスチックですからねぇ」とか何とか言って堺雅人さんの笑顔を作り、平静を装いながら立ち去ったもんでした。
そう言えば、わざわざ大阪から姫路まで遠征して銃撃戦を撮りに行った時は、銃器担当のスタッフが途中で検問に引っかかり、車のトランクを開けさせられたそうです。もちろん、その中には大量のモデルガンが詰まってましたw
一度も警察沙汰にならずヤーサンに殺されもしなかったのは、本当に守護神様のお陰かも知れません。我々はツイてました。時代のお陰もありますね。今じゃとても無事には済まないでしょう。
直美ちゃん、よくこんな連中につき合ってくれましたねぇw マトモな人間は1人もいなかったと言うのに!(監督以外は)
私はぶっちゃけ、当時まだ女子と交際した経験すら無いチェリーボーイでしたから、女の子とどう接すればいいかホントに分からず、きっと失礼な言動も多々あった事と思いますm(_ _)m
だから基本的に女子は苦手だったんだけど、直美ちゃんはあまり壁を感じさせない人だったんで、私としては接し易かったです。そういう部分でも感謝しておりますm(_ _)m
まぁ、今でも女性の前で「乳首」って言うのは恥ずかしいんですけどねw これから頑張って、一刻も早く女性の前で「乳首」を連呼出来る人間にならなければなりません。
そんな僕らの1986年でありました。