「ぼくでん」って打ち込んだら「僕でんねん」って変換されそうになりましたw
言わずもがなだけど、堺雅人さんはキリッとした顔とふやけたような笑顔との落差がとても面白いです。
2つ目の画像のシーン、主人公が元服か何かの祝いの席で、これから剣術修行の旅に出たい意志を偉い人達に伝える場面なんだけど、なんでそこであの顔をするのか、私にはよく解りませんでしたw
まぁ何にせよ、堺さんの百面相を見てるだけで楽しめます。本来、時代劇はあんまり観ないんですけどね。
この主人公が歴史上の人物なのかどうかも知らないし、チャンバラもそんなに好きじゃないんだけど、『大奥』に続き無理して若作りさせられてる堺さんのw、意味不明な微笑みと精悍な睨みとのギャップを楽しむ為に、これからも観ようと思ってます。毎週木曜の夜8時、NHK総合です。今夜、第2話ですね。
ところで昨日、やっと『最高の離婚』第3話を観ました。この前、内容的にはどーでもいいみたいなこと書きましたけど、考えを改めます。ガツンと来ました。
瑛太くんがかつて同棲してた真木よう子さんに「死ねばいい」って思われてしまった、決定的な理由が語られた場面です。
彼女が聴いてたJUDY AND MARYの曲を「安っぽい花柄の便座カバーみたいな音楽だね」って、軽い気持ちで言った瑛太くん。でも、その曲は彼女にとって、亡くなったお父さんの思い出に繋がる大事な大事な曲だった。
もし自分がそんな風に思ってたとしても、相手が本気で好きなものを嘲笑したりは、絶対にしない自信が私にはあります。だけど、そこまで好きだって事を知らなかった場合、私はああいうこと言っちゃうかも知れないなぁと。
このブログでも色んな作品や有名人の悪口を面白半分に書いてますけど、もしかしたらそれで深く傷ついてる人がいるかも知れないし… すごい身につまされました。
あと、「女は面倒くさい男が一番嫌い」「男のこだわりって本当に面倒くさい」っていう、女子会トークの内容ですよ。あいたたた…w
さらに今夜放送の第4話には『結局あなたが好きなのは自分だけでしょ?』みたいなサブタイトルがついてるし… ああ痛い痛いw 女性に敬遠されるそれらの要素を、私は全部兼ね備えてますよ。自信がありますね。どうだ参ったかw
私は瑛太くん(の役)ほど無神経ではないと思うけれど、まぁ紙一重ですね。だから、観れば観るほど彼に感情移入して来ちゃいましたよ。瑛太くん、つくづく上手いですよねぇw ホントにそういう奴にしか見えないですもんね。
女性にモテモテの真木さんの旦那に、半泣きで「どうしたらそんなにモテるんですか!?」って問い詰める場面、私も観ながら半泣きでしたよw イケメン死ねぇーっ!!(憤怒) …ま、今さらどーでもいいですけどw
そんな私の性質を直そうとしてくれた人もかつていましたけど、直るもんじゃないですよ、これは。自分で変わりたいと思っても、なかなか変われるもんじゃない。まして相手の性質を変える事なんか、絶対に出来っこない。
だから、共存するにはお互いの違いを受け入れる以外に方法は無い。たぶん、離婚を決めた瑛太くんとオノマチさんがそういう境地に至って復縁するまでを描くドラマだろうとは思いますが、安易には解決して欲しくないですね。
そしてモテモテの真木さんの旦那には、是非とも真木さんに刺されて死んで頂きたいw なぜならモテモテだからです。まぁ、さすがにあのタッチだと命のやり取りにまで発展する事は無いか。ちぇっ!
ああいう、軽いタッチで笑わせながら不意にグサッと痛い所を突いて来る、山田太一さん的なドラマは好きです。痛い所を突くんだけど、そこに温かみがあるんですよね。突き放す為に突くんじゃなくて、叱咤激励の気持ちがこもってるのが伝わって来ます。
痛い所を突くと言えば『純と愛』ですがw この朝ドラが世間でどんな批判を受けてるのか、私は知らないし知りたいとも思いません。まして番組を観てない人の批判は論外です。
これから書く事は、番組を毎日ちゃんと観続けた上で、私が私自身の感性で感じた事です。ずっと観てる視聴者には批判する権利がある!
最近『純と愛』を観てると、「もういいよ、分かったよ」って気持ちになります。登場人物達は相変わらず恥部をさらけ出し、傷つけ合うばかりで、ヒロインが良かれと思って取った行動も相変わらず裏目に出てばかり。ある意味ワンパターンで、単純に飽きて来ましたw
飽きて来たし、作者のしつこさに辟易して来ました。粘着質にも程がある。良く言えば「ブレない強さ」なんですけど。そう、最初はあえて視聴者の神経を逆撫でする反骨精神に拍手を贈ってましたけど、いつまで続けるねん?と。
私をそんな気分にさせたのは、純(夏菜)のママ(森下愛子)が若年性アルツハイマーになっちゃう展開です。深刻な症状が毎日、これでもかと描かれてます。
ここ数年、ウチの母の物忘れが激しくなってるもので、他人ごとに思えません。勉強にはなるけど、毎朝出勤前に観るのはキツいですよ、不安になりますからね。朝ドラでアレは、ちょっとやり過ぎだと私は思います。
嫌なら観なければいいんだけど、その母が同じ部屋で朝食時に観てますから、嫌でも観るしか無いワケです。まぁ、ここまで来て途中で降りるのも嫌ですし。
いまだ登場人物の誰一人として好きになれないってのも困ったもんです。まぁ『てっぱん』の時はもっとヒドかったけどw、あれは描き方の問題でした。こっちは人物そのものがどうしても好きになれない。
ちょっとずつ変わって来てるのは分かるんですよ? 人はそう簡単に変われないってのも、先に書いたように解ってるつもりです。だけど、やっぱ半年は長い!w しかも毎朝観るワケですからね。これは朝ドラならではの感覚ですよね。
だけど、同じように問題だらけなキャラクターでも、『つばさ』の登場人物達は好きになれました。全てのキャラクターが愛おしかった。この違いは一体何なんでしょう?
もしかしたら、作者自身がキャラクターを愛してない、人間そのものを愛してないんじゃないか?って思えて来ちゃいます。『最高の離婚』の瑛太くんはあんなにダメ男でも、作者に愛されてる感じがします。温かみが伝わって来るんですよね。『つばさ』もそうでした。
もしかすると、最後まで観たら誤解だった事に気づくのかも… って思いながら今まで観て来ましたけど、最近そうはならない気がしてなりませんw
ま、何にせよ最後まで見届けます。すみません、とんでもない誤解でした!って、ここに書かなきゃいけなくなる事を祈りながら…