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猫にジェームズ・コバーン

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リクエストがありましたので、私がいかに猫好きであるかを語りたいと思います。

私と猫の関わりを遡れば、小学生の頃にふと我が家を訪れた、どこかの飼い猫との触れ合いが最初になると思います。首輪があったかどうか覚えてないけど、あまりにも人なつっこかったので野良猫ではなかったと思います。

なんだか鳴き声がするので窓を開けたらその猫がいて、私はたぶん何か食べ物を窓から落としてあげたんだろうと思います。そしたら毎日通って来るようになって、地面から窓まで150センチ位はあったのに、ジャンプして部屋に上がり込むようになったんですよね。

母親が動物嫌いなもんだから、見つかりはしないかと私はヒヤヒヤもんでしたw 食べ物らしい食べ物が無くて、味付け海苔をあげたら、カリカリと歯軋りみたいな音を立てながら、けっこう美味そうに食ってたなぁ…

で、私が寝そべったら、私の腕に顔を乗っけて、猫も昼寝を始めたんですよね。萌えましたw 図々しいヤツとも言えますが、それも猫の魅力の一つかと思います。犬も好きなんだけど、この時の思い出が私を猫フェチたらしめてる気がしますね。

でも残念ながら母が許さないので、実家では猫も犬も飼えませんでした。なので本格的に猫と関わるようになるのは、実家を出て一人暮らしを始めてからです。

東京で新聞奨学生をしてた20歳の頃、アパートの隣室に住む同僚が子猫を拾って来て、共同で飼う事になりました。黒猫で、二人とも好きだった『スター・ウォーズ』にちなんで「ルーク」と名付けました。本来、ペットは飼っちゃいけなかった筈ですが、まぁ若気の至りですw

共同の飼い主である同僚は実家で猫を飼ってたので、飼い方のノウハウとか猫との遊び方は、一通り彼に教わりました。特にしつける必要も無く、トイレ用の砂を用意すれば勝手にそこで用を足してくれるんですよね。小動物(亀とかハムスター)しか飼った経験が無い私にはカルチャーショックでした。

そのアパートには1年しか住まなかったんだけど、最後ルークはどうしたんだっけなぁ… 同僚が引き取ったように思いますが、記憶が定かじゃありません。

翌年から、私は生まれ故郷である東大阪市の布施に戻り、空き家になってた一軒家で一人暮らしを始めます。で、映像の専門学校で集めた仲間で自主映画を創るようになり、仲間の一人が子猫を拾って来て、また飼う事になりました。

雑種の猫だと思うんだけど、グレーの色で品のある顔をしてましたから、アメリカン・ショートヘアーあたりの血が混ざってるんじゃないか?なんて仲間と話した記憶があります。私が飼った歴代の猫でもルックスは一番でしたね。

その頃の仲間内で、私は『純と愛』じゃないけど「社長」と呼ばれてましたんでw、猫(オス)は協議の末に「専務」と名付けられました。メスだったら秘書になってましたねw 愛のないネーミングと思われるでしょうが、可愛い名前をつけるのが気恥ずかしかったんだと思います。

専務は私にはとてもよく懐いてましたが、人見知りする性格なんで仲間が集まると家のどこかにずっと隠れてました。声がデカくガサツなヤツが特に嫌いなところは、私とよく似てましたねw

一軒家に一人なもんだから、気兼ねなく集まれるんで仲間の溜まり場みたいになって、しょっちゅう誰かいましたから専務には居づらい環境だったかも知れません。私自身、仲間の手前もあって猫可愛がりもせず、いま思えばもっと愛情を注いであげれば良かったなぁと、ちょっと後悔してます。

専務は2〜3年ウチに居たと思いますが、ある日突然いなくなりました。猫は寿命が来ると家を出て行くと言われてますが、まだ若かったし、交通事故にでも遭ったか、よほど住み心地が悪かったのか…

近所で猫狩りがあったような噂もあり、思えば専務が外出中にどんな行動をしてるかも私は気にしてませんでしたから、余所で迷惑を掛けていたかも知れず、専務に関しては反省する事ばかりですね。

猫を外に出してるとノミが付いて来るんで、その卵(塩粒みたいに細かい)が家中に散乱し、畳の隙間とかに入ると掃除機でも吸い取れず、夏場に家中ノミだらけになっちゃった事もありました。ちょっと歩くと足にノミが5〜6匹たかって来るんですよ! 叩いた位じゃヤツらは死なないですから、あれは大変だったなぁ…

書いてる内に、忘れてた事も色々と思い出して来ました。ペットを飼うにも、いろんな責任とか苦労を伴う事を覚悟しないといけないんですよね。猫の世話は、他のペットに比べるとラクな方だとは思いますが。

さて、この時点でも私は充分に猫フェチだったかも知れませんが、それを決定的なものにするのは、専務の次に飼った猫の存在でした。続きはまた、後日…

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