多部ちゃん&堺さんの交互連載で『大奥』まつりが続いてる最中に、いきなり『愛しの刑事』って、やっぱ違和感ありますねw 新規の読者さんは何事かと思われるかもですが、かつてはこれが私の本流だったんです。
小学生の頃から『太陽にほえろ!』に夢中になり、自分で刑事ドラマを創りたくて自主製作映画を始め、それがプロデビューに繋がって行きましたから、私の半生は『太陽にほえろ!』を追いかける事が全てだったと言っても過言じゃありません。
で、自主映画や小さなTV番組でさんざん刑事ドラマの真似事をやり尽くした私は、なんだか満足しちゃって目標を見失う事になります。生き甲斐が無い状態になったワケです。
そんな時に私の心を温める新たな太陽になってくれたのが、我らが多部未華子って事になるんだけど、その入口となったドラマ『デカワンコ』を私が観る気になったのは、あの番組が『太陽にほえろ!』のテーマ曲を使ってたからなんですよね。
『太陽』に夢中にならなければ、私は映像の仕事をしてなかったかも知れないし、タベリストにもなってないかも知れません。ぶっちゃけ、とっくにこの世を去ってた可能性すらあります。
だから私は、いまだに『太陽』のグッズが発売されれば買わずにいられないし、『太陽』の面影を求めて刑事ドラマを逐一チェックしちゃうワケなんです。このブログにわざわざ「刑事ドラマ」専門のカテゴリーを設けてる所以ですね。
前置きが長くなりましたが、『愛しの刑事』は’90年代に放映されたテレ朝の連続ドラマで、石原プロが制作した(連ドラとしては)今のところ最後の刑事物です。私は今回、レンタルで初めて観ました。
ここでまた念押ししますが、『太陽にほえろ!』は石原プロの作品ではありません。裕次郎さんがあくまで俳優として参加した、東宝製作の作品です。石原プロのTV作品は『大都会/闘いの日々』が最初になります。
どっちでも大して違わんだろうと思われるでしょうが、そんな事はないのです。『大都会』シリーズはいかに『太陽』と違う事をやるか?って考え方からスタートしましたし、『西部警察』があそこまで派手さを追求したのも、『太陽』という不動のスタンダードと差別化を図る為でした。
本題から話が逸れっぱなしですがw、『愛しの刑事』については大して書くべき事が見当たらないんですよね。石原プロの代名詞だったド派手なアクションや、スーパーマシン等が登場する中学生チックなケレン味はなりを潜め、人情を絡めたオトナ風味の、よりスタンダードな刑事ドラマになっちゃってますから。
そうなるとやっぱ『太陽』には勝てないですよ。この時期になると国内でアクションを撮影するのもかなり困難になってますから、こうするしか無かったんでしょうけど…
『踊る大捜査線』が新しい刑事ドラマのスタンダードになる夜明け前って事で、刑事ドラマ全体がパッとしない低迷期だったんですよね。この時期は私も(刑事物に限らずですが)ほとんどドラマは観てませんでした。
キャストは『ゴリラ』『代表取締役刑事』に続いて渡哲也、舘ひろし、谷川竜(笑)がそのまんまのポジションとキャラクターを継承。前回も前々回もパッとしなかった谷川くんですが、今回もやっぱりパッとしませんw
他の面子は総入れ替えとなり、舘さんの相棒ポジションに宅麻伸、紅一点は懐かしの高樹澪、お茶汲み婦警にボインボヨヨ〜ンな細川ふみえ、若手ツッパリ刑事に坂上忍、コメディ・リリーフの係長に井上順といった布陣。
オープニング・テーマがエンリオ・モリコーネ作曲による『奴らを高く吊るせ』をカヴァーしたもので渋いんだけど、ドラマの中身はほんとフツーの地味な刑事物。フツーが悪いワケじゃないけれど、舘ひろしにフツーの刑事をやらせて意味があるんだろか?って思いますよね。
でも、今あらためて考えると、舘ひろしにフツーの人間を演じさせる事こそが、前作からの一貫した目的だったのかも知れません。ついでに谷川くんをパッとさせるのとw だから刑事物っていうジャンルへのこだわりは無く、視聴率を取り易いパッケージをチョイスしただけの話で。
谷川くんはついに最後までパッとしなかったけど、舘さんは最近になってアクション以外のフィールドでも良い味を出されてますから、やった甲斐はありましたね。キザなアクション物ばっか続けてたら、プラザホテルの社長役は他の役者さんになってたかも知れないw
宅麻伸さんはまぁ、悪くは無いですけど、強烈な個性を持つ舘さんの相棒としては、明らかに役不足ですよね。フツーじゃない二枚目の横にフツーの二枚目が立っても、埋没するしかありません。やっぱ柴田恭兵はタダモンじゃなかったって事ですよ。
後はまぁ、井上順さんが浮きまくってましたねぇw 自分が笑いを取らなきゃってんで一生懸命やられてるんだけど、いかんせん’60〜’70年代の人ですから、舘ひろしのスタイリッシュさとは水と油です。渡さんの浪花節とも釣り合わないし。
そう考えると、やっぱ舘ひろしって役者の存在感は、凄いもんですね。彼と互角の存在感を放った柴田恭兵も凄い!
こういう人達と多部ちゃん、あるいは堺さんが共演したら、どんな化学反応が起こるのか、いっぺん見てみたいですよね。
小学生の頃から『太陽にほえろ!』に夢中になり、自分で刑事ドラマを創りたくて自主製作映画を始め、それがプロデビューに繋がって行きましたから、私の半生は『太陽にほえろ!』を追いかける事が全てだったと言っても過言じゃありません。
で、自主映画や小さなTV番組でさんざん刑事ドラマの真似事をやり尽くした私は、なんだか満足しちゃって目標を見失う事になります。生き甲斐が無い状態になったワケです。
そんな時に私の心を温める新たな太陽になってくれたのが、我らが多部未華子って事になるんだけど、その入口となったドラマ『デカワンコ』を私が観る気になったのは、あの番組が『太陽にほえろ!』のテーマ曲を使ってたからなんですよね。
『太陽』に夢中にならなければ、私は映像の仕事をしてなかったかも知れないし、タベリストにもなってないかも知れません。ぶっちゃけ、とっくにこの世を去ってた可能性すらあります。
だから私は、いまだに『太陽』のグッズが発売されれば買わずにいられないし、『太陽』の面影を求めて刑事ドラマを逐一チェックしちゃうワケなんです。このブログにわざわざ「刑事ドラマ」専門のカテゴリーを設けてる所以ですね。
前置きが長くなりましたが、『愛しの刑事』は’90年代に放映されたテレ朝の連続ドラマで、石原プロが制作した(連ドラとしては)今のところ最後の刑事物です。私は今回、レンタルで初めて観ました。
ここでまた念押ししますが、『太陽にほえろ!』は石原プロの作品ではありません。裕次郎さんがあくまで俳優として参加した、東宝製作の作品です。石原プロのTV作品は『大都会/闘いの日々』が最初になります。
どっちでも大して違わんだろうと思われるでしょうが、そんな事はないのです。『大都会』シリーズはいかに『太陽』と違う事をやるか?って考え方からスタートしましたし、『西部警察』があそこまで派手さを追求したのも、『太陽』という不動のスタンダードと差別化を図る為でした。
本題から話が逸れっぱなしですがw、『愛しの刑事』については大して書くべき事が見当たらないんですよね。石原プロの代名詞だったド派手なアクションや、スーパーマシン等が登場する中学生チックなケレン味はなりを潜め、人情を絡めたオトナ風味の、よりスタンダードな刑事ドラマになっちゃってますから。
そうなるとやっぱ『太陽』には勝てないですよ。この時期になると国内でアクションを撮影するのもかなり困難になってますから、こうするしか無かったんでしょうけど…
『踊る大捜査線』が新しい刑事ドラマのスタンダードになる夜明け前って事で、刑事ドラマ全体がパッとしない低迷期だったんですよね。この時期は私も(刑事物に限らずですが)ほとんどドラマは観てませんでした。
キャストは『ゴリラ』『代表取締役刑事』に続いて渡哲也、舘ひろし、谷川竜(笑)がそのまんまのポジションとキャラクターを継承。前回も前々回もパッとしなかった谷川くんですが、今回もやっぱりパッとしませんw
他の面子は総入れ替えとなり、舘さんの相棒ポジションに宅麻伸、紅一点は懐かしの高樹澪、お茶汲み婦警にボインボヨヨ〜ンな細川ふみえ、若手ツッパリ刑事に坂上忍、コメディ・リリーフの係長に井上順といった布陣。
オープニング・テーマがエンリオ・モリコーネ作曲による『奴らを高く吊るせ』をカヴァーしたもので渋いんだけど、ドラマの中身はほんとフツーの地味な刑事物。フツーが悪いワケじゃないけれど、舘ひろしにフツーの刑事をやらせて意味があるんだろか?って思いますよね。
でも、今あらためて考えると、舘ひろしにフツーの人間を演じさせる事こそが、前作からの一貫した目的だったのかも知れません。ついでに谷川くんをパッとさせるのとw だから刑事物っていうジャンルへのこだわりは無く、視聴率を取り易いパッケージをチョイスしただけの話で。
谷川くんはついに最後までパッとしなかったけど、舘さんは最近になってアクション以外のフィールドでも良い味を出されてますから、やった甲斐はありましたね。キザなアクション物ばっか続けてたら、プラザホテルの社長役は他の役者さんになってたかも知れないw
宅麻伸さんはまぁ、悪くは無いですけど、強烈な個性を持つ舘さんの相棒としては、明らかに役不足ですよね。フツーじゃない二枚目の横にフツーの二枚目が立っても、埋没するしかありません。やっぱ柴田恭兵はタダモンじゃなかったって事ですよ。
後はまぁ、井上順さんが浮きまくってましたねぇw 自分が笑いを取らなきゃってんで一生懸命やられてるんだけど、いかんせん’60〜’70年代の人ですから、舘ひろしのスタイリッシュさとは水と油です。渡さんの浪花節とも釣り合わないし。
そう考えると、やっぱ舘ひろしって役者の存在感は、凄いもんですね。彼と互角の存在感を放った柴田恭兵も凄い!
こういう人達と多部ちゃん、あるいは堺さんが共演したら、どんな化学反応が起こるのか、いっぺん見てみたいですよね。