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『MONSTERS 』

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世の中に『MONSTER』というタイトルの物語が一体、いくつあるんだろう?w このドラマには『S』が付いてるとは言え、凡庸な命名である事に変わりは無いでしょう。

例えば『太陽にほえろ!』や『デカワンコ』『踊る大捜査線』といったタイトルを検索すれば、確実に目的の作品にヒットするでしょうけど、『MONSTERS』だと何が出て来るもんやら分からないですよね。

逆に『相棒』や『鈴木先生』『純と愛』みたいに、あえて直球ド真ん中を狙ったタイトルにも、かえって才気を感じたりしますけど、横文字にサブタイトルをくっつけたような流行りのパターンには「置きに行ってる」姿勢しか感じられないですね。

タイトルにどれだけ個性を持たせてるか?っていうのは、創り手の意気込みを測る一つのバロメーターになるんじゃないでしょうか?

で、こないだ始まった『MONSTERS』ですけど、誰がどう見てもこれ、ジャニーズ版『相棒』ですよね? 『SMAP×SMAP』に山下智久をゲストに呼んで、栄えあるカワデミー最悪男優賞の香取慎吾と組ませて『相棒』のパロディをやれば、これとそう変わんないと思いますよw

そのこと自体は否定しません。若い人は古典的な刑事物よりも楽しめるでしょうし、私も所々笑わせて頂きました。

杉下右京と古畑任三郎を合わせたような変人刑事を演じる香取慎吾はひたすら気持ち悪いだけでしたけどw(さすがカワデミー男優!)、山下くんの三枚目ぶりは意外と可愛くて、ルックスがつまらない割には面白かったです。

でもねぇ、若くて動ける二人の男をコンビにしておきながら、ひたすら部屋の中で殺人事件の謎解きをさせるだけってのは、勿体ないと私は思うなぁ。香取慎吾が静かに事件のからくりを推理してる姿を見て、面白いですか? 香取慎吾が騒がしく動き回る姿はもっと見たくないですけどねw そこが最悪男優賞たる所以です。

私もかつては香取慎吾を擁護してたんですけどね。『西遊記』や『座頭市』における素晴らしい仕事ぶりを見て、すっかり捉え方が変わっちゃいました。バラエティー番組で観てる分には良いんですけど…

山下智久の三枚目ぶりだけは意外な収穫でしたが、ジャニーズ+謎解き捜査物という安定物件で「置きに行ってる」創り手の姿勢には共感出来ません。

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