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『浪花少年探偵団』#05

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連ドラを観てると、あまり外ロケが無くてほとんどセット内の撮影ばかりの回が、シリーズ半ばで必ずありますよねw

スケジュールや予算の調整目的で、そういった少ない日数で撮れるエピソードが設けられるみたいですが、しのぶセンセが入院しちゃう今回はまさに、その調整目的の回かと思われます。

だけど、これがまた普段にも増して面白かったりするw 多部ちゃん、松坂さん、段田さん、小池くん、山本くんに加えて、ゲストの庄司照枝さん。これだけの役者が揃えば、ワン・セットの会話劇だけで充分以上に楽しめちゃう。

しのぶセンセ不在の学校パートは教頭先生・小日向文世さんが本領発揮、木村文乃ちゃんも『黒の女教師』よりよっぽど良い味出してますよねw

銭湯のパートではなんと、懐かしや昭和の名子役・斎藤こず恵さんがお母さん役で登場しました。ふくよかさに磨きかかかってましたねw

事件の内容も、ニセ札が絡んでるとは言え、あまり悪意の無いネコババだけの話ですから、大した謎解きも無くてホントに地味なんですけど、それでもクオリティーが全く落ちないのが凄いです。

脚本、演出の力も勿論あるでしょうけど、今回ばかりは特に、俳優陣の底力をヒシヒシと感じさせられました。

その中でも、多部ちゃんの表情(無言)を寄りで見せる「抜きカット」が異常に多いんですよねw 主役だから当然なのかも知れないけど、誰かが何か言えば必ず多部ちゃんのリアクションに繋がるし、場面転換の時も必ず多部ちゃんの表情で締める。

なんだか『太陽にほえろ!』における石原裕次郎さんを思い出しちゃいましたw 出番は一番少ないのに、場面転換や番組終了の締めは、必ず裕次郎ボスのアップ・ショット(無言)でした。

多部ちゃんの抜きカットには、裕次郎さんに匹敵する安定感と、貫禄すら感じちゃいますw 私は特に、山本耕史くんに猫撫で声を出した木村文乃ちゃんを見る、多部ボスのいまいましそうなリアクションがツボでしたw 恐さを兼ね備えたファニー・フェイスの真骨頂!

全ての場面にそんな笑いのポイントがあって、こういうエピソードは何回繰り返し観ても飽きが来ない。私は大好きです。

庄司さんの存在感、実在感も抜群でしたね。いくら憎まれ口を叩いても憎めない、浪花のちょいワルお婆ちゃん。おっとり松坂さんとの対比も楽しかったです。

それにしても、生徒を心配するあまり病院を抜け出し、傷を悪化させて大事な採用試験もフイにしちゃったしのぶセンセ。いい先生やなぁ…

生徒どもは幸せですよホントに。だけど大して感謝も尊敬もする気配すら無いのが、また面白いw 怖い先生ですからねぇ。

まぁ視聴率は良いに越したこと無いけど、我々がこれだけ楽しめるなら、それでいいですよね。観ない奴は損。優越感に浸りましょうw

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