さて、そろそろ通常モードに戻りましょうw 『リーガル・ハイ』が3話分も貯まっている!
正直なところ、第7話の内容はあまり憶えてませんm(__)m 地方ロケで『犬神家の一族』のパロディーを交えながら、遺産相続争いに巻き込まれる堺さん&ガッキー。
『デカワンコ』並みにハチャメチャするのかと思いきや、予告編ほどは遊んでなかったですよねw 金田一パロディーも、あくまで『リーガル・ハイ』の世界観からはみ出さない程度に収まってて、物足りないようなホッとしたようなw
ゲストの木南晴夏って子は、『GM』でもソフトボール部のキャブテン役でゲスト出演してましたよね? けっこう売れてる子なのでしょうか?
第8話には堺さんの父親として中村敦夫さんが登場。ケータイの着信音が木枯紋次郎でしたねw 前回の犬神家といい、けっこう昭和ネタが多いw
この父親も敏腕検事で、情には一切流されず、息子に対しても常に理屈攻めして育てたもんだから、堺さんはあんなになっちゃった。
ちょっと『巨人の星』とか、『インディアナ・ジョーンズ』のハリソン・フォードとショーン・コネリーの関係なんかを連想しましたが、父と息子の確執→対決→和解ってのは、けっこう普遍的なネタとも言えます。
ただし、最後まで父子が歩み寄ること無く、大嫌いなんだけど憎しみまでは行かない距離感を保ったまま終わっちゃうのが、『リーガル・ハイ』らしいリアリズムだと思いました。
それだけに、堺さんに執事の如く仕える里見浩太朗さんが実は…ってな設定をどう受け止めるか、ファンとしては意見が岐れる所かも知れません。
私個人の意見としては、そんな救いは必要無かったんじゃないかと思ってます。
この第8話が素晴らしいと思うのは、弁護士としての堺さんが今回扱う案件が、この父子の問題と絶妙にリンクしてる点です。
毎回そうだろうと言われればその通りなんだけど、今回は「ステージ・ママに酷使されて心を失いかけてる天才子役」が依頼人って事で、現在の子役ブームを痛烈に皮肉ってる側面もあるんですよね!
普遍的なストーリーでありながら、「今」の問題をオブラートに包むこと無く描き出し、真正面から斬り込んで見せる。このトンガリ方が素晴らしい!
アイドル・グループの盗作問題とか、大物政治家vs検察庁とか、タイムリーな問題を単純に批判するだけじゃなくて、視点を変えれば我々一般市民にも罪はあるって、自省を促す事も忘れない。
女子供に媚を売って数字を稼ぐ事しか頭に無い…ようにしか見えないドラマや映画ばかりがはびこる昨今、このドラマだけはまるで、'70年代の作品みたいにアグレッシブなんですよね。
画像は最近発売された『リーガル・ハイ』の公式ガイドブックですが、堺雅人さんもインタビューで「この番組はとにかく攻めの姿勢」って仰ってます。
あと、堺さんと脚本の古沢良太さんの対談コーナーもあり、「ひよっこの黛(ガッキー)を古美門(堺さん)が成長させる話だとは思ってない」っていう、古沢さんの言葉が印象的でした。
つまり堺さんが言う事も正しいけど、ガッキーが言う事も正しい。立派な大人どうしである二人が、それぞれの視点から意見を闘わせてるだけで、答えは決して一つじゃない。
創り手のそんな姿勢が徹底されてるから、このドラマに単純なハッピーエンドはあり得ないワケですね。その結果、我々はリアルなドラマだと感じるんだけど、別に意識してリアルにしようとしてるワケでもない。
古沢さんは『鈴木先生』『外事警察』のほか、映画『キサラギ』や『三丁目の夕日』も手掛けておられる! それぞれ、全く違うタイプの作品ですよね。やっぱ、凄い人は凄いんです。
残り2話?(第9話は放映済み)が本当に楽しみです。
正直なところ、第7話の内容はあまり憶えてませんm(__)m 地方ロケで『犬神家の一族』のパロディーを交えながら、遺産相続争いに巻き込まれる堺さん&ガッキー。
『デカワンコ』並みにハチャメチャするのかと思いきや、予告編ほどは遊んでなかったですよねw 金田一パロディーも、あくまで『リーガル・ハイ』の世界観からはみ出さない程度に収まってて、物足りないようなホッとしたようなw
ゲストの木南晴夏って子は、『GM』でもソフトボール部のキャブテン役でゲスト出演してましたよね? けっこう売れてる子なのでしょうか?
第8話には堺さんの父親として中村敦夫さんが登場。ケータイの着信音が木枯紋次郎でしたねw 前回の犬神家といい、けっこう昭和ネタが多いw
この父親も敏腕検事で、情には一切流されず、息子に対しても常に理屈攻めして育てたもんだから、堺さんはあんなになっちゃった。
ちょっと『巨人の星』とか、『インディアナ・ジョーンズ』のハリソン・フォードとショーン・コネリーの関係なんかを連想しましたが、父と息子の確執→対決→和解ってのは、けっこう普遍的なネタとも言えます。
ただし、最後まで父子が歩み寄ること無く、大嫌いなんだけど憎しみまでは行かない距離感を保ったまま終わっちゃうのが、『リーガル・ハイ』らしいリアリズムだと思いました。
それだけに、堺さんに執事の如く仕える里見浩太朗さんが実は…ってな設定をどう受け止めるか、ファンとしては意見が岐れる所かも知れません。
私個人の意見としては、そんな救いは必要無かったんじゃないかと思ってます。
この第8話が素晴らしいと思うのは、弁護士としての堺さんが今回扱う案件が、この父子の問題と絶妙にリンクしてる点です。
毎回そうだろうと言われればその通りなんだけど、今回は「ステージ・ママに酷使されて心を失いかけてる天才子役」が依頼人って事で、現在の子役ブームを痛烈に皮肉ってる側面もあるんですよね!
普遍的なストーリーでありながら、「今」の問題をオブラートに包むこと無く描き出し、真正面から斬り込んで見せる。このトンガリ方が素晴らしい!
アイドル・グループの盗作問題とか、大物政治家vs検察庁とか、タイムリーな問題を単純に批判するだけじゃなくて、視点を変えれば我々一般市民にも罪はあるって、自省を促す事も忘れない。
女子供に媚を売って数字を稼ぐ事しか頭に無い…ようにしか見えないドラマや映画ばかりがはびこる昨今、このドラマだけはまるで、'70年代の作品みたいにアグレッシブなんですよね。
画像は最近発売された『リーガル・ハイ』の公式ガイドブックですが、堺雅人さんもインタビューで「この番組はとにかく攻めの姿勢」って仰ってます。
あと、堺さんと脚本の古沢良太さんの対談コーナーもあり、「ひよっこの黛(ガッキー)を古美門(堺さん)が成長させる話だとは思ってない」っていう、古沢さんの言葉が印象的でした。
つまり堺さんが言う事も正しいけど、ガッキーが言う事も正しい。立派な大人どうしである二人が、それぞれの視点から意見を闘わせてるだけで、答えは決して一つじゃない。
創り手のそんな姿勢が徹底されてるから、このドラマに単純なハッピーエンドはあり得ないワケですね。その結果、我々はリアルなドラマだと感じるんだけど、別に意識してリアルにしようとしてるワケでもない。
古沢さんは『鈴木先生』『外事警察』のほか、映画『キサラギ』や『三丁目の夕日』も手掛けておられる! それぞれ、全く違うタイプの作品ですよね。やっぱ、凄い人は凄いんです。
残り2話?(第9話は放映済み)が本当に楽しみです。