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サロメ・ツアー#01

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いよいよ出発です。バスは私の住む近鉄・桔梗が丘の隣駅・名張から乗車します。画像を御覧のとおり、伊賀と品川を結ぶ高速バスがあるんです。もちろん、運転手さんは忍者のコスプレをしてます。

嘘です、ごめんなさい。もう言いませんから、どうか居眠りしないで下さいm(__)m 出掛けにニュースを観たら、タイミング良くあの大事故の映像が映されてましたw

ここまで来て死んでたまるか! どうしても殺すなら帰り道にしてくれ!

困った事に、1時間も早く駅に着いちゃいました。1時間も遅れて着かなくて本当に良かったです。暇つぶしにブログでも書きますw

『サロメ』の新訳本を完読しましたが、とてもシンプルなお話である事にまず驚きました。もっと小難しいものを想像してましたので。

オスカー・ワイルドという人が聖書を引用し、最初から演劇台本として書き上げた、有名な古典戯曲なんですよね。

サロメは王様の娘、要するにお姫様で処女なんだけど、好色な王様と王妃から受け継いだ血を奥底に秘めてる。

で、月が妖しく輝く夜に、キリストを彷彿させる予言者で囚人でイケメンのw、ヨカナーンに一目惚れ。触らせろキスさせろとダダをこねた挙げ句、思い通りにならないヨカナーンの乳首を斬り落とし、その唇にキスをする。

…とまぁ、簡単に言えばそんな話。あ、なんか変だなと思ったら、斬り落としたのはヨカナーンの乳首じゃなくて、首でした。乳首に唇は無いですもんね。うっかりしてました。乳首にだってキスは出来ますけどね。

すみません、決して冒涜するつもりは無いのです。私が書くと何故かこうなっちゃう。病気なんですm(__)m

でも、私はつくづく思います。もし仮に、私がこの台本を渡されて演出しろと言われても、これを一体どうやって、現代の観客が観て衝撃的だったり感動的だったりするような舞台に演出すれば良いのか、サッパリ分からず途方に暮れちゃいます。

こればっかりはどうしょうもないですね。いくら努力したって、凡才は凡才でしかない。私がやるなら、それこそ首と乳首を間違えて斬り落としちゃうようなナンセンス喜劇にするしか無いでしょうw

だから今回は、もちろんサロメを演じる多部ちゃんを観るのがメインなんだけど、このシンプルな台本を宮本亜門さんが、一体どんな風に料理されるのかにも、かなり興味を引かれてます。

おっと、バスが来ました! いったん締めまーす。

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