夢精はしたものの、その夢に出てきた女子生徒・小川(土屋太鳳=画像)を異性として見てるワケじゃない。俺はロリコンじゃないし、ちゃんと彼女だっているんだ!(処女だけどw)
…と、自分に言い聞かせる鈴木先生(長谷川博己)ですが、登校時にちょっと小川とぶつかっただけで、その残り香を給食のカレーの匂いで忘れようと必死になっちゃう。意識しまくりですw
その給食の時間に、今回の問題が発生します。カレーライスを掻き混ぜながらウンチの話をしたり、要はマナー最低の男子生徒がいて、向かいの席の女子・中村(『マリみて』の未来穂香ちゃん)を激怒させちゃう。
その男子生徒…名前忘れたから「乳首」にしときますw…は、どちらかと言えば真面目でおとなしい子なのに、最近になって急に、給食の時間にだけ、そういう言動をするようになった。
見かねた鈴木先生は乳首を職員室に呼び出し、理由を尋ねます。乳首は「見てて分からないんですか?」と心外そうに言う。
鈴木先生は「5日間、考える時間をくれ。その間は静かに給食を食べなさい」と提言し、乳首はそれを了承しながらも、去り際に「本当は分かってるくせに」と呟く。
鈴木先生はモヤモヤしちゃいます。言われてみれば、最初から自分は分かってるような気がする。でも、さっぱり答えが出ない。頭にポッカリと空白がある。
そう、夢精先生は、潜在意識の中では分かってるんです。なぜ乳首が急に、あんな言動をとるようになったのかを。でも、表層意識では分からない。なぜか、記憶から抹殺されてるんです。
こんな謎かけをされたら、答えが知りたくてしょうがないですよね? 初回はなかなかの大事件が二つだったけど、今回はごく日常的なネタで、見事に興味を引いてくれます。
一方、給食メニューで人気の無い酢豚を、ローテーションから外すか外さないか?という問題も同時進行します。これはこれで、学校教育や運営の難しさを痛感させられる問題で、とても興味深いです。
別にイジメや自殺、校内暴力みたいな事件が起こらなくたって、学校という空間は実に様々な問題を抱えてて、教師は常に葛藤と決断を迫られる。学校の現実を、これ程つぶさに描いたドラマは今まで観たこと無いです。
さて、乳首問題の答えですが… 鈴木先生は、彼の奇行が席替えをきっかけにして始まった事に気づきます。今、乳首の向かいの席には中村がいる。そして席替え以前は、例の美少女・小川が乳首の向かいだった。
小川、中村、乳首。小川、中村、乳首… 三者を穴が開くほど観察し、比較して、やっと鈴木先生は答えを見つけ出しました。
小川は、実に給食の食べ方が美しい。つまり食事マナーが完璧なんです。それに対して中村は、左手が完全に遊んでて、右手だけ使って食事をする。要するにマナーが悪いんです。
乳首は、厳格な両親に厳しく躾けられて育ちました。食事マナーにも当然、厳しかったワケです。だから、目の前でマナーの悪い食事をする中村が、許せなかった。完璧だった小川の後だから尚更です。
じゃあ、注意してあげればいいじゃないかと、誰もが思うんだけど、そこで鈴木先生は、思い出せなかった何かを、ようやく思い出します。そう、鈴木先生はやっぱり、心の奥底では最初から答えが分かってた。
鈴木先生も実は、親から食事マナーをかなり厳しく躾けられてた。それでつい、学生時代、好きだった女の子にマナーを注意したら、「細かいヤツ」と引かれて軽蔑されちゃった。それで深く傷ついた先生は、無意識にそのトラウマを封印してたワケです。
乳首は、中村に注意してもそうなる結果を予測して、自らが最低マナーを犯す事で、相手に気づかせようとした。そうする以外にどうしょうもなかったんですね。
私自身は、躾けの甘い家庭に育ったもんだから、食事マナー等はさほど気にしません。でも、例えばコンビニの可燃物用ゴミ箱に平気で空き缶を捨てて行く人間(悲しいかな、無数にいます)に対して、殺意すら覚えたりします。
マナーを守るという事は、ラクをしたい欲望を抑える事だと私は思います。自分は抑えてるのに、平気でラクをする奴を見ると腹が立つ。ちょっと違う? いやきっと、突き詰めればそういう事なんだと思います。
今回の一件をどう受け止めるか、鈴木先生は生徒たち一人一人に解釈を委ねます。鈴木先生自身も恐らく、封印したトラウマを解き放つ事によって、魂が救われたかも知れません。
そんなワケで、スッキリした気分で銭湯に浸かる鈴木先生ですが、そこでまた、裸の小川(幻覚)に迫られ、叫び声を上げました。病んでますねぇ、やっぱりw
過度のストレスと禁欲で、教師は多かれ少なかれ、みんな心を病んでいる。それを描いたドラマですね、これはw
…と、自分に言い聞かせる鈴木先生(長谷川博己)ですが、登校時にちょっと小川とぶつかっただけで、その残り香を給食のカレーの匂いで忘れようと必死になっちゃう。意識しまくりですw
その給食の時間に、今回の問題が発生します。カレーライスを掻き混ぜながらウンチの話をしたり、要はマナー最低の男子生徒がいて、向かいの席の女子・中村(『マリみて』の未来穂香ちゃん)を激怒させちゃう。
その男子生徒…名前忘れたから「乳首」にしときますw…は、どちらかと言えば真面目でおとなしい子なのに、最近になって急に、給食の時間にだけ、そういう言動をするようになった。
見かねた鈴木先生は乳首を職員室に呼び出し、理由を尋ねます。乳首は「見てて分からないんですか?」と心外そうに言う。
鈴木先生は「5日間、考える時間をくれ。その間は静かに給食を食べなさい」と提言し、乳首はそれを了承しながらも、去り際に「本当は分かってるくせに」と呟く。
鈴木先生はモヤモヤしちゃいます。言われてみれば、最初から自分は分かってるような気がする。でも、さっぱり答えが出ない。頭にポッカリと空白がある。
そう、夢精先生は、潜在意識の中では分かってるんです。なぜ乳首が急に、あんな言動をとるようになったのかを。でも、表層意識では分からない。なぜか、記憶から抹殺されてるんです。
こんな謎かけをされたら、答えが知りたくてしょうがないですよね? 初回はなかなかの大事件が二つだったけど、今回はごく日常的なネタで、見事に興味を引いてくれます。
一方、給食メニューで人気の無い酢豚を、ローテーションから外すか外さないか?という問題も同時進行します。これはこれで、学校教育や運営の難しさを痛感させられる問題で、とても興味深いです。
別にイジメや自殺、校内暴力みたいな事件が起こらなくたって、学校という空間は実に様々な問題を抱えてて、教師は常に葛藤と決断を迫られる。学校の現実を、これ程つぶさに描いたドラマは今まで観たこと無いです。
さて、乳首問題の答えですが… 鈴木先生は、彼の奇行が席替えをきっかけにして始まった事に気づきます。今、乳首の向かいの席には中村がいる。そして席替え以前は、例の美少女・小川が乳首の向かいだった。
小川、中村、乳首。小川、中村、乳首… 三者を穴が開くほど観察し、比較して、やっと鈴木先生は答えを見つけ出しました。
小川は、実に給食の食べ方が美しい。つまり食事マナーが完璧なんです。それに対して中村は、左手が完全に遊んでて、右手だけ使って食事をする。要するにマナーが悪いんです。
乳首は、厳格な両親に厳しく躾けられて育ちました。食事マナーにも当然、厳しかったワケです。だから、目の前でマナーの悪い食事をする中村が、許せなかった。完璧だった小川の後だから尚更です。
じゃあ、注意してあげればいいじゃないかと、誰もが思うんだけど、そこで鈴木先生は、思い出せなかった何かを、ようやく思い出します。そう、鈴木先生はやっぱり、心の奥底では最初から答えが分かってた。
鈴木先生も実は、親から食事マナーをかなり厳しく躾けられてた。それでつい、学生時代、好きだった女の子にマナーを注意したら、「細かいヤツ」と引かれて軽蔑されちゃった。それで深く傷ついた先生は、無意識にそのトラウマを封印してたワケです。
乳首は、中村に注意してもそうなる結果を予測して、自らが最低マナーを犯す事で、相手に気づかせようとした。そうする以外にどうしょうもなかったんですね。
私自身は、躾けの甘い家庭に育ったもんだから、食事マナー等はさほど気にしません。でも、例えばコンビニの可燃物用ゴミ箱に平気で空き缶を捨てて行く人間(悲しいかな、無数にいます)に対して、殺意すら覚えたりします。
マナーを守るという事は、ラクをしたい欲望を抑える事だと私は思います。自分は抑えてるのに、平気でラクをする奴を見ると腹が立つ。ちょっと違う? いやきっと、突き詰めればそういう事なんだと思います。
今回の一件をどう受け止めるか、鈴木先生は生徒たち一人一人に解釈を委ねます。鈴木先生自身も恐らく、封印したトラウマを解き放つ事によって、魂が救われたかも知れません。
そんなワケで、スッキリした気分で銭湯に浸かる鈴木先生ですが、そこでまた、裸の小川(幻覚)に迫られ、叫び声を上げました。病んでますねぇ、やっぱりw
過度のストレスと禁欲で、教師は多かれ少なかれ、みんな心を病んでいる。それを描いたドラマですね、これはw