良い話でしたね。脳梗塞を治して生き延びるか、ほぼ失明状態の眼を手術して一瞬だけでも視力を取り戻すか、二者択一を迫られた写真家(石黒賢)は、強い意志を持って後者を選びました。
「写真家として死にたい」 ……私なんか中途半端な情熱しか持たない中途半端なクリエーターでしたが、それでも大いに共感しました。
そんな写真一筋な、つまり写真マシーンな石黒さんが最期の被写体に選んだのが、救命マシーンな歩美先生(多部未華子)であるのは必然でしたね。似た者どうしって事なら田辺誠一さんの方が近い気もしますがw、撮るならそりゃやっぱ多部ちゃんでしょう! 共感しますw
ただストイックなだけじゃなくて、そういう軽さもあり、いざ手術を目前にしたら死への恐怖を意識しちゃうような、普通に弱い一面もあるキャラクターとして描かれてるのも良かったです。
医療ドラマとしてのクォリティーがどうなのかは、乳首の治し方しか知らない私にはよく分かりませんから、共感出来る人物が出てくるか否かに評価のポイントは絞られます。その点で今回は文句なしでした。良かった。感動した!
ただーし! 相変わらず辛気臭い回想シーンや謎のほのめかしには、やっぱ大いに文句ありですよ!
石黒さんが充実した最期を迎えて、ベストを尽くしたドクター達はしんみりと、だけど爽やかな気分に包まれたラストシーン。特に相葉くんが一番晴れやかな顔をしてましたよね?
なのに、その直後、薄暗いロッカールームでジメ〜っとうなだれながら、己の出生の秘密で頭が一杯になってる相葉くんって! その流れはおかし過ぎるやろっ!?
このドラマの作劇にイマイチ乗れないからって、私は2ちゃんねるの住人達がやるような粗探しや揚げ足取りをする気は毛頭ありません。だけど、この構成はあまりにもおかし過ぎますよ!
来週への引きとして、その場面を入れたい気持ちは解りますよ。けど、そのタイミングじゃないでしょう? せっかくの爽やかな余韻が台無しだし、相葉くんの気持ちの流れもバラバラじゃないですか?
時系列が行ったり来たりしてるのかも知れないけど、それにしたって今回のはあんまりですよ! 工夫が無さ過ぎるし無神経過ぎる!!
別に、流れを壊してまで引きの場面を入れなくたっていいじゃないですか? 特に今回は、相葉くんの過去に絡む要素がほとんど本編に無かったですよね? 唐突にも程がある!
他のドクター達の過去も、今回のエピソードに差し込むのは無理があり過ぎませんでしたか? まるで、大事なオペの最中に他のこと考えてるようにしか見えないですよ!
第2話が特に良かったと感じるのは、治療やオペにまつわるドラマと、歩美先生の過去とが絶妙にリンクしてたからだと思います。
今回は担当医師の北村有起哉さんが少年期に失明しかけたらしい事しか、過去との繋がりって無かったですよね? その繋がり方も、なんか取って付けたような印象で、効果的だったとはとても思えません。
確かに、正統派の医療ドラマとしての要素しか描かれなければ、私は「手堅い」だの「凡庸」だの「乳首はどうした」だのと勝手な文句を垂れるに決まってますけど、だからって本筋を妨害してまで、違った要素を入れて欲しいとは思わないですよ。
第5話まではギリギリでバランスを保ってた気がしますけど、今回はいくら何でもチグハグでしたねぇ… 思い切って今回は過去の話は無し!って、割り切っちゃう回があっても良かったんじゃないですか?
いやぁー、しかし。『ラストホープ』の評価はタベリスト間で見事に割れてますねw 『つばさ』の本放映時ほどじゃないでしょうけどw
多部ちゃんが活躍し、多部ちゃんさえ輝いてれば何でもOKって仰る方からすれば、ドラマの内容にあれこれ細かい文句を垂れる私とか、もりあてさんの『ラストホープ』評は、2ちゃんねる並みにウザいのかも知れませんねw
でも、少なくとも私は、多部ちゃん1人が良いだけじゃ到底満足できません。むしろ多部ちゃんを起用するからには、平均以上のクォリティーを示してくれないと納得出来ないんです。
そんな考え方だと、ファンとして楽しくないんじゃないか?とも思われそうだけど、そんな事もないんです。こうして小姑みたいにグチグチ文句言いながら観るのも、ドラマの楽しみ方の1つですから。
むしろブログでレビューする際には、大好きな作品を絶賛するよりも、大嫌いな作品をケチョンケチョンに叩く方が数倍楽しかったりするんですw まぁ、それは私ならではの性質かも知れませんが…
『ラストホープ』は、好きな部分と嫌いな部分が自分の中で拮抗してる感じなんだけど、文句言ってる方が私は楽しいもんだからw、ついつい辛口レビューになっちゃうんですね。
だから、決してこのドラマを根底から否定してるワケじゃないって事は、あらためて明言しておきます。今回は特に、本筋がとても良かった分だけ、辛気臭い回想シーンが普段にも増して邪魔でした。
それだけ創り手は難しい事をやり遂げようとしてるワケですから、無難な作劇で安全牌しか出さないドラマよりは、むしろ大いに楽しませて頂いてると言えましょう。
なんか偉そうですか?w でも、視聴者なんてそんなもんじゃないですかw
「写真家として死にたい」 ……私なんか中途半端な情熱しか持たない中途半端なクリエーターでしたが、それでも大いに共感しました。
そんな写真一筋な、つまり写真マシーンな石黒さんが最期の被写体に選んだのが、救命マシーンな歩美先生(多部未華子)であるのは必然でしたね。似た者どうしって事なら田辺誠一さんの方が近い気もしますがw、撮るならそりゃやっぱ多部ちゃんでしょう! 共感しますw
ただストイックなだけじゃなくて、そういう軽さもあり、いざ手術を目前にしたら死への恐怖を意識しちゃうような、普通に弱い一面もあるキャラクターとして描かれてるのも良かったです。
医療ドラマとしてのクォリティーがどうなのかは、乳首の治し方しか知らない私にはよく分かりませんから、共感出来る人物が出てくるか否かに評価のポイントは絞られます。その点で今回は文句なしでした。良かった。感動した!
ただーし! 相変わらず辛気臭い回想シーンや謎のほのめかしには、やっぱ大いに文句ありですよ!
石黒さんが充実した最期を迎えて、ベストを尽くしたドクター達はしんみりと、だけど爽やかな気分に包まれたラストシーン。特に相葉くんが一番晴れやかな顔をしてましたよね?
なのに、その直後、薄暗いロッカールームでジメ〜っとうなだれながら、己の出生の秘密で頭が一杯になってる相葉くんって! その流れはおかし過ぎるやろっ!?
このドラマの作劇にイマイチ乗れないからって、私は2ちゃんねるの住人達がやるような粗探しや揚げ足取りをする気は毛頭ありません。だけど、この構成はあまりにもおかし過ぎますよ!
来週への引きとして、その場面を入れたい気持ちは解りますよ。けど、そのタイミングじゃないでしょう? せっかくの爽やかな余韻が台無しだし、相葉くんの気持ちの流れもバラバラじゃないですか?
時系列が行ったり来たりしてるのかも知れないけど、それにしたって今回のはあんまりですよ! 工夫が無さ過ぎるし無神経過ぎる!!
別に、流れを壊してまで引きの場面を入れなくたっていいじゃないですか? 特に今回は、相葉くんの過去に絡む要素がほとんど本編に無かったですよね? 唐突にも程がある!
他のドクター達の過去も、今回のエピソードに差し込むのは無理があり過ぎませんでしたか? まるで、大事なオペの最中に他のこと考えてるようにしか見えないですよ!
第2話が特に良かったと感じるのは、治療やオペにまつわるドラマと、歩美先生の過去とが絶妙にリンクしてたからだと思います。
今回は担当医師の北村有起哉さんが少年期に失明しかけたらしい事しか、過去との繋がりって無かったですよね? その繋がり方も、なんか取って付けたような印象で、効果的だったとはとても思えません。
確かに、正統派の医療ドラマとしての要素しか描かれなければ、私は「手堅い」だの「凡庸」だの「乳首はどうした」だのと勝手な文句を垂れるに決まってますけど、だからって本筋を妨害してまで、違った要素を入れて欲しいとは思わないですよ。
第5話まではギリギリでバランスを保ってた気がしますけど、今回はいくら何でもチグハグでしたねぇ… 思い切って今回は過去の話は無し!って、割り切っちゃう回があっても良かったんじゃないですか?
いやぁー、しかし。『ラストホープ』の評価はタベリスト間で見事に割れてますねw 『つばさ』の本放映時ほどじゃないでしょうけどw
多部ちゃんが活躍し、多部ちゃんさえ輝いてれば何でもOKって仰る方からすれば、ドラマの内容にあれこれ細かい文句を垂れる私とか、もりあてさんの『ラストホープ』評は、2ちゃんねる並みにウザいのかも知れませんねw
でも、少なくとも私は、多部ちゃん1人が良いだけじゃ到底満足できません。むしろ多部ちゃんを起用するからには、平均以上のクォリティーを示してくれないと納得出来ないんです。
そんな考え方だと、ファンとして楽しくないんじゃないか?とも思われそうだけど、そんな事もないんです。こうして小姑みたいにグチグチ文句言いながら観るのも、ドラマの楽しみ方の1つですから。
むしろブログでレビューする際には、大好きな作品を絶賛するよりも、大嫌いな作品をケチョンケチョンに叩く方が数倍楽しかったりするんですw まぁ、それは私ならではの性質かも知れませんが…
『ラストホープ』は、好きな部分と嫌いな部分が自分の中で拮抗してる感じなんだけど、文句言ってる方が私は楽しいもんだからw、ついつい辛口レビューになっちゃうんですね。
だから、決してこのドラマを根底から否定してるワケじゃないって事は、あらためて明言しておきます。今回は特に、本筋がとても良かった分だけ、辛気臭い回想シーンが普段にも増して邪魔でした。
それだけ創り手は難しい事をやり遂げようとしてるワケですから、無難な作劇で安全牌しか出さないドラマよりは、むしろ大いに楽しませて頂いてると言えましょう。
なんか偉そうですか?w でも、視聴者なんてそんなもんじゃないですかw