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ワイフと私のヒストリーPart.16

ワイフと初めてHな夜を過ごしてから、次に再会するまでなんと、5年の歳月が流れてしまいました。時は2013年、一気に今年の春まで跳んでしまうのです。

あの後、私に「付き合ってみる?」ってメールしたワイフは「今はそんな気になれない」っていう返信を読んで、これだけ繰り返し気持ちがすれ違うなら、やっぱり私との間には「運命的なものは何も無かったんだ」と結論を出したんだそうです。

私としては、ただ言葉通りに「今は」とても女性との恋愛や結婚を考える気にはなれないって事だったんです。それだけ北神戸での1年は、私の心に深〜い傷を残してました。

今でも、完全に傷が癒えたワケじゃありません。結婚して、もし北神戸での日々を再現するような事になったらどうしよう?って、不安に襲われる事はあります。

それは決してワイフや女性そのものが信じられないからじゃなくて、私の中にある何かが、相手をそうさせてしまうんじゃないか… つまり誰と一緒になっても、私が私である限り同じ結果になるんじゃないか?っていう恐怖なんですね。

一方、ワイフもまた異性に対して深いトラウマを抱えてて、この5年間は私と同様に、もう両親を見送った後は独りでひっそり死んでいく覚悟まで決めてたそうです。

そんな2人が、なぜ今年になって急に結婚しよう!なんて事になったのか? 理由は、よく分かりませんw

ただ、私の中で何かしらの変化があったのは確かだと思います。その変化の過程は、このブログにも詳細に記されてます。

きっかけは約2年半ほど前、ドラマ『デカワンコ』を観て多部未華子ちゃんの大ファンになった事じゃないかと思います。

これまで生きて来た中で、特定の女性タレントさんに本気で熱を上げたのは、実は初めての事でした。それまでは女優さんであろうがアイドルであろうが、私にとっては単なるオナペットに過ぎなかったんですね。

多部ちゃんに熱を上げ始めてから、ブログの内容は一変しました。それは単にミーハーな記事が増えただけの変化じゃなくて、それまで世の中や人間に対してひたすら絶望し、要はイジケた事ばっか書いてた私が、誰かを本気で好きになった事で明るさを取り戻し、物事を前向きに捉えるようになったんですよね。

ワイフは、その事を知りませんでした。彼女が私のブログを読むようになったのは、今年になって再会する直前からです。

だけど人一倍、勘の鋭い女性ですから、私が無意識に発信した電波を、彼女も無意識にキャッチしてたのかも知れません。もし運命ってものが本当にあるなら、人と人との絆はそうやって結ばれていくのかも?

実は昨年のちょうど今頃、けっこう濃厚なメールのやり取りはありました。私が腎臓結石の治療で病院をたらい回しにされて凹んでる時に、例によって何かを感じたワイフから「元気〜?」ってなメールがまず届いたんです。

その時は、珍しく私の方から「またHしようか?」みたいな誘いをかけて、彼女も「そのつもりでメールした」みたいな返事で、このブログでさえ文字にはとても出来ないレベルのw、超エロエロなやり取りを展開し、テレホンセックスならぬメールセックスの言葉遊びで、妙に興奮したもんでした。

ところが結局、それからすぐに私は入院する事になり、よりによってポコチンの先から尿道にワイヤーを仕込んだままにしなくちゃいけなくなりましたから、よくよく私はセックスに縁が無いみたいですw

だけど、いくら長年の付き合いで気心が知れてるワイフが相手とは言え、私の方から女性にそうやって誘いをかけたのって、今思えば画期的な事だったかも知れません。私は少しずつ変化してたんですよね。

そんな出来事も経て、いよいよ今年の春、彼女と私は5年ぶりに再会する事になりました。

最初は去年のエロメールと似たようなノリだったんだけど、ワイフが「2人でお伊勢詣りに行かない?」って言い出した時から、何となく空気が違って来たんですよね。

パワースポットと云われる伊勢神宮に彼女はよくお詣りに行くと聞いてたし、私は三重県に住んでるワケですから、そこそこ近いお伊勢さんでデートするのは自然な事だと私は捉えてました。

ワイフも最初は、なんとなく2人でお伊勢さんに行きたくなったから、その自分の勘に従って提案してみただけらしいです。

ところが、その日が近づいて来ると、ワイフから「なんか、好きになったみたい」「めっちゃ好きかも」みたいなメールが届いたんですよね。好きっていうのはつまり、私の事をですw

私は、そんな風に言ってくれるのを素直に喜びながらも、これも一種の言葉遊びというか、久々の再会を目いっぱい楽しむ為のリップサービスなのかな?って、あまり本気には捉えてませんでした。

だけど実際は、彼女の中でこの時、急激な大変革が起こっていたんだそうです。お互いの生きる道をも大きく変える、奇跡の大変革です。

その日の伊勢地域は、大変な雨嵐が吹き荒れてましたw

(つづく)


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