一時期、私は月に1回のペースで風俗店(ファッションヘルス)に通ってました。性欲自体はベーションマスターで解消出来るけど、やっぱり人肌の感触というか、温かみを欲してたんですね。
それは身体だけじゃなくて心が伴ってないと味わえない感覚で、相手が全く事務的にこなしちゃうようでは意味がありません。
だから、ちゃんと気持ちを込めて接してくれる風俗嬢と出逢えたら、私は毎回その人だけを指名してました。で、もっと気持ちを込めてもらえるように、相手にも快感を味わってもらう技を研究し、全力で奉仕したもんです。
すると気持ちってのは伝わるもんで、相手もより一層サービスしてくれるようになります。半沢直樹じゃないけど倍返しですよw
気がつけば、風俗嬢が私のポコチンを無断でマンピーに挿入してました(祝・サザン復活!)。本来なら本番禁止の店だけど、まぁ顧客をつなぎ止める意味でも黙認されてたりするのでしょう。
ワイフに言わせれば「それってアンタ、犯されたって事じゃないの?」って… まぁ、そうとも言えますねw
だけどその結果、私は相当な早漏である事が判明しちゃいました。やはり長い間シャッポを被って保護されてた私のポコチンは、とても繊細だったのです。もしかするとクドカンのせいかも知れません。
そんなワケで、手術をして得たと思った自信をまた失い、それでも私は、ワイフと一度エッチしてみようと思ったのでした。
綺麗事を言うつもりは全く無いのだけど、とにかく彼女を気持ち良くして喜ばせたい!っていう、そんな気持ちだけを私は抱いてました。マジで自分の事はどうでも良かったんです。
これ以上具体的に書くと生々しくなっちゃいますからw、簡単に流れだけ説明しますと、いつもの感じで再会したワイフと私は、特に緊張すること無く自然な感じでホテルに入り、自然な感じでエッチしました。
セックス自体はやはり、私の側に色んな問題があってうまく出来なかったのだけど、お互い幸福感に包まれた一夜を過ごす事は出来たんですよね。
この時にワイフは、やっぱり私との間には何か運命的なものがある、みたいに感じてくれたみたいです。
私自身はそういう直感力ってのがあんまり無いんだけど、一連の自然な流れには心地よさを感じてました。私みたいなタイプの人間は、普通そんな風には出来ないですからね。
可笑しかったのは翌朝で、私はオフ日だけどワイフは出勤日だったもんで、ベッドに私だけを残して彼女は「じゃ、行って来るよ」ってw
その時ほど自分の中に「女」を感じた事はありませんw いやホント、私の内面にはかなり女性的なものが潜んでる気がするんですよね。
若い頃、女子から「可愛い」って言われた時。男子から「かわた君が女の子だったら彼女にしたい」って言われた時。酔っ払いのオヤジに女の子と間違われてお尻を触られた時…w
そんな時、普通なら嫌な感じがする筈なのに、私は妙に嬉しかったりしたんですよね。自分が女の子みたいに見られちゃう事が!
だからいつか、私は女装を試してみたいなとw 女の子の格好をした時、自分は一体どんな気持ちになるんだろう?って、凄い興味があるんですよね。どうせやるなら、もっと若い時にすべきでしたがw
そんな事はどーでもよくてw とにかくワイフと私の関係は、何かと男女逆転の構図になりがちで、まるで『純と愛』の2人そっくりなんですよね。
この後も、ワイフから「こうなったら私達、いっぺん付き合ってみる?」ってなメールを貰ったんだけど、私は「うーん、今はそんな気持ちになれない」ってw
だって北神戸での生活から解放されて、その時点じゃまだ1年しか経ってなかったんです。傷はまだまだ癒えてませんでした。
私には、女性と良好な関係を維持していく自信が全く無かったし、そもそも人から愛される事も人を愛する事も、どうせ自分には無理なんだ…っていう脅迫観念に支配されてましたから。
これが、約5年前の出来事でした。私達は本当に、時間がかかったんです。主に私のせいだけどw
(つづく)
↧
ワイフと私のヒストリーPart.15
↧