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『スプライス』

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「スプライス」ってのは「結合」を意味する単語です。

私が「結合」なんて言うと、またチョメチョメの話と結びつけるつもりだろうとか思われそうだけど、その通りですw 本当にそういう映画なんだから仕方がない、あるんだから仕方がない。

バイオテクノロジーの科学者夫婦が、遺伝子操作で全く新たな生命体のオスとメスを誕生させます。出資した企業はそれを家畜として商売に使うのが目的だから、繁殖させる為の研究に移行させようとします。

夫(エイドリアン・ブロディ)は素直に従おうとするんだけど、妻(サラ・ポーリー)は新生物を人間のDNAと結合させ、医療研究に役立てるという野望を捨てきれない。理屈はよく解んないけど、それが成功すれば不治の病も治せる画期的な発明になるんだそうです。

それはクローン人間を造るに等しい反モラルな行為であるからして、会社はもちろん夫も大反対するんだけど、困ったちゃんな妻はこっそりそれを実行しちゃう。

かくして、鳥類や両生類のDNAと結合した新たな人間=ドレンが誕生し、今は廃墟となった妻の実家で密かに育てられてる事になります。

妻は自分のDNAを使ってドレンを造りだしたがゆえに、我が子みたいに溺愛するんだけど、生真面目な夫は世間にバレやしないかと気が気じゃない。

驚異的なスピードで成長するドレンはあっという間に思春期を迎え、反抗的になると同時に色気づきます。

すると夫婦のドレンに対する感情にも変化が起こり、妻は厳しく冷淡になり、夫は妻のフェロモンを受け継いだドレンを見て、思わず下半身が熱くなっちゃいますw

やがて新生物を勝手に生み育てた事が会社にバレると、事態はシッチャカメッチャカに。夫はついうっかりドレンと「結合」して案の定、現場を妻に目撃されちゃうわ、突然変異でオスになったドレンが今度は妻と無理やり「結合」しちゃうわ…

これ、決してコメディではありません。『エイリアン』の1作目を彷彿させるSFホラーなんだけど、予定調和に収まらない展開で先が全く読めません。

だから退屈しないどころか、終始ボーゼンと口を開けたまま成り行きを見守るしかない、そんな映画です。観た後の我々の心には、特に何も残りませんw

2008年、カナダとフランスの合作。監督は『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ。珍品がお好きな方にはオススメですw


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