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『アンノウン』

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怪我で静養中はDISCASから届いたDVDをその日の内に観て、翌日には返却するなんて事も出来たのに、日常に戻るとそうは行かないですね。届いてから10日目でやっと観られましたw

アメリカ人医師のマーティン・ハリス博士(リーアム・ニーソン)が、ロシア政府の要人が出席する学会で演説する為に、妻と一緒にベルリンを訪れます。ところが空港からタクシーに乗る際に、荷物を一つ積み忘れてしまう。

ホテルに着いて初めて荷物を忘れた事に気づいたハリス博士は、慌てて一人で空港に戻ろうとしますが、途中で交通事故に見舞われ、昏睡状態に。4日後に病室で目覚めると、博士は記憶障害に陥ってて、自分の名前や身分は分かるけど、何をしにベルリンを訪れたのかが思い出せない。

まず博士は妻をホテルに残したままだった事を思い出し、さぞや心配してるだろうと思って駆けつけるのですが、なんと妻は、マーティン・ハリスを名乗る別の男と一緒にいた上、自分の事は知らない、会った事も無いと言う。

その偽ハリスは身分証明書や、妻と新婚時代に撮ったツーショット写真まで持っており、対して本物の(?)ハリス博士はパスポートから何から全て紛失しており、自分がマーティン・ハリスである事が証明出来ない。

なぜ偽ハリスは自分になりすますのか? なぜ妻は自分の事を知らないなどと嘘をつくのか? もしかしたら、自分の頭が事故でおかしくなったのか?

ハリス博士は自分自身すら信じられなくなるんだけど、プロの殺し屋に命を狙われた事で、自分と妻が何らかの組織の陰謀に巻き込まれた事を確信します。

やがて、偽ハリスの目的が学会に出席する政府要人の暗殺である事が分かって来ます。果たしてハリス博士は自分が本物である事を証明し、暗殺を阻止出来るのか? そして愛する妻を取り戻す事が出来るのか!?

…と、ここまでならありがちなスリラーの筋立てなんだけど、後半になって話は全く予想外の展開になって行きます。「えーっ、そうだったの!?」って、誰もがビックリすること請け合いの真相が隠されてるんです。

それを明かしちゃうと、この映画の存在価値を揺るがしかねないので、書きたいけどガマンしますw これはねー、面白いですよ! オススメします。

後から思い返すと、随分と強引な話なんですけどねw 冷静に考えれば矛盾点も少なくないんです。でも観てる間は早い展開を追いかけるのに必死で、穴には気づかないです。

ヒントは、まず主演がリーアム・ニーソンであること。あの『96時間』で元凄腕の特殊工作員を演じたリーアムです。途中、殺し屋に追われてのカーチェイスがあり、医者のクセに運転巧すぎるやろ!ってツッコミを入れたくなるんだけど、後に真相が明かされた時に「あ、なるほど」とw

妻は誰かに脅迫されてハリス博士の事を知らないと言ったワケではありません。忘れたワケでもなく、彼女は極めて正常です。なのに、偽ハリスと夫婦を演じてる。なぜでしょう?

リアリティーや細かい理屈にこだわる人にはオススメしませんが、ドキドキ・ハラハラ、そして最後にスカッ!と楽しめる映画が観たい方は、是非! 女優陣も魅力的ですよ。

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