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『エクスペンダブルズ2 』

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多部未華子からシルベスター・スタローン、ももいろクローバーZからマジンガーZに至るまで(乳首もあります)、実に節操のないブログでありますw

ところで先週土曜日、久々に映画館へ行きましたよ! もしかして多部ちゃんの『ライアーゲーム』以来!? これだけブランクが出来ちゃったのって、映画を好きになってから初めての事かも知れません。

隣町の小さなシネコンですが、入ってまず眼に飛び込んで来たのは『妖怪人間ベム』の巨大なポスターでした。知らぬ間に映画化されてたんですね。公開は来月でしょうか?

予告編は観られなかったですが、チラシを見るとベロ(鈴木福)の初恋相手として、畠山彩奈ちゃんがキャスティングされてました。『つばさ』で宅間孝行さんの娘を演じ、多部ちゃんとよく一緒に寝んねしてた、あの子です。活躍してますね!

いやー、なんだか嬉しいです。あれから3年? 4年? 当時はまだ幼女だったけど、もうすっかり少女ですよね。どんな感じに成長してるのか、こりゃ楽しみです。

さて『エクスペンダブルズ2』ですが、ちょうどその夜に1作目がTV放映されましたんで、筋肉!暴力!射殺!爆破!乳首!のオンパレードな1日となりました。確か『ライアーゲーム』の時もそうだったんですよね。

テレビで1作目を初めてご覧になった方は、派手なばっかりでストーリーが無さ過ぎると感じられたかも知れませんが、実際そうでしたから仕方ありませんw 「燃える展開」があってこそのアクション映画なのに、筋肉スター大集合祭りの楽しさを優先した為か、お話があまりにユルかった。

今回はその欠点がバッチリ改善されてました。強大で極悪非道な悪役がいて、主人公達が耐え難い屈辱を味わわされた上に、気のいい仲間を惨殺されちゃう。そう、その緊張感が大事なんです!

ありがちな話であろうが良いのです。下手にヒネらなくて良いし、悪役に人間味を与える必要もない。この悪党どもをぶっ殺したい!って、観客に思わせる事が出来ればアクション映画は成功なんです。

いやーしかし、それにしても野蛮な映画ですw 必要以上にぶっ殺し過ぎですw でも、それで良いんです。人間には、特に男には破壊願望、狩猟本能が必ず根っこにありますから、それをバーチャル世界で発散させる事は、かえって暴力犯罪の抑止力になると私は思ってます。

スカッと楽しめるアクション映画やアクションドラマが日本ですっかり作られなくなったのが、悪影響に配慮しての事だとしたら逆効果だと思いますよ。歪んだ欲望をかえって鬱積させ、DVやイジメ、虐待を増やす要因になってるんじゃないですか?

それはともかく、本作はアクション映画の基本をしっかり押さえた上で、スタローンやシュワルツェネッガー、ブルース・ウィリス、ジェット・リー、チャック・ノリス、ジャン・クロード・ヴァンダム、ジェイソン・ステイサムら、一人で看板を背負って来たアクション・スター達が同じ土俵の上で大活躍してくれるワケです。好き者にはたまらんですよ!w

『アベンジャーズ』は結局レンタル待ちになりそうですが、それはやっぱり、アイアンマン以外のヒーローに愛着が無いもんだから、無理を押して劇場に駆けつけるほどのモチベーションが、イマイチ湧かなかったからなんですね。

それに比べて、スタローン、シュワルツェネッガー、ウィリスらの主演映画を、私はこれまで何本観て来たか判りません。まさにこれこそ夢のタッグマッチです。

確かに歳は取っちゃってますけどw それでもやっぱり、彼らが並んで銃を撃ちまくる姿にはワクワクさせられますよ。いや、歳を取っちゃってるからこその感動もあるんです。彼らが積み重ねて来た歴史が、その背景にあるから。

その歴史は、青春時代を彼らの映画を観て過ごした、我々自身の歴史でもあるワケです。彼らが全盛期の若い頃に集結したとしたら、それはそれで嬉しかったとは思うけど、無条件に胸が熱くなるみたいな感覚は味わえなかった筈です。

前作はシュワルツェネッガーとウィリスがほんの顔見せ程度の出番だったのが消化不良だったけど、今回はしっかり活躍してくれて良かったです。その上、それぞれの決め台詞を一捻りしてギャグにしてる、その茶目っ気が実に楽しい!

皆それぞれ、良くも悪くもキャラクターが確立しちゃってますから、自己パロディが簡単に成立する強みがあるんですよね。その最たる存在がチャック・ノリスでw、「俺は群れない」の一言で笑いが取れちゃうんだから大したもんです。

しかし今回最大の注目は何と言っても、悪役=ヴァンダムの極悪非道ぶり! あの身体、あの動きで、血も涙も無いんだから無敵ですよ。他の筋肉スター連中と違って顔が整ってるぶんw、なおさら無機質な感じがして怖いんですよね。

いくら旬は(とっくに)越したとは言え、それぞれ長きに渡って主役を張って来た大スター達なのに、誰一人スタンドプレーに走ること無く、与えられた役割を誠実にこなしてる感じがまた良かったです。

そこはやっぱり、筋肉スター全盛期の礎を築いた先駆者=スタローン先生の実績と人徳あればこそなんでしょう。それぞれに明確な役割と見せ場を配分する手腕もさすが、なにげに名脚本家でもあるスタローン先生です。

一つだけ残念なのは、ジェット・リーの出番が冒頭シークエンスだけで終わっちゃったこと。巨漢揃いの中で唯一、小さな身体で頑張ってくれる人ですからね。それをネタにしたジョークも楽しかったですから、次作ではまた全編で活躍し、あの切れ味鋭いカンフーを見せて頂きたいです。

そう、既に第3作の製作も決まった模様で、今度はどんなスターが登場してくれるか、今から楽しみです。ジャッキーもセガールも未登場だし、メルギブだって健在ですからね。ハリソンは絶対出ないだろなぁw

だけど、エクスペンダブルズ(消耗品軍団)がもし実在したら、絶対にお近づきにはなりたくないですね。暑苦しいし怖いしw

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