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『セレソンDX 』完走!

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「完走」と言っても、ヤンキー魂と喫茶店のコーナー以外はほとんど早送りしちゃいましたけどm(__)m

ただし、ラスト前の回はなんとなく予感がしたので、全部ちゃんと観ました。もちろん最終回も。

渡辺いっけいさんの登場場面でだいたい分かっちゃいますが、なるほど、そういう事だったんですね!w

こりゃ観始めたからには、最後まで観ないと意味が無い。だけど、その理由を先に知っちゃうと、仕掛けの効力が無くなっちゃう。

皆さんが奥歯に物が挟まったような勧め方をされてた理由も、よく解りましたw ほんと、宅間さんご自身も特典映像で語られてましたが、言いたくても言えないジレンマですよね。

(以下、ネタバラシはしないけど、読むとだいたい察しがついちゃうと思いますので、これから観られるご予定の方は、鑑賞後に読まれる事をオススメします)

思えば宅間さん、脚本家でもあるワケで、ただのコント番組で終わる筈はないんですよね。「最後に何かあるらしい」っていう前情報も無く、普通に観てた方は本当に驚かれたでしょうし、不意を突かれて思わず泣いちゃったとしても不思議じゃありません。

でも、コント・バラエティー番組でこういう事をやるのは、無謀ですよねw

かつて私が手懸けた『亜弥のDNA』というミニドラマは、『アイドルをさがせ!』というバラエティー番組内の1コーナーでした。

全9話って事で、基本的には1話完結なんだけど、それを全部繋げたら1本の映画になるようなシリーズ構成にしたんですよね。

そしたら上の人から「バラエティー番組を律儀に毎週観てる視聴者はいないよ」って言われちゃいました。そんな事やっても、どうせ伝わらないよって。

それ以上は干渉されませんでしたから、私は初志貫徹、全9話を通して母と娘の確執と和解を…まぁそんなに深い話でもないんだけどw、一応描いたつもりです。

毎週観る視聴者はいないと言ったって、あややファンと私の知り合いはw、少なくとも全部観てくれたでしょうから、決して無駄な事でもない。

『セレソンDX』もしかりで、セレソン東京さんと多部ちゃんのファンにとって、これは宅間さんからのサプライズ・プレゼントですよね。よくやってくれたし、やらせてくれたもんです。

そして、我らが多部未華子ですよ。先輩方の仰る通り、ジョディーを演じたのが多部ちゃんでなかったら、仕掛けに驚きはしても、泣くほどの感動は生まれなかったような気がします。

『ライアーゲーム』みたいにメチャクチャな世界でも、多部ちゃんの演技で実在感が生まれたのと同じで、思いっきり現実離れしたコントの世界であっても、多部ちゃんがしっかり現実との接点を保ってくれてるから、ちゃんとドラマとして成立しちゃってるんですよね!

DVD第3巻には多部ちゃんのインタビューも収録されてますが、彼女はあくまで連続ドラマに出演する意識で取り組んでたみたいですね。

普通は一人だけ浮いちゃいそうなもんなのに、ちっとも違和感無くあの世界に溶け込んでるのが不思議で仕方ありません。まさにガラスの仮面、多部ちゃんマジックだと思います。

おっと、今日は時間がありませんので、続きはまた明日!

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